魔人が攻めて来た⁉︎
「魔人が攻めて来た⁉︎」
魔人が俺達の使うゲートを潜り攻めて来たらしい。本来、ゲートは魔人が使えない技術であったが、いつの間にか使える様になっており、それを通って攻めて来たのだ
便利だが、こういう時に困るものだ……
「俺達はどうする?」
俺が呟いた瞬間に
《メーデー、メーデー! こちら門前。敵襲です! 応援お願いします》
「はぁ⁉︎」
海からも攻めて来た。まさかのダブルパンチである
「砦はどうした?」
「抑えられなかったって!」
そう、前回戦った【キュバリル・ウルティム】の様に大型過ぎて抑えられないものはコチラに来る。今回、砦で抑えられない程の大物が来てるという事だ。生半可な戦力では勝てない
「ゲート側は魔人王が来てるって」
「マジで⁉︎」
ゲートの方もヤバイのが来ているらしい。
魔人王とはその名の通り魔人達の王様である。とんでもなく強く、天変地異も起こせるレベルだとか……そんな奴が来てるなんて……この街終わったんじゃないか?
「何時迄もコチラの技術が上回っている訳ではないという事だろうな」
ボルハがシミジミと言っている。そんな事より、この陸からの侵略者と海からの侵略者に挟まれたこの状態、どう打破するのだろうか?
「私達はロビーに行けって連隊長から支持が有ったよ!」
レイキが支持を仰いでくれたので、それに従い玄関ロビーに急いだ。なんでもゲート付近で食い止められなかった魔人を外に出さない為にそこで張っていろっとの事だった
ロビーに行く途中の廊下では皆慌ただしく動いており、相当切羽詰まっている
「此処が最後の砦か……」
ロビーに付き、状況の確認をする。街の住人はシェルターに避難している様だが魔人からすればシェルターなんて紙も同然だろう。街中にも軍人を配置しているらしいが被害が出ないとは限らない。市民に被害が出ない様にするには、なんとしても此処で食い止めなければならないのだ
アンナさんは今回、ゲート付近に居る為、不在だ。なので今回は各自でどうにか動かねばならない
「不安だな……」
このロビーには俺達の他にも人が居るが、この数だけで此処を死守する事は出来るのだろうか? 不安しかない
何度も建物が揺れ、破壊音がこだまする。建物が揺れる度に、このまま海の藻屑になるのでは? っとヒヤヒヤした
「お兄ちゃん! 突破されたって!」
ゲート付近はかなりの攻防が繰り広げられているらしいが、やはり全てが全て防ぎきれるわけもなく、出口に接近を許しているらしい
「1匹コッチ来るから!」
ロビーに居る誰かが叫んだ直後、爆破音と土煙(?)と共に宙に浮く魔人が1匹出現した。皆は武器を構えて、応戦準備。レイキはココら一帯に結界を張り、外に出さぬ様、これ以上壊れない様にした
『まだ、居たの……』
魔人は俺達目掛けて飛んで来る。それを避けようとしたが、魔人の足に姉 (ロリ)がぶら下がって居るのが見えて動きが止まってしまう。避けるに避けられなくなった俺は魔人の攻撃を剣で受け止める。俺と押し合いになる魔人を賺さず、アナトリーとボルハが攻撃。その攻撃を魔人は空に飛び上がり、避けた。
「弟よ! 助けに来たぞー」
「嘘つけ⁉︎ 助けて貰いに来ただろ!」
姉の服が魔人の足に引っかかり外れないらしく、バタバタ藻搔いている姉。それを魔人は気にする事はなく俺達に攻撃して来る
「助けてください」
結局、助けを乞う涙目の姉……
「はぁ……」
その魔人が別の人に攻撃を仕掛けている隙に自慢のスピードで真後ろを取り、魔人が振り向くより先に首を刎ねる。その魔人は事切れて動かなくなった
「俺、強ぃ……」
人が周りにかなり居たのも有るだろうが、それでも魔人を倒すのに無傷なんて凄いのではないか? まぁ、一対一になると勝てるか分からないが
「いつの間にか強くなったね!」
魔人の足から服を外そうと躍起になっている姉が言って来た。仕方ないので服から外してやる事に
「ありがとう! やー、ビックリしたよ! 急に身体が宙に浮きだしたんだもん!」
なんでも魔人王と対峙中に急に身体が宙に浮き、ここまで拉致られて来たらしい。そんな事より、
「魔人王と戦ったのか?」
「うん。物凄く強いよ! 一撃食らっただけで戦闘不能!」
驚きである。何故、姉が戦ったのかと思わなくもないが、謎なのは何時もの事なのでスルーする。
それより、姉が戦ったという事はエマヌエルや連隊長達も戦っているという事だろう。あの連隊長が出れば魔人王なんて問題無く倒せるのでは?
「……連隊長達も含めて軍全体のルネナイトほぼ全員で仕掛けたけど、効いてないね。アレは」
まさかだった。連隊長だけでなく、ルネナイトほぼ全員って……それで効いてないという事は相当だろう
「おい! 次、来たぞ!」
まだ聞きたい事が有ったが、次の魔人が来てしまった為、後で聞く事にする




