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第48話 放課後冒険者

 「FランクからEランクに上がるには50ポイント必要で、期限は2ヶ月間になります」


 前日、バタバタしてロクな説明も無いまま登城したため、再び冒険者ギルドにやって来た二人は、職員に説明を求めた。


 ランクはFランクからSSランク迄で、FランクからDランク迄は依頼達成のポイント制で、FからEへは50ポイント、EからDへは100ポイント必要になる。


 DからCへは、依頼達成率やその内容を加味した上で、実技試験を受ける事でランクアップ出来る。


 CからB、 BからA、 AからS、SからSSへのランクアップは、依頼達成率とその内容とは別に護衛任務や調査依頼、討伐依頼等を最低一回は受けなければならない。但し、指名依頼があった場合は免除される事がある。


 またEランク以上の依頼には、失敗するとペナルティとして罰金を取られる事もある。


 ちなみに、現在はSSランク冒険者は存在しないらしい。


 「掲示板には、薬草採取などの低ポイントだけど比較的安全な常設依頼と各ランク別の依頼が張り出されています。常設依頼は、採取したものを提出して頂ければ、依頼終了とします。常設以外は、掲示板からチラシを剥いで依頼受付手続きをしてから、出掛けて下さいね」


 とりあえず掲示板を見てみた。

 

 「薬草の類は、根っこはいらないみたいですわ。ナイフを用意した方がいいみたいね」

 「ナイフ2本持ってるからあげるよ」

 「ありがとう、助かるわ」


 Fランク掲示板に張り出してあるチラシを見る。荷物の配達や郵便配達、街に流れる用水路の清掃、チラシ配り、迷子の猫探しなど。


 「アルバイトみたいですわね」

 「私達平日は学校だから週末しか活動出来ないかも?って思ってたけど、学校が終わる3時位からでも出来そうなのあるね?」

 「ですわね、早くランクをあげたいから学校終わってからやれそうな物、片っ端からやっちゃいましょうよ」


 ちまちました依頼をベアトリーチェが嫌がるんじゃないかと心配していたので、理解を示してくれた事に安心した。

 そして、インベントリ内の魔獣を買取に出すため買取受付カウンターに行く。


 「買取ですか?カードの提出をお願いします」


 カードを出す。鑑定具でカードを読み取る。


 「ディアナ様、昨日解体に出した分の金額提示があります」


【角兎】


毛皮 銀貨3枚✕200匹=金貨60枚

肉  銀貨2枚✕200匹=金貨40枚

角  銀貨1枚✕200匹=金貨20枚

爪  銅貨5枚✕20本✕200匹=金貨20枚

魔石 銀貨2枚✕70個=金貨14枚

合計:金貨154枚


【キングサーペント】


皮  金貨3000枚✕1枚=金貨3000枚

牙  金貨1000枚✕2本=金貨2000枚

目  金貨25枚✕2個=金貨50枚

肉  金貨50枚✕1匹=金貨50枚

合計:金貨5100枚


 「合計金貨5254枚から1割が徴税され総合計金貨4728枚をパーティ用の口座に入金致しておりますので、ご確認下さい」


 鑑定具にパーティ用銀行口座のカードを読み取らせると、口座開設時に入金した金貨1万枚に先程内訳をもらった金貨4728枚と総額が表示された。


 「そっか、通帳無しでウィンドウ表示のみになるんだ」

 「そうですね。口頭で言って頂ければ、残高照会のみ紙での発行を致します」

 「必要になったら、お願いします」

 「では、買取の方を」

 「ウォーウルフ50頭なんで、解体倉庫に直接いきますね」


 地下にある解体倉庫に向う途中、ベアトリーチェがぼそっと呟いた。


 「通帳が無いって個人ならまだしも、商会や店舗営業してる人達は不便じゃない?」

 「だよね。ウチの商会は銀行のシステムが確立するまで使わないって言ってた」

 「それは、正解だわ」

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