表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ACCELERATOR  作者: 天川 榎
3/3

第参話

ACCELERATOR

第参話 戦うということ

--------------------------------------------------------------------------------



「え?ボクの、ことですか?」

周一は、冷や汗で、額を濡らしている。


「まあ、名前を聞かなくても分かる。キミは、俺の孫、大村周一だ!そして、俺は、大村正三郎だ」

突然、刀から、人が飛び出してきた。

そして、暫く浮いた後、地面に降り立った。


「俺を蘇らせてくれて、ありがとう。そうだ、表が騒がしいが、何かあったのか?」

正三郎は、首を左右に曲げた。

「実は、UFOみたいなのが来て、お母さんとか、連れ去ったみたいなんだ・・・」

周一は、うつむいた。


「なら、そのUFOを破壊してみてはどうだ?」

正三郎は、唐突に、こう言ってのけた。

「そ、そんな!滅相もない。もしかしたら、お母さんとか、いるかも知れないんだよ!」

周一は、恐れをなした。


「いや、大丈夫だ。俺が今から教える方法なら、みんなが、助かる」

正三郎は、ニコリと笑った。

「本当に?じゃあ、教えてよ!その方法って?」

正三郎に、周一は、一歩づつ、歩み寄った。

「「アクセル」を生成すればいいのだよ」

正三郎の話に、一同が、困惑の色を示した。


「な、何言ってるの!!もっと真面目なはなしを・・・」

「真面目な話さ。昔、俺は、UFOを「アクセル」で次々と破壊した張本人だ。最期は、俺が、「アクセル」に封印されたがな」

「なら・・・、アクセルを、生成しよう!!一刻を争うんだ!!!」

周一は、「奴等」のことで、頭がいっぱいだった。


「なら、その辺の石ころを持ってこい。ほら、目の前にあるだろ」

「うん。拾ったよ」

「じゃあ、手のひらに乗せて、こう唱えろ。「聖なる神よ。この輝かざる石に、悪なる物を打ち破る力を与えよ!」とな。」


「聖なる神よ。この輝かざる石に、悪なる物を打ち破る力を与えよ!」


すると、その平凡な石が、みるみる内に光り出し、手のひらの上で、何かが出来はじめて居たが、


「そうそう、そんなか、へっ、へっ、ヘークション!!!!」


と、勢いのあるクシャミを正三郎がした結果、自分の握っていた刀を、その光の中へ、入れてしまった。


「あ!ま、いいか」

正三郎は、他人事のように、そっぽを向いた。


そして、遂に、光のベールに包まれていた、石ころは、見事な武器へと変貌を遂げていたが、剣なのか、刀なのか、分からない形になってしまった。


「すまん!!俺のせいで、こんな形に・・・」

正三郎は手を地に付けて謝った。

「今は、謝っている暇は無い。早く、倒しに行かなきゃ!」

周一は、心に決めた。


これ以上、犠牲は出さない、と。

<第参話 終>


(未完)



--------------------------------------------------------------------------------



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ