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どちらが真の勇者か決着をつけようぞ!

 

「うひゃー。大きい……」


 俺達は猪討伐の為、地上に来ていた。罠の準備や兵器の準備をし、砦を築きあげ、いざ猪討伐!

 準備が終了すると同時に巨大化した猪は姿を現した。遠目からでも大きいのが、よく分かる


「あれは最早、猪なんかじゃないね」

「だな……魔人王よりよっぽど魔王ぽいよ」


 猪なのに二足歩行になり、猪なのに羽が生え、猪なのに鋭利な尻尾が生え、猪なのに体のデカさは500メートルを超えている


「猪なのに……」


 ドシドシと歩いて俺達に近づいてくる。この討伐戦線では砦を3つ用意している。一斉攻撃出来る様に囲うように作った砦に死角はない!

 第1の砦にボルハとアナトリーが第2の砦には俺とレイキが居る。第3は真正面の砦なので連隊長や姉辺りのリアルに強い勢が居る


「気付いてるのか?」

「さぁ? どうかな……分かってて来てるかもよ? 私達になんぞ負けはせぬ! って」

「……そうか。ところで何で姉が居るんだ? お前、第3の砦だよな?」


 俺達の居る第2の砦に何故か姉が居た。何で⁉︎


「この姿じゃ、使い物にならない。あっち行けって言われた」


 どうやら姉は第3砦から追い出されたらしい。ションボリと項垂れている姉がレイキの腰にしがみついている


「そうか……」

「お姉ちゃん……」


 同情しか出来ない。ションボリとしている小さい姉を不覚にも可愛いと思ってしまった。


「ほら、始まるぞ?」


 姉に戦いに集中する様に促す。そして、俺達の前に魔人と言っても差し支えない猪が現れる。そして……


『フフフッ儂を倒そうとするか人間よ。よかろう相手してやろうぞ!』


 話しだした


「話した⁉︎」

「嘘⁉︎」

「何で⁉︎」


 俺達兄弟は驚きだ。何故なら猪は話さない生き物だから!


「生き物の進化ってスゲェ……」

「これ、進化なのか?」


 周りでは「魔人だ」っとか「新たな王だ!」とか声が上がっている。確かに新たな王だな


『お? お前達は……』


 猪は俺達を覚えていたのか話掛けてくる。


『そうか……よかろう! どちらが真の勇者か決着をつけようぞ!』

「え? 猪……勇者なのか?」


 新事実が判明した! 猪は勇者だったらしい。


 猪は手を大きく振り上げ、俺達に向かって降り下ろそうとしてくる。それを第1、第2砦からロープが飛んで来て縛り止める。猪は、それが気に食わなかったのか第1砦に鋭利な尻尾で攻撃! 砦が半壊していた


「ヒェ……」


 一撃でこのザマか……後数度攻撃を食らえば崩壊するな。


「撃て!」


 連隊長の指示で大砲が四方八方から撃たれた。大砲だけではない。レーザーや魔法なんかも撃っている。横に居る姉も負けじと応戦、相変わらずエグい魔法をバンバン撃つ姉であったが……


「……っ」

「姉?」

「お姉ちゃん⁉︎」


 苦しげに胸辺りを抑えて蹲る。心配して駆け寄った俺とレイキを手で制して戦いに集中する様に言われる


「……っ。わかった! 後で理由は教えろよ! レイキ、俺らも大砲の準備!」

「う、うん。分かった! お姉ちゃん、無理そうなら下がってて!」


 俺とレイキは大砲の準備にかかる。流石に四方からの攻撃は応えるらしく、尻尾を振り回し攻撃を止めさせようとしているが、なかなか狙いが定まっていない


「ルネ砲! 発射(てー)


 他の連隊長の指示で何かのミサイルを打ちかます。それが命中しバランスを崩して地面に倒れる。猪が倒れた衝撃で地面が揺れ、物が倒れその下敷きになる人が出たりと被害が出たが、攻撃はまだ続く。


「アレ? なんか魔人王より弱くね?」


 そこまで手こずらない猪に疑問が湧く。まさか舐めプ?


「そりゃ、あの巨大だもん。この大きさだと魔人王みたいに素早く動けないし、攻撃も大振りなものばかり。見たところ魔法も使えないみたいだし……ただのデカイ的だよ」


 復活した姉の説明が入る。確か、アルトゥールさんやエマヌエルを瀕死に追いやった時は、まだ2階建ての家くらいの大きさだった。

 なので、その時はまだ素早く動け、尚且つ鋭利な尻尾の動きも相まって苦戦を強いられた様だが、ここまで大きくなれば素早く動けないし、四足歩行も捨てて二足と化した状態では尚更動けない。攻撃手段が尻尾だけなら尻尾さえ気を付けていれば勝てる相手という事だろう


「勝てる!」


 俺は確信した

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