表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/270

第19話 召喚!賢者・・・(仮)

 

 ベアトリーチェはステータスボードを開示した。


【名前】ベアトリーチェ・オブ・オクタヴィア

【種族】人間

【年齢】16歳

【性別】女性

【職業】魔道士Lv.1

【称号】賢者(仮)元第2王女 転生者

【体力】3200

【魔力】650000

【攻撃力】20 /100

【防御力】20/100

【体術】Lv.10/100

【魔術】Lv.58/100

【魔法】炎Lv.65 水Lv.100 氷Lv.70 雷Lv.100 風Lv.100

緑Lv.80 土Lv.30 光Lv.65

【スキル】鑑定 収納


 ディアナ程では無いが、かなりの攻撃魔法特化型のステータスだ。


 「いや、惜しいなぁ。これに回復系と支援系があれば、完璧に賢者様なのになぁ〜」


 ディアナが面白がっていると感じたベアトリーチェは、ディアナの頭をはたいた。


 「どうして、このような事になっておるのだ?そもそも、ベアトリーチェは風の属性しか持ってはおらんのではなかったか?」


 確かに国王が言う通り、地下牢に入れられた時のベアトリーチェが使えるのは風魔法だけだった。だが、魔力量は既に1万を超えており、その魔力も強すぎて暴発気味だった。

 そこで、魔力暴発を抑えるための魔力循環と操作の訓練を行った。すると、2週間程で落ち着きベアトリーチェ自身の意思で加減ができるようになった。 

 「魔力を使い切って眠ると、魔力量が上がる」は、異世界モノの小説の定番だが、実際にやってみたらその通りだった。

 そこでディアナは、ある事を思いつく。ディアナのスキル「複写」で浄化魔法をベアトリーチェにコピーし、地下牢全体とベアトリーチェ自身の浄化をさせて、魔力量と浄化魔法のレベルを上げることはできないだろうか?

 試した結果、ベアトリーチェへの浄化魔法コピーは失敗に終わった。コピー出来たのは、光魔法と収納スキルの2つだけだった。

 しかたなく、ベアトリーチェにゆるい風を地下牢全体に吹かせたり、光魔法で明かりを灯させたりして、魔力が尽きたら眠るを繰り返させた。

 ベアトリーチェが覚える魔法は攻撃魔法ばかりなので、地下牢で使うには不向きだった。

 何か手を打たなければ…と頭を悩ませている時の事だった。

 ディアナの部屋の明かりが消えかかって、使用人が灯り用の魔石を取り替えるのを眺めていた。

 魔石とは、魔獣を倒したときに獲られる、その魔獣の持つ魔力のエネルギー核である。「使い終わった魔石はどうするのか?」使用人に尋ねると、廃棄処分になると答えが返ってきた。

 よくある異世界モノの小説だと、これに自分の魔力を流し込んだりできるんだけどな…と思い冗談半分でやってみたら、できた。

 ならば、空の魔石を集めてベアトリーチェに魔力を充填させ、魔力量アップをはかろうと考え実行した。そして、ベアトリーチェが充填させた魔石は、地下牢の灯りの元になった。

 ディアナは、魔石に関してもうひとつ新たな発見をした。それは、空の魔石に「炎」や「水」といった属性を特定して魔力を流し込む事が出来る事だ。「炎は赤」「水は水色」属性ごとに魔石の色は変わる。これ、武器や装備の属性付与に使えないかな?と試行錯誤した。

 ある日、魔石に属性魔法を流し込んでいたベアトリーチェの風魔法がLv.100に達した。すると、雷と水の属性魔法が現れたのだ。水魔法から緑魔法(草木)と氷魔法が、雷魔法から炎魔法が、緑魔法から土魔法が、と次々に派生した。

 ディアナは生まれつき、全属性魔法を持っていた。だから、属性が派生することに驚いた。

 派生するかしないか、コピー出来るかできないかに、何がしかの法則があるのかもしれない、それもいずれ試そうと思っているとディアナは語った。


 「1つの属性から派生ですか…これは、更に検証する価値のある話ではありませんか?」


 宰相は国王に進言した。


 「そうだな。魔道師団とも話をしてみるか。魔力量の上げ方といい、魔石の事といい、初めて聞く事ばかりだったな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ