表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ACCELERATOR  作者: 天川 榎
1/3

プロローグ&第壱話

プロローグ

--------------------------------------------------------------------------------

自分は、弱い。


一人では、生きられない。


仲間がいなきゃ、「一人」で居られない。


仲間がいれば、強くなれる。



「仲間がいれば、どんなことでも、乗り越えられる。」

--------------------------------------------------------------------------------


ACCELERATOR

第壱話 予感


笹名坂の両脇は、全て、桜の花で彩られていた。


花は、いつも人の心を平和にしてくれる。


そう思い始めた、今日この頃だった。



「オイ!周一。遅いじゃん」

一瀬が、ボクの方を向いて、こっちこっちと言わんばかりに、手を振った。


「ごめん。朝飯ゆっくり食ってたら遅くなった」

相変わらず、ボクは無愛想だ。


「全く、これだから周一は」

白河は、照れくさそうに、こっちを向いた。


「今日は、久しぶりに河田に合えるのか・・・。楽しみだ。」



ところが、約束のA.M.11:00になっても、30分経っても、1時間経っても、河田は連絡もなく、結局来なかった。


「何だよ・・・。何で何の連絡もよこさないんだよ!」

一瀬は、口を尖らせた。


「まあ、ココで何も食わずに待ってるのも何だし、河田だって、ボクの家知ってるし、ボクの家に上がりなよ」

ボクは、こっちこっちと、友人を手招きしたのです・・・


ところが、



「あれ、空にヘンなのが飛んでるよ」

白河は、空をじっと見つめている。

「あ!あれって、「UFO」じゃない?やべ!写真とっとこ」

一瀬は、ポケットから携帯電話を取り出し、写真を撮り始めた。


「ちょっと待って!あの「UFO」、近づいてない?」

ボクは、気づいた。あの物体は、只空中を浮いているのではないことを。きっと、人間を連れ去るんだ。と、自分の中で妄想していた。


しかし、それは皮肉にも、現実となった。


「キャアアアアアア!!!!!」


女性の甲高い叫び声の方を向くと、あの物体が、人を連れ去り始めていた。


「マジかよ、早く周一の家に行こう」

一瀬は、ガクガク震えている。


「そ、そうだね。は、早くいこ」

それ以上に、ボクが震えていた。


こんなことがあって良いのだろうか。

ボクは今見ている全ての物を疑った。



ボクは、UFOと必死に戦う人影を見たが、気に留めることは無かった。


<第壱話 終>





(〜感想〜 )


題名の後に、いきなり場景描写です。今回も、いきなりしっとり感を出そうとしましたが、なんか、只の桜のベタ褒めみたいになってしまいました・・・。


今回の作品のテーマは、「武器と戦争。未確認物体達の妄想による楽しい表と裏の世界」です。


とにかく、第弐話も、読んで下さい。


次回予告!


奴が現れた!


どうする大村達。


そして、未だ来ない親友の秘密とは・・・


まだまだ未熟者ですが、どうぞよろしくお願いします。


この小説は、阪井和の著作物です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ