表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/85

兄弟水入らず任務

 

 衝撃の事件と衝撃の事実が発覚したのが数日前。今日から仕事開始の日である


「という訳で母は妊娠した」

「……若いね、お母さん」


 任務に向かう途中で姉と会ったので一応、母の妊娠の件を伝えておく。


「もっと騒ぐかと思ったけど」

「……あぁ。まぁ、驚いたけど……妊娠か……良いなぁ」

「はぁ⁉︎」


 何か姉が言い出した


「何でもないよ! それより、どうだい? 私、今日非番でさー。初の兄弟水入らず任務でも受けてみないかい?」


 話を変えて来た姉。しかし、確かに一緒の任務に行くのは良いかもしれない。聞きたかった事も聞けるし……姉の力が【鳳凰】が分かるかも……


「良いぞ。あ……後、母からコレ」


 姉に鳳凰の髪飾りを渡しておいた







「お姉ちゃんと任務なんて初めて!」

「はっはっはっ! 初日に一緒に行ったじゃん」

「そうだった!」


 アンナさんの許可を貰い、レイキも交えて3人で任務に向かう事に。このチームのリーダーは俺で、出来るだけ簡単な任務を選んだ。なので直ぐに終わらせて質問する気だ。妹もいるし何聞いても逃げられないだろう


「今日の任務は何?」

「キャンディー」

「また⁉︎」


 簡単なのが、それしか無かったのだ……


 俺達はゲートを潜り、任務を行う場所まで行く。


「久しぶりの外だ」

「だなぁ。今まで、ずっと海の中だったし……」


 俺とレイキは伸びて澄んだ空気を吸う。姉はそれを黙って見ている


「良い天気だし……お弁当持って来たらピクニック気分だったね」


 歩きながら妹と談笑、姉は無言だった。可笑しい、何時もなら入って来て騒ぐのに……


「姉? どうし……」

「弟よ。アレ、そうじゃね?」


 姉が指差す方向にはキャンディーが居た。


「罠仕掛けなくて良かったね」

「何か拍子抜けだ」


 初のキャンディー討伐時、罠(餌)を仕掛けて何時間も掛ったのに今日は直ぐか……


「今のうちに倒すか……あ、気づかれた」


 俺達に気付いたキャンディーは急いでこの場を離れる。それを俺達は追った。




「此処に入った?」


 キャンディーを追いかけた先には大きな廃墟が有り、キャンディはそこに入って行った


「追う?」

「だなぁ」


 俺とレイキが話すのを聞いている姉。本当に今日は喋らない


「構えて入りなよ? 入った瞬間に襲われたら溜まったもんじゃないだろ?」


 姉が忠告してくれたので、俺達は構えて廃墟の中に……

 先に銃を構えた姉が入って様子見。その後、姉に呼ばれて中に入る


「何も居ないな」

「奥に行ったのかも」


 俺達は奥に進む事に。廃墟はかなり広い作りになっているらしく、なかなかキャンディーが見つからない。


「……」


 姉が銃を構え、辺りを警戒しながら進むのを見ていると、思う。俺と経験の差が有り過ぎないか? っと

 俺達は構えて入る事はしてないし、今も構えてないが、姉はゲートを出た辺りからずっと話さず、さっきまで気付かなかったが辺りを警戒している様子。差ェ……


「何か不気味だね?」


 レイキがポッツリと溢す。確かに不気味だ。


「まぁ、廃墟だし……」

「廃墟なのに灯りが付いてる。何か居るかもね」


 3人で廃墟を一周したが特に何も無かった。そう……キャンディーも……


「一旦出るか……」

「そうだね」


 俺達は外に出る為、先程入ってきたドアを開けようとしたが……


「あれ? 開かない」


 何度もガチャガチャとしたがドアが開かない。壊れた?


「退いて」


 姉が言うので退くと、姉はドアに向かって何発か発砲。しかし、ドアに傷が付く事は無かった……


「閉じ込められたね」


 冷静に姉が言う。


「マジで⁉︎」


 どうやらドアだけでなく、この廃墟全体に出られない様に魔法が掛かっているという。なのでで魔法を掛けているヤツを倒すついでにキャンディーを探すという事で満場一致

 取り敢えず、怪しい所は虱潰しに探す。すると、姉が……


「ここの壁、可笑しい。動くかも……」


 っと言い。辺りを見回すとスイッチを見つけたので押す。すると壁が動いて地下に通じる道があった


「行くか……」


 順番は姉が先、俺が後ろ、レイキが真ん中だ。下に降り切るとそこは、暗くて迷路の様に入り組んだ作りをしていた。


「……? 奥から何か聞こえるな」

「……? 何が?」


 俺の耳が「ズルズル」と何かを引き摺る様な音を拾った。姉には聞こえていないらしい。コレも特殊能力なのだろうか?


「何か引き摺る音がする……そんでコッチに向かって来てる……」


 ゆっくりと近づいて来る音……


 ズル……ズル……ズル……


 暗かった室内に急に電気が付き明るくなった


「「「……⁉︎」」」


 流石に警戒をする俺達。音はドンドン近づいてくる……


 近くの曲がり角で不意に音が鳴り止む。


 そして太い手が見えて……壁から顔を半分だけ出しコチラを伺う気持ち悪いモンスターが……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ