猪ェ……
俺、1歳上の姉、1歳下の妹、母、父は、金環日食の日に父の運転する車で家族仲良く、有名なラーメンを食べに行く。
ラーメン屋は超田舎なので山を越えて行かなければならない。横は山、逆は崖。崖はガードレールがあるが事故ったら、そのまま真っ逆さま、あの世行きだ。
そうそう、俺の名前は梓瑞 翔麒。只今、20歳で大学生だ
「お腹すいたー」
1つ上の姉はお調子者で頭は良いがバカ。口喧嘩では俺の方が強いが、武道を習っていた姉には物理の喧嘩で勝てた試しがない。そんな姉は可愛い顔をしており、胸もデカイので、皆んなからは残念な子っと言われている。因みに21歳で大学には行かず働いている。職業は機械系の何か
「うるさい。もうすぐ着くだろ」
取り敢えず、五月蝿い姉に文句を言っておく
「あはは……」
1つ下の妹は誰に似たのかフワフワ系美少女で、姉とは違い大人しい性格をしている。胸が無いのが悩みであり、姉の胸を羨んでいる。しかし、胸なんてなくても、妹はとても可愛い。どこに出しても恥ずかしくない、誰もが羨む妹なのだ。萌える!
そうさ、俺はシスコンさ! (妹限定で)
そんな事を考えていると、山から出てきた猪が俺達の乗る車の前を走り抜けた。そして、反対車線で止まる
「うぉ⁉︎」
「危な⁉︎」
父と母は思わず声を出した。後ろの俺達兄弟もビックリだ。しかし態々、車を止める必要はないっと判断し、そのまま車を走らせる。
「猪多いな……」
「さっきも猪居たね」
妹の言う通り先程も猪を見かけた。何時もは、そんなに見かけないのに何故か今日は良く見る
「その内、ぶつかって来るかもよ?」
「そんな訳ないだろ」
姉の言った事に溜息を吐きながら否定した瞬間ーー急に車の横から衝撃が来た! 本当にぶつかって来た!!
そのまま車は横に滑り、ガードレールを突き破って崖に転がり落ちた。
ーー死を覚悟し衝撃を待つーー
「ガッシャン」っと言う音が響き、物凄い衝撃が来たが俺は奇跡的に生きていた……
一回やってみたかった異世界ネタです。