◇90 ひとまずの通過儀礼
「よよぼう」第六章までのあらすじ
RPG同好会を設立した中等部二年の西原詩音は、個性的な仲間たちと親交を深めていく。そして、もうひとつの詩音の願いは、担任教師の佐伯十三との恋の成就だった。
季節は巡り、晩秋の体育祭で先輩の神楽楠葉との勝負に負けた詩音は、それでも気丈に自身の努力を続けるが、その裏で樟葉の計画が着々と佐伯先生を追い詰めつつあった。
一方、詩音に想いを寄せるクラスメイト、越谷漣の存在も明らかになり、詩音の周囲の恋模様はさらに混迷を極めていく。
クリスマスを目指して、詩音たちRPG同好会の仲間たちは、各自の胸に秘めた想いの実現に向けて、いよいよ本格的に行動を開始する…。
主な登場人物
□女性/■男性
《RPG同好会の面々》
□西原 詩音
担任の佐伯先生に想いを寄せる中等部二年生。RPG同好会の会長だが、威厳の欠片もない引っ込み思案娘。
何故かトラブルに好かれる体質で、意地と気合で難題に立ち向かう、出たとこ勝負の精神的ハリボテ勇者。
□白岡 彩乃
詩音のクラスメイトで、ホビーショップ『Colline Blanche』の看板娘。明るくマイペースなボクっ娘で、根っからの商売人気質。
店に集う年下の子供たちからは人気の高い姉貴分だが、従兄の謙佑に初恋のリベンジを誓う乙女でもある。天邪鬼な鉄砲玉トラブルメーカー。
□香坂 夢莉
詩音の幼馴染みで隣のクラス。体操部の期待の星でもあり、男女問わず人気の高いスタイリッシュ女子。
毒舌系百合剣士といったクールな雰囲気ながら、人情に脆い苦労人。実質的な詩音たちのストッパー兼防波堤。
■島本 涼太
詩音と夢莉の幼馴染み。夢莉のクラスメイトで家もお向かいさん。夢莉にあからさまな挑戦を続ける残念トリックスター。
夢莉にいいように使われつつ、思慮深く陰ながら支える縁の下の力持ち。自称、ジョナサンの兄貴分。
□山科 美雅
中等部一年の体操部員。夢莉を目標に鍛錬を欠かさぬ努力家。気分屋で周囲から孤立しがちな人見知りツンデレハリネズミ娘。
複雑な家庭環境のせいでかなり達観した言動も多い。戸籍上は笹嶋姓となったが、学校内では山科で通している。
□神楽 樟葉
図書委員の中等部三年生で、地元名家の一人娘。完璧主義で融通の利かない修道女的性格も、詩音たちの影響で丸くなりつつあり。
実際は、次期当主としての境遇と自分自身の目標に悩む年相応の少女であり、渾名の「鋼鉄の冷嬢」とは程遠い温和な性格。詩音のライバル?を公言中。
■ジョナサン ウェリントン
樟葉の遠縁の金髪男子。美雅のクラスメイト。明るく陽気な爽やか系男子で、編入早々から女子の注目度も高い。涼太とは凸凹コンビの間柄。
偶然か必然か、詩音の遭遇するトラブルの救世主的な存在で、詩音にとっては微妙に気になる存在。
《その他の人物たち》
□メアリー ウェリントン
樟葉の遠縁の金髪女子。初等部六年生の快活児童。ジョナサンの妹で、かなり偏りまくった日本文化に憧れている。
次世代RPG同好会の予備軍として、詩音たちに帯同することも多い。容姿も年齢以上に早熟可憐で、詩音や彩乃のコンプレックスの源になることも。
■佐伯 十三
詩音と彩乃のクラス担任の国語教師。RPGの造詣も高く、心理描写重視の演劇スタイルが得意。なし崩しにRPG同好会の責任者となる。
詩音の憧れの存在であり、生徒からの評判も良好の好青年だが、環との経緯から生徒との距離感に戸惑いを感じる一面も。
■鷹取 謙佑
ホビーショップ『Colline Blanche』のアルバイトの大学生。彩乃の従兄。RPGのほか、様々な玩具に詳しい。
相応にイケメンだが、かなりアバウトな性格で、一見掴みどころがない存在。彩乃の良き相談相手であり、目下の攻略目標。
□道脇 環
RPG雑誌『月刊TTM』の編集部員で、謙佑の先輩。気さくなゴスロリ美女。本名は「大路 円」。
過去の自分に似た境遇の詩音に、分不相応な過大な期待を抱いているようで、半ば世話焼きのお節介お姉さんと化している。
□宮津 綺夏
美雅のクラスメイトの明朗少女。クラスで孤立しがちな美雅を気にかけ、様々な変化のきっかけを作る。やがて美雅にとってかけがえのない親友となる。
美味しいものと可愛いものに目がない現代っ子で、アクティブな行動派のわりに細部はかなり大雑把な性格。躊躇する人の背中をそっと押すのが得意。
■越谷 漣
詩音のクラスメイト。突然詩音に大胆告白をした、もう一人の勇者。
落ち着いた穏やかな性格だが、詩音に関してはかなりの情熱家で、涼太やジョナサンを仮想敵に考えている模様。
洞察力に優れ、佐伯先生より早く詩音の長所に気付くなど侮れない存在。
■吉川 響
詩音のクラスメイトで、越谷の友人。詩音の事になると見境のない越谷の手綱を握る役目。口調は荒いが常識人で善人ではある。
小学生の妹のおかげで、女子に対する希望的感情は希薄。風歌とも仲間感覚でのフランクな友人関係にある。
□赤木 風歌
詩音のクラスメイトで。クラスを引っ張るまとめ役的なさっぱり系。小麦色が健康的な姉御肌。お祭りやイベントが大好きでとことん楽しみ尽くすタイプ。
体育祭の男女混合騎馬戦で詩音や越谷、吉川と組んだことで、思いがけず詩音と越谷の、というより詩音の相談相手になっていく。
◇90 ひとまずの通過儀礼
これは遡ること約二十時間ほど前、つまり詩音が夢莉に呼び出される前日のことである。
久々に面と向かって話をした父の言葉に影響されて、夢莉の心は僅かに騒めきたっていた。
別に叱られたというわけでもなく、気にしなければ気にならない程度のほんの些細な言葉の棘というか…。そう、例えるなら、いつも通りに食べた夕食が、しっかりと胃袋まで飲み込んでからも、なかなか喉の違和感が取れなくて居心地が悪い、みたいな感覚だろうか。
そんなとき夢莉はいつも決まって、ある行動をとる。
自室のベッドに横たわりながら、手元に構えたスマートフォンでモヤモヤした気持ちのはけ口となる相手を呼び出した。何度かのコール音が続いた後、夢莉の耳元に流れてきたのは、やる気のない幼馴染みの声だった。
「んあぁ? 何だよ、こんな時間に…って、まぁそれはいいか…」
「何だよとは何よ…。せっかく電話してあげたっていうのにさ…」
「恩着せがましく言ってんじゃねぇよ、まったく…。で、今度はいったい何を悩んでんだ? お前らしくもない…」
涼太の呆れ気味で刺々しくも優しい声音に、夢莉はほっと一息の安堵感に包まれていく。
「あ、うん…。こういう話は涼太じゃないとダメだから…さ」
「あー、詩音のやつか…。今度は何やらかしたんだ?」
察しの良いのも涼太の長所である。と同時に、夢莉にとって痛し痒しな点でもあった。夢莉の胸のうちに秘めた殆どの個人的な感情が、ほぼ確実に涼太に見透かされている気がしてくるのだ。
まぁ、幼稚園時代からの長すぎる付き合いである。そして、恐らく何事もなければその関係は今後も当面は続いていく事になるだろう。だからこそ、夢莉の心は複雑だった。
自分の事を好きだと言って憚らない能天気なお気楽男子に対して、その男子のもう一人の幼馴染みに対する恋愛相談を持ちかけているのだから、そのあまりにも容赦のない自分勝手さに、夢莉自身も内心呆れかえってしまう。
「ううん、どっちかっていうと、やらかすのはたぶん、あたしのほうっぽい…」
「あぁ? ついに洗いざらい詩音にぶっちゃける気になったって話か? どういう心境の変化だか知らんけどよ…。大丈夫なんか、それ…」
「いやぁー、正直、大丈夫っぽくないから、こうしてあんたに話聞いて貰ってんじゃん…」
夢莉の行動なんて何処までもまるっとお見通し、という感じの余裕のある涼太である。
それはつまり、夢莉の秘めた願いが届くことなどあり得ず、涼太の想いがそこで途絶えてしまうこともない、という確信が涼太にはあるのだろう。悔しいが、夢莉にはそれを払い除けるだけの説得力のある根拠も自信もありはしない。
「何だかなぁ…とりあえず応援はしてやるけど、特別俺に何ができるってわけじゃねぇんだし、詩音のやつはイノシシ思考だから、佐伯のことしか眼中にねぇし、あの何とかいうクラス男子の告白まで、あっさり一刀両断しちまったくらいだからなぁ…」
「うん、まぁ、いちおう振られる覚悟はできてる…っていうのは、ちょっと無理があるか…。でも、このままあたしが黙ってて、クリスマスまでに詩音が遠くに行っちゃう、ってのは、たぶんあたし自身が許せないし、きっと後悔するから…さ」
涼太の言葉には、できるだけ夢莉を傷つけたくないという思いが溢れていた。
もし涼太が詩音を最大の恋敵だと考えているのなら、むしろ夢莉が徹底的に詩音に拒否されて、傷心の夢莉を涼太が慰める展開のほうが良いはずだ。しかしそれでは涼太自身も何処か釈然としない感覚があるのだろう。
「しかし、何でどいつもこいつも唐突にクリスマスがぁー、とか騒いでるんだ? クリスマスなんて別に毎年のことじゃねぇか…。ていうか、去年は何かあったっけか?」
「うーん、たぶん、そう…占い、かな? 近所の学校も含めて、中学生の女子で流行ってるらしくて、彩乃も何か気にしてたし…」
「あー、彩乃のやつは誕生日がクリスマス当日だからなぁ…」
涼太は以前何処かで彩乃本人に聞いた情報を口にした。
なんでもイブ翌日の二十五日、つまりクリスマス当日が彩乃の誕生日で、おかげでプレゼントを貰う機会が年一回になってしまい、心底がっかりしているという話だった。
おまけにその誕生日直前まで、ホビーショップの店番を務めながら、他人様へのプレゼントの山を、途切れることなくせっせとラッピングし続けるのだから、気分は最悪、だそうだ。
「へぇー、それは初耳だわ…。でも、あんたがそんなこと知ってるなんて、何かちょっと意外かも…」
「俺だって別に、お前のことだけ見てるってわけじゃねぇし? これでもいちおう、それなりに人気者なんだし?」
まぁそうかもしれない、と夢莉は思う。幼馴染みの三人がいつもつるんでいるとはいえ、当然その他の人間関係だってあるのだから、男子にしては取っつきやすい性格の涼太は、夢莉や詩音以外にも友達が多くいるのだろう。
そう考えれば、夢莉が自分の気持ちを早々にはっきりさせていかない限り、気がついた時には既に遅し、涼太を誰かに取られているという可能性も否定できないはずだ。
もちろん夢莉の第一目標が詩音であることには変わりはないが、かと言って、みすみす涼太という大切な幼馴染み、というか愛すべき腐れ縁の馬鹿仲間を失ってしまうのも惜しい気がする。本当に自分勝手で贅沢な話ではあるが。
「まぁ、アレよ…。本当にあんたに言い寄ってくる女子の一人でもいたら、あたしだって多少は気になって、焦っちゃうかもしれないけどね…」
「ほっとけや! で、さっきの話、その占いがクリスマスとどう絡むって?」
涼太は夢莉の言葉をはぐらかしながら、元のクリスマスにまつわる話題に戻っていく。
「んー、最近、駅前のロータリーに占い師の小屋が時々出てるらしいんだけど、それがよく当たるって評判でね…。その人が言うには、好調な世界的な運気のピークが今年のクリスマスだから、だからできればそれまでに幸せのきっかけを掴んだほうがいい、って話なんだよね」
「何だか嘘くせぇ話だなぁ…」
涼太は端っから信じる気がないのか、疑問を浮かべて声に出す。所詮は占い、信じたい者だけが信じていればそれでいい代物ではある。
「だからさ、あたしもこの際だから、ちょっと便乗してみようかと、ね…」
「そっか、それじゃあ、骨は拾ってやるから、気合入れて頑張ってみろや…」
「ありがとうね、ちょっと元気出てきた…かも?」
夢莉は僅かに涙声になりながら、涼太に感謝の意を伝える。本当に自己中心的ともいえる独りよがりな話ではあるが、いつでも無理難題を相談できる気心知れた幼馴染みの存在には、過去も何度か救われてきた気がする。
「じゃあ、また学校でね…」
詩音たちのいる中等部の中庭は、中央にベンチのある小さな庭園である。
そのベンチを窺う背後の数メートル、草叢に隠れるようにして身を潜めているのは、詩音のクラスメイトの野次馬四人だった。
詩音が気になって仕方のない越谷、その友人の吉川、二人の男子の監視役と言いながら興味を隠しきれない風歌、そして風歌のせいで気を失っている彩乃だ。
「ねぇ、風歌…。白岡さん、ほっといて大丈夫なの?」
「あー、平気平気、気を失って寝てるだけだからさ。いつもウチの弟をシメてるから、力加減はちゃんとわかってるし…」
越谷の心配そうな囁きを、風歌は気にも留めずに掌をひらひらさせて答える。
「相変わらずバイオレンスな家族だな、お前んトコは…」
その様子に呆れたような反応で、吉川も呟きを返す。
そんな背後で息を潜めている傍観者の存在などお構いなしに、互いに向き合いながらベンチに座り、気まずい空気に包まれている詩音と夢莉は、二人だけの異世界を創りあげていた。
「うーん、つまり夢莉は、涼ちゃんじゃなくて、私のことを好きって話…でいいのかなぁ?」
詩音は戸惑いがちの視線を彷徨わせながら夢莉に問う。
いつもの凛々しさは何処へやら、夢莉は真っ赤になりながらこくこくと頷いた。
「あ、あははは…。それは予想外、っていうか…」
正直なところ、詩音は自分を呼び出した人物の目星を、まだ知らぬ中等部の男子生徒の一人だと考えていたのだ。それがよりにもよって女子、しかも幼馴染みの夢莉であろうとは思いもしない展開だった。
好きか嫌いかでいえば、当然詩音は夢莉が好きだし、ずっと一緒にいたいとも思っている。だがそれは恋愛というにはほど遠い、友情と憧れの延長線上の気持ちであって、それ以上でもそれ以下でもないはずだった。
「迷惑…?」
「あー、別にそういう感じじゃないけど…何ていうか、びっくり?」
まだ十四年くらいしか生きてはいないが、先日ようやく生まれて初めて男子に告白されたばかりだというのに、今度は親友のお幼馴染み女子からの立て続けの告白である。いよいよモテ期到来か?と喜んでばかりもいられない複雑な状況に、詩音も戸惑うばかりだった。
「そうだよねぇー、たぶん立場が逆ならあたしもそう思う…」
「正直言って、今の私にはあんまり余裕がなくってさ、佐伯先生を追っかけるだけでもう燃料切れっていうか…。他の子、それが男子でも女子でも関係なく、気にする暇ないって感じで…。だから、その…」
詩音は一言一句慎重に言葉を選びながら、自分の思っていることを夢莉に伝えていく。それを夢莉はただ黙って聞いているだけだった。
「もちろん、嬉しくないわけじゃないよ? 誰かに好きになってもらえるっていうのは、幸せなことなんだろうなぁ、っていうのは、理解してるよ?」
「うん…」
詩音の背後の数メートル先に身を潜めている野次馬たちにとっても、この二人のやり取りは予想外の展開だったことだろう。まさに固唾をのんで見守るというより他にできる事などありはしない。
「なぁ、香坂の奴って、そういう趣味だったのか? それで男子の告白をのらりくらりかわし続けてたって訳かよ?」
誰にともなく吉川はひっそりと囁きかけるが、誰一人反応を示す者はいない。唯一事情を知っていそうな彩乃は、まだ風歌に寄りかかったまま気を失っている状況だった。
「女子の中で一番信頼してるし、これからも仲良くしたいって思ってるし、夢莉が私にとっても特別な存在なのは確かだけど…」
「うん、いいよ、もう…。それだけ聞けただけでも良かったよ…」
後方の密偵たちの存在などすっかり失念した詩音は、さらに夢莉に精一杯の気持ちを込めた言葉を綴っていく。その言葉に頷きながら、夢莉も寂しそうな笑顔を浮かべてそう呟いた。
「ごめんね、夢莉…。今のところ、私が夢莉にしてあげられることは、何もないかも…」
「あははははぁ! 気にすんな、って! これであたしも何となくすっきりしたし、あとはあんたが頑張って自分の想いを伝える番でしょ? 悩むな悩むな! 詩音らしくお気楽に、どっしり構えていればいいんだって!」
「うん、ありがとう、夢莉…」
夢莉の傷心を自ら奮い立たせるような発言に、詩音は胸を絞めつけられるような感覚を抱きながらも、どうにかこうにか微笑んでみせた。
「さて、それじゃあ帰りますか…。いつものバーガー屋でヤケ食いするからつき合ってもらうよ? もちろん詩音の驕りだからねっ!」
「ええーっ! ちょ、今月ピンチなんだけど…」
唐突の夢莉の台詞に戸惑いながら、詩音は苦笑いを浮かべる。その複雑な表情を見透かしたように、夢莉はさらに言葉を続けた。
「んー、そういう事情なら、ギャラリーの連中から見物料を徴収したら? どうせいるんでしょ? 彩乃とか、越谷とか…」
「あー、あはは…」
苦笑いの詩音が苦し紛れの視線を彷徨わせて、更なる挙動不審の態度を見せ始めると、ベンチの背後の物陰からぞろぞろと立ち上がる気配があった。
「しゃあないなぁ…、お代はきっちりウチらで払わして頂きますわぁー」
胡散臭い関西商人風の物言いで、あっけらかんと風歌が声を上げる。それに釣られるように、次々と野次馬たちが姿を現す。
「あー、こりゃまた、皆さんお揃いで…?」
夢莉は当初の予想以上のギャラリーの数にドン引きしながら、引き攣り笑顔を浮かべて呆れていた。
「…って、彩乃ぉ! どうしたの、いったい?」
未だ風歌に抱えられたままの彩乃の姿に気がついて、詩音が咄嗟に大きな声を上げると、ようやく彩乃が目を覚ます。
「うーん、あれ? 皆どうしたの? ていうか、ボクどうなったの? 何も覚えてないんだけど…」
「ま、それはそれで良いんじゃない? 謎は謎のままのほうがいい、って場合もあるからね…」
夢莉は潤んだ瞳で彩乃を見つめて、そう静かに呟き微笑んだ。
◆91 愚者故にできる事 に続く
ご意見ご感想イラスト等もぜひお寄せください
●ご注意
この小説は、原則的に毎週月曜日の10:00に更新する、連載形式の作品です。
現在は、第七章を2024/9/30より掲載中となります。
初めまして&こんにちは、真鶴あさみです。
ずるずると続いているこの作品もついに七章まできました。もう暫くは続きますので、これからも是非よろしくお願いします。
近頃は、少しずつTRPGという趣味も復活しつつあるようで、様々な趣向を凝らしたシステムをショップで見かけるようになりました。
奥が深く、一見とっ付きにくい世界ではありますが、見ているより体験するほうが簡単なものなので、ご興味を持っていただければ嬉しいです。
挿絵画像は相変わらずの、KISS「カスタムオーダーメイド3D2(COM3D2)」で作成しています。シーン適合率が低いのはお許しください。
AIイラストも現在試行錯誤中ですが、なかなか絵柄とキャラが安定しないので困っています。
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■「ちちぷい」(https://www.chichi-pui.com/users/user_uX43mFCS2n/)にてAIイラストを試験公開中。「よよぼう」関連以外もあります。
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