表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

Vol.4 文化祭ダヨ!全員集合!!…いや、まぁ文化祭は学校行事だし集合するでしょうね…(前編)



・どうも!!


浩史「地の文的に早速ですがどうもー!渚沙高校新聞部の佐和田(さわだ) 浩史(ひろふみ)でーす!今日は新・渚沙高校生徒会執行部の取材に来ましたー!!」

直孝(地の文的に…?どういう事だ…?でも、なんだか聞いてはいけない気がする…)

早希「あ、今日だったっけ?取材」

浩史「そうだよー、忘れたとは言わせないよー」

直孝(随分ノリが軽いな)

早希「うん、いいけど…それより佐和田くん、『地の文的に』って何?」

直孝(会長!?)



・佐和田浩史


浩史「じゃ、早速取材始めまーす」

直孝(うまく逃げた……か?って言うかそれより…)

直孝「…西条先輩、あの人、誰ですか?」

未来「ん、私の事は別に“未来”で構わないが…あいつは二年生の佐和田浩史。新聞部部長。だが…あんまり関わらない方がいい」

直孝「え…それは何故…?」

未来「まぁ、話すと分かる…」←逃げ

直孝「え、あ、なんで教えてくれないんですか!?」

浩史「えーっと、副会長の赤松直孝…だね?」

直孝「え、まぁ、はい…」

浩史「いやー、入学当日に東ミナの自己紹介で一気に盛り上がった教室を一気に冷ましたのが君かぁ…」

直孝「え、あ、えぇ!?なんでその事を!?」

浩史「他にも…昨日はHAJIMEのCDを買いにCDショップに行ったけど売り切れてて買えなかったり…あ、あと!」

直孝「もももももういいです!!」

未来(だから関わらない方がいいって言ったんだが…)



・知ってる?


未来「ご愁傷様、直孝」

直孝「…先輩が言ってた理由、分かった気がします…ってかなんで名前で俺を呼ぶんですか?」

未来「なんとなくだ。まぁ、そうなんだ、あいつ、やけに他人の噂とかに強いんだ」

直孝「うわぁ…プライバシーゼロだ…」

未来(それにしてもどう情報を仕入れたらそうなるのか謎だが…)

??「あ、あれ?赤松くん?」

直孝「…はい?」

??「あ、やっぱり赤松くんだね!へぇ~、部活に入ってないと思ったら生徒会に入ってたんだ~」

未来「…彼女か?」

直孝「え!?あ!?ええ!?ちっ違いますよ!俺彼女いません!!」

未来「では…誰?」

直孝「え!?あ、えーっと…誰?」

仁美「榎木です!!榎木(えのき)仁美(ひとみ)!!同じクラスじゃない!!」

直孝「あ、そ、そうだったね…」

直孝(ハハハ…まだ殆どクラスメート把握できてないからわからなかったなんて言えないな…バレないようにしないと)

未来(いまだクラスメート把握できてないって言う顔をしておるな…)



・榎木 仁美


未来「ふむ、すると榎木さんは直孝のクラスメートか」

直孝「今更なんですけど未来先輩、会った時とキャラ変わってません?」

未来「ふむ、猫を被るのも疲れたからな」

直孝「(あれで被ってたのか…)…で、榎木さんはなんの用?」

榎木「え、取材」

直孝「…ほぇ?」

パシャ←フラッシュ音

榎木「うん、新聞部だからね」

直孝「なるほど…ところで榎木さん、なんで俺の顔を撮ったの?」

榎木「あはは、一枚五十円かな」

直孝「なんの話!?」

未来「ふむ、さっきの顔なら百円でも買い手はあるだろう」

榎木「そうですか?」

直孝「ねぇ、当事者無視して話すのやめよーよ!!」



・プライバシー云々


榎木「大丈夫です、盗撮なんで許可求めなくても」

直孝「いや、盗撮の時点で犯罪だからね?」

未来「大丈夫だ、相手が直孝だから」

直孝「俺のプライバシーは無しですか」

未来「うむ」

直孝「せめて肯定しないでください」

榎木「じゃあ私頑張ります!頑張って…稼ぎます!!」

直孝「何でそうなるの!?」



・抱負


※取材は進み…

浩史「さてと…じゃあ最後に今年一年間の抱負を会長と副会長の2人に一言づつお願いしまーす」

榎木「撮影するんで笑顔でお願いします!」

浩史「じゃ、小早川から」

早希「えっと…今年はせっかく直孝くんが入ってくれたんで、行事に色々な新しい取り組みをしていきたいと思います!だから生徒のみなさんもご協力をよろしくお願いします!」

浩史「ふむふむ…では、副会長」

直孝「え、えぇ…えーっと…」

直孝(落ち着け…なんか…なんかないか…考えろ…考えろよ…俺……あ、そうだ!)

直孝「そうですね、今とs」

浩史「あ、もう時間がないんで取材終了にするよ、じゃあ、ありがとうございましたー」←退出

榎木「ありがとうございましたー」←退出

直孝「…え、えぇ!?」

未来「どんまい、直孝」

早希「どんまい、直孝くん」



・文化祭まであと21日


※翌日

早希「さて、みんな揃った所で…文化祭まであと三週間に迫ってるよー!!」

直孝「え、そうなんですか!?」

光里「赤松くん、行事予定見てないの?」

直孝「うん、めんどくさいし、それに出し物とかあったら事前に打ち合わせあるでしょ?」

光里「そ、そりゃ…そうかも知れないけど…生徒会としてどうなのよ」

雫「…でも、その通りね…一年生は特に出展はないから、あんまり話に上がらないかもね…」

未来「それに私達は部活関係もないしな、司会進行も放送部がやってくれるし…」

ミナ「じゃ、生徒会がやる事は?」

早雫未「「「生徒会の出し物と文化祭の裏方と各出し物の調査」」」

直ミ「「案外いっぱいあった」」

光里「あなた達、生徒会を舐めてない?」



・萌え…燃える会長


早希「で、生徒会の出し物だけど…何がいいかな!?」

雫「…いつになく早希ちゃんやる気だね…」

早希「やるよー!!やったるよー!!今の私を止められるのはタイ焼き屋さんだけだよー!!」

直孝「寧ろたい焼きがあると止まるんですか!?」


未来「『Q.1先ほどの直孝のツッコミを100点満点で言うと何点か、理由を添えて答えよ』」

ミナ「『26点・理由、典型的過ぎる、せめて「某微◯み動画の歌◯手さんですか!?」とか言うべき』」

雫「『97点・理由、私にはツッコミなんて出来ない』」

光里「『0点・理由、男だから』」

直孝「いや、ミナ!そのツッコミはめちゃくちゃコアすぎてみんなついていけない!日下部先輩は日下部先輩で論点がおかしいです!!木林さんはもはや俺どころか男性全否定!?そして未来先輩『Q.1』ってどう言う事!?」

早希「直孝くん大変だね!!」



・その時、何かが起こった。


??「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


バン!!←生徒会室のドアが開く音

ブチッ!!←ドアの近くにいた早希が潰れた音


直孝「何かきた…ってかかいちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」

ミ光「「かいちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」

未来「ん?一之瀬か。どうした」

海斗「どうしたもこうしたもねぇよ!!聞いてくれよ未来!雫!それと…あれ?早希は?」

未来「そこ」←指差す

早希「 」←もはや紙切れ

海斗「だ、誰が早希を!?」

直未「「いや、あんただよ」」



一之瀬(いちのせ) 海斗(かいと) ♂(?)


海斗「まぁいいや、カンタンに治るし、こいつなら」

直孝「カンタンに治る云々の話ではまぁ良くないと思いますが…ってか誰ですか!?」

早希「大智くんの友達の一之瀬(いちのせ) 海斗(かいと)くん~」←復活

直孝「え、会長何者!?」

早希「で、どうしたの?」

海斗「実は…うちのクラスの模擬店が…まさかのコスプレ喫茶店で…」

雫「…そういやそうだったね…」

未来「うむ、そうだな」

ミナ「同じクラスなんですか?」

未来「私と雫と海斗が同じクラスだ…ついでにあの新聞部長も……で、確か海斗、お前のコスプレって…」

海斗「そうだよ!!メイドだぞメイド!?なんで!?ねぇ、なんで!?おかしいでしょ!?」

未来「大丈夫、お前女っぽい顔立ちだし」

海斗「それ褒めてないからな!!」

直孝(どうやら一之瀬先輩はツッコミ要員らしい)



・海斗、泣く


海斗「どうすればいいんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

未雫「「着て接客すればいい」」

海斗「orz」

ミナ(瞬殺!?)

直孝(怖っ!!)

光里(先輩殺っちゃえ!!)

直孝(どさくさ紛れになにいってんの!?)

早希(よし!海斗くんを使って大智くんを生徒会に…)

直孝(いや、ねぇよ!!)



・海斗、叫ぶ


海斗「…しくしく…もうお婿にいけない…」←体育座り

ミナ「よしよし」←海斗の頭撫でる

直孝「何というか…ドンマイです」←海斗の頭撫でる

早希「強く生きなさい生きなさい」←海斗の頭撫でる

光里「死ね男」←海斗蹴る

直孝「…いや、何やってんの!?」

海斗「いやお前らも頭撫でるなぁぁぁぁ!!」



・そんなハズじゃ無かった。


※泣き叫ぶ海斗は同じクラスの佐原麻依さんに引き取ってもらいました。

雫「…ところで…生徒会では何やるの?」

早希「そうなんだけど…何がいいかなぁ…」

光里「うーん…いざとなると浮かびませんね…」

直孝「何がいいかなぁ…」

未来「…あ、じゃあダンスはどう?」

ミナ「いいですね!!」

未来「だろ?で、私、『ハッピーシ◯セサイザ』踊りたいんだけど」

直孝(ちょっと待って、それボカロ曲…ボーカロイドなんて会長が知ってるワケ…)

光里(ちょっと待って、なんでそもそもあんた知ってるの)

直孝(……HAJIMEって、某動画サイト出身なんだよね…)

光里(もういい、わかった…でもま、会長が決めるんだし、会長が知らない曲は…)

早希「イイねそれ!」

直光((会長も知ってるの!?))



…と、言うワケでダンスを踊る事になった一同…


早希の笑顔は、ミナの鉄拳は、

未来のハチマキは、雫の本は、

光里の男性恐怖症は、

そして…直孝の命は…!?


後半へ続く…


直孝「ちょっと待って、それ確実に俺死ぬよね」

早希「誰にいってるの?直孝くん」


~~~


オマケ


浩史「かいと~」

海斗「…」

浩史「かいとー」

海斗「…」

浩史「かーいーとー!!」

海斗「…」

浩史「仕方ない、うみch」

海斗「それ以上言うと地獄へ叩き落とす」


※説明しよう!うみちゃんとは…女装した海斗の俗称なのである!!なお、類義語として、『ひとちゃん』、上級者向けの『海星(ひとで)ちゃん』などがある!!…って、え?ちょっと待って、海斗、なんでここに?ちょ、まっ、落ち着け!落ち着け!!話し合おうじゃないか、HAHAH…ギャァァァァァァァァァッ!!??……(ドサッ)


海斗「ただいま」

浩史「何と言うか…今の海斗なら世界 制服(・・)出来そうで怖い…」

海斗「俺は悲しい、今日だけで2 ()もの命(笑)を絶たせることになるとは…」

浩史「ちょっと待って!?なんで普通に話してるのに漢字が違う事が分かるの!?ってか体!?俺は人として見られてないの!?え、ちょ、まっ、ギャァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!」


※海斗の女装姿(つまり海星ちゃん)を是非誰か描いて欲しいです。作者サービスとして描いてくださる方いたら感想にでも教えてくださいm(_ _)m


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ