表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法機装  作者: 六年三組
5/9

GAME START!!

途轍とてつもなくうるさいここでも聞こえるように文字チャットで


「「「さて、Mob狩りに行こうぜ」」よ」


と発言したら二人も同じこと考えてた。つか何故にスプリングの語尾「ぜよ」なんだ?


どう考えても女性アバターが使う語尾じゃねえだろ。


それはさておき、


「じゃ、どこ行く?」


「多分今行けるのは、ダンジョンにせよフィールドにせよ『ポーン』周辺に限られると思う。だけど、さすがに製作者あっちもMobのレベルを上げてきてるだろうから、なるべく素材ドロップを優先させよう」


「了解」


「りょーかい」


そして俺たちはよくパーティーを組んでいたプレイヤーたちの制止を振り切り、今、「ポーンシティ」周辺の隠しダンジョンにいる。


ここは、MoKがまだゲームだった時もよく来ていた、出現Mobのレベルは低いくせにハンパない経験値効率と主に武器レベルを限界突破させるのに超(!エキサイティ●グ!)使える素材のドロップ率を誇るダンジョンだ。


チーム「天災」の素材の貯蓄はもはや依存といってもいいレベルでこのダンジョンに頼っていたので、ここが使えて本当に良かった。


俺は前にも使った「戦神の剣ブレード・オブ・グングニル」の、サイは雷神トールが使っていたとされる「雷神のミョルニル」を二刀太刀(その名の通り、太刀(カタナともいう)の二刀流)に仕立て上げた「雷神の双太刀ツインブレード・ミョルニル」の、スプリングは天使長であるミカエルの力を秘めた、魔法攻撃力にボーナスがかかる「天使長の剣ミカエル・グレートソード」という両手剣の限界突破素材のドロップを狙っている。


もちろん今までのMoKでは(限界突破した上で)限界まで武器を強化していたのだが、三人の中で唯一鍛冶スキル熟練度を五千まで上げてマスター表示を付けたスプリングによると、「まだどの武器も強化出来る」らしい。


なので、今俺たちは必死になってモンスターを倒しているのだが、モンスターのレベルがかなり上がっている。


どのくらいかというと、レベル800近い俺たちがちょっと苦戦するほど上がっている。


まさにエキサイティングだ。


この上がり方は妥当だろう。


なぜなら、MoKがデスゲームと化したのは午前四時のことで、一日の中で最も割合的に廃人が多く接続する時間帯だからだ。


ちょっと上がりすぎな気もするが・・・

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ