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カルマ

エルフの大森林 ララノア庭園



その日 ララノアはいつも通り のんびりとお茶を飲み世界中を眺めていた



破滅の双子が現れてしまいましたか…


前回現れたのは1億年くらい前だったでしょうか


前回の文明は科学が急速に発展し人口が爆発的に増加


深刻な環境汚染や各地で戦争が激化し多くの命が亡くなりました


その結果 星のカルマ値が一気に上がってしまいましたね


その後は科学が発展しないように気をつけていましたがダメでしたか


それでも今回は前回文明が滅んだ時よりも かなり長く続きましたね


新しく世界を創造する度に思いますが


全ての種族が仲良く手を取り合うことは難しいみたいです


同じ種族でも争いが絶えないですから


次はもっとより良い世界を創造出来るようにしましょう



ララノアは少し悲しい表情で禁忌の世界に現れた破滅の双子を見つめる



・・・



破滅の双子を倒せる者はデイにはおりません


私が現在設定可能なデイの最高LVは9999


ですが破滅の双子はLV99999あるのですから


デイの加護を持つシャクナであっても一撃で殺されるかもしれません


LV50億の私が直接戦えば倒せるでしょうが


星の観察者として それは絶対にやってはいけないことです


残念です…





禁忌の世界 審判の門



人族に似た容姿の2人の男女が辺りを見回していた


男の方は地面につきそうな長い白髪


腰には白銀の剣 上半身は裸で下半身は黄金色のスカートを履いている


女の方は腰まである黒髪


自身の倍はある漆黒のハンマーを持ち 黄金色の鎧に身を纏っていた


体はやや透明でよく見れば体内の血管や臓器が薄ら見えている


どちらも年の頃は人族の20歳位に見える



星の罪はそこに住む生命の罪


我等が断罪しよう



この星に来るのは1億年ぶりくらいかなー


もう殆ど覚えてないけど


前回の時は一瞬で滅ぼした気がするなー


シーロ 今回はどうするー?



久しぶりの目覚めだ


じっくり時間をかけて楽しむのも良いかもしれん


この星を滅ぼした所で我々は また長い眠りに入るだけだからな


そこで死んでるお爺さん 中々の強さだった


今のこの星にはもっと強い者がいるかもしれん


そいつらを探して狩るのも一興かもな



いくら強くても 私達には遠く及ばないよー


今まで いろんな星を数えきれないほど滅ぼしたけど私達に敵う相手なんて いなかったんだからー


一度で良いから全力を出して戦ってみたいよー


弱い者イジメばっかでツマンナーイ



ふっ そうだな


いつか そんな強者に出会いたいものだよ


この星 たしか前回は俺が一瞬で滅ぼしたはずだ


今回はクーロの好きにしてみてはどうかな?



うーん あんまり気が乗らないんだけどー


うーん どうしよっかなー



クーロは辺りに何かないか遠くを見つめる



を あっちの方角に祭壇があるねー


あの祭壇は各地に繋がってそうだよー



今 解析したが この星は3つの世界から構成されてるようだ


たしか前回来た時は2つの世界だったような気がするが


ふむ まぁ どうでも良いことか


クーロ 恐らく その祭壇から他の世界に行けるはずだ



ふーん


なら そこら辺にいる生命体を適当に捕まえて洗脳強化して


祭壇から他の世界に送りこんじゃおっかなー


そしたら そのうち強い奴が釣れるかもー



ふっ 全てクーロに任せるよ 好きにすれば良い



ほーい じゃあ適当にやるよー



ドガーーーン!



クーロはいきなり自身の倍はある漆黒のハンマーを地面に振り下ろした


地面深くに巨大な穴が空き するとそこには体長30m程のヤスデが気絶していた


クーロはそのヤスデを洗脳強化し無造作に掴み地上にぶん投げた


ドスーン!



うーし こいつを釣りのエサに使うよー



シーロはヤスデを調べる



こいつは高級ヤスデLV3000だ


さっきのお爺さんよりはかなり弱いが こいつを倒せるくいらの奴なら多少は楽しめるかもな



その後 2人は気絶している高級ヤスデを引き摺りテクテクゆっくりと巨人の祭壇まで歩いてきた



さーて ヤスデちゃん 行っておいでー



クーロは気絶している高級ヤスデを巨人の祭壇に放り投げる


すると 高級ヤスデは姿を消した



ん!? なんか変だな…



シーロ どうしたの?



この祭壇から他の2つ世界に行けるはずなんだが


我々は行けないみたいだ



えー なんでー?


たった今ヤスデちゃんは行けたじゃないの



ああ 我々以外の生命体は行けるみたいだな


何なのだ これは…


解析してみるか


ふむ これは厄介だな 時間がかかりそうだ



ふーん なら私は強い生命体でも探しに行ってこよっかなー



好きにすれば良い 俺はここで解析してる これは何日かかかるかもしれん



ふーん なら行ってくるー






エルフの大森林 ララノア庭園



ララノアは少し厳しい表情で破滅の双子を見つめている



禁忌の世界は檻なのです


破滅の双子を閉じ込めるための檻


世界を初めから創造する時には何故か審判の門を世界のどこかに必ず設置しなくてはなりません


前回 破滅の双子に世界を滅ぼされ時に私は何とかしなければと考え


3つ目の世界である禁忌の世界を創造し そこに審判の門を設置


巨人の祭壇はこの世界で生まれた者しか通れないように設定しました


シーロが巨人の祭壇の解析を始めていますが


巨人の祭壇の特殊建造物LVは現状上げられる最大のLV5にしてあるので解析にかかる時間は7日前後になるでしょうか


それが過ぎれば私が予測不能な奇跡でも起こらない限り世界はまた…



ララノアは静かに目を瞑りヌンコと厄災の巨人との戦いを思い出していた


あの時ヌンコの近くに現れた者


厄災の巨人を倒した後に消滅したヌンチャク


あの者も あのヌンチャクも デイのモノではありません


あんな事は初めてでした


あれは何だったのでしょう


今はただ あの時のような奇跡を願うだけです…






裏の世界 ドラゴン島



ミルコとサラは禁忌の世界から帰ってきてから


裏の世界で唯一のパン屋さんを趣味で2人仲良く始めていた


これはミルコが海想列車で食べたサンドイッチが忘れられなかった為である


何千年も試行錯誤し 今では味にはかなりの自信を持つようになっていた


だが場所が場所なだけあってパン屋さんに訪れる者は殆どいなかった


ちなみにパン屋さんの名前は海想列車であり


お店は列車の形をしている


看板には可愛らしい笑顔の妖精が描かれていた



サラ ちくわパン焼けたぞー



はーい そういえば今日はシェイクスピアさんが来る日でしたね



うん あの方は ちくわパンしか買っていかないからな どれだけ好きなんだか



そうね ちくわパンを買うのはシェイクスピアさんだけですものね



そんな会話をしている時 お店のドアが開いて


ビシッと背広を着こなした海コアラが入ってきた


ガラガラー


毎度さまでげす ちくわパン出来てるでげすか?



いらっしゃい いらっしゃい


ちょうど今 焼けたところですよ


今お包みいたしますね



ありがとうでげす


ちくわパンを食べながら お酒を飲むのが


1ヶ月に1度の贅沢なのでげす


ところで今日はザックスとアイルはいないみたいでげすね



はい 子供達は妖精の森に沢山のアップルパイを届けにお使いに行ってもらってます


妖精の森に行く度にトンコさんと一緒に修行してるみたいなのでいつも帰ってくるのが少し遅くなりますね



その時


その場にいた全員が嫌な感覚に襲われた



な 何だ!?



これは!?



この感覚 ま まさか!?



この時 シェイクスピアは誰よりも早く神柱の事を考えていた


そして 固有アクティブスキル


世界眼を発動した!


[説明しよう]世界眼

世界全体を観測出来る

自身のLVが上がる程 世界眼を使えば使う程に

観測可能な範囲が広がり いろんな情報も入手可能になる

クールタイム24時間 クールタイム中は全ての防御力が0になる



シェイクスピアはすぐに神柱を確認する



ほっ どうやら神柱には何も異常はなさそうでげす


でも この嫌な感じは何でげすか


胸騒ぎがするでげす


もっと 範囲を広げて見るでげす



シェイクスピアの世界眼は1万年前は表と裏の世界しか観測出来なかったが


今では禁忌の世界も観測可能になっている



これは 間違いない 神柱が復活した時の感覚に似ている


それに 外が真っ暗になっている…



はい まさか また神柱が復活したのでしょうか?



神柱に異常は無いでげす


今あっしが固有アクティブスキルで世界中を観察しているので少し待っててげす



シェイクスピアが世界眼で観測し始めてから10分程過ぎた頃 外から声が聞こえてきた



この建物の中で間違いない



パンの焼ける良い匂いがするね



ああ 懐かしい匂いも中からするよ


この列車の形をした建物と看板に描かれている妖精…


全てが懐かしい



それにしても ここまで すぐ着いちゃったね



そうだな 俺たちが全速力を出せば 世界の果てから果てだろうと あっという間だ


こんなに すぐこれるのに何千年も時が過ぎてしまったな



私は父ちゃんの昔の仲間に会えるのが楽しみだよ


じゃあ ドアを開けるよ


ガラガラー


おじゃましまーす



久しぶりだね マイケル 9000年ぶりくらいかな



お久しぶりです マイケルさん



ああ 本当に久しぶりだな


2人が元気そうで 安心したよ


それと シェイクスピアじゃないか お久しぶり



お久しぶりでげす あっしはたまたまパンを買いに来てたのでげす



マイケル ここに来た理由はわかるよ


この世界が暗闇に染まっている件だろう?



ああ 表の世界でも同じ現象が起こっている


神柱が復活した時の感じに似ていたので神柱の様子を確認する為に裏の世界に来たんだ


ついでと言っては何だが 2人にも会いたくて ここまで来た



会いに来てくれて ありがとう


マイケルに会えて嬉しいよ


ところで隣にいる可愛らしいお嬢さんは誰なのかな?



初めまして 私は娘のメアリーだよ!


種族はキョウで今は人化してる姿で本当の姿は犬なんだ よろしくね!



そう言うとメアリーは黒い犬の姿になった



初めまして 俺はミルコ 隣にいるのが妻のサラ


マイケルとは古くから仲良くさせてもらっている


これから君とも仲良くしていきたいな よろしく



初めまして サラです


これから よろしくお願いします メアリーちゃん



ちょっと前に狐と結婚してな


で 産まれたのがメアリーだ


メアリーの他にも うさぎでマイって娘もいるぞ


マイは結婚していて子供もいるんだ



それは めでたいね


実は俺たちの間にも子供が2人出来たんだ


兄のザックスに妹のアイル


今は妖精の森のトンコにお使いに行ってる



こ これは なんて事でげすか!?



どうしたんだシェイクスピア?



禁忌の世界にある 審判の門が破壊されているでげす…



審判の門?



審判の門とは何だ?



あっ 私 聞いた事ある


たしかギガ爺さんの詠唱の中にあった言葉だ!



あっしの固有アクティブスキルである世界眼


こいつの能力は日々成長しているでげす


ここ数百年程前から禁忌の世界も観察可能になったでげす


そして禁忌の世界で審判の門を見つけたでげす


審判の門が気になり あっしは調べに調べたでげす


あっしのクラスは古代図書館なので最初調べるのは余裕だろうと思っていたのでげすが違ったでげす


調べても調べても審判の門の情報は出て来なかったでげす


あっしのスキルの中にブラックボックスという


とんでもないポイントを消費しないと習得出来ないスキルがあったでげす


このスキルしかないと思い


ちょうど昨日ようやくポイントが貯まり全ブッパしてブラックボックスを習得したでげす


そして審判の門の謎が全てわかったのでげす


星にはカルマ値なるものがあるそうでげす


カルマ値とは星に住む者が悪いおこないをすると長い年月をかけてちょっとずつ上がっていくでげす


そしてカルマ値が100を超えてしまうと


審判の門が破壊され そこから世界を無に帰す為に


破滅の双子が現れるでげす


前回 破滅の双子が現れたのは1億年前で


その時は一瞬で世界は無に帰ったと書かれていたでげす


後は よくない情報なのでげすが


破滅の双子を倒す方法は書かれていなかったでげす…



場が重たい空気の中 マイケルが話し出す



早い話 その双子を倒せば良いんだろ


なら やるしかないだろ



うん 今は外は真っ暗だし私は無敵だよ


敵が誰であろうとやっつけてやるよ!



シェイクスピアは厳しい表情で語る



破滅の双子を倒すのは難しいと思うでげすよ


今 あっしには破滅の双子が見えているでげすが


とんでもないでげす


あっしのスキルに今見えている情報をみんなに共有可能なものがあるので


全員に禁忌の世界の様子と破滅の双子を見せるでげす



これは!? これは!?



マイケルとメアリーが驚きの声を同時にあげた



厄災の巨人と初めて戦った時なんか比べ物にならん


これは絶望だよ…



たとえ夜でも全く勝てる気がしない…



おいおい この破滅の双子はそんなに強いのか?



ああ 表と裏の世界 強い奴を全て集めて戦ったとしても勝てる可能性は0だろう…


だが 破滅の双子がどんなに強くても


何かしら方法はあるはずだ それを探すしかない



ところで 男がいる場所


あれは巨人の祭壇だな あそこで何をしてる?


女の方はどこに向かって歩いているんだ?


前回は現れてから一瞬で世界を滅ぼしたのだろう?


奴等は何をしているんだ?



禁忌の世界は前回破滅の双子が現れた後に新しく創造された世界で


破滅の双子を閉じ込める為の牢獄なのでげす


禁忌の世界は破滅の双子に限り 他の世界に行く全ての方法が制限されているでげす


だけど それもほんの少しの間しか閉じ込めておくことは出来ないみたいでげす


巨人の祭壇にいる男は禁忌の世界から出る方法を探しているところでげす


女の方はただの暇つぶしで強いモンスターを探しに行ってるところで


捕まえたモンスターを表や裏の世界に送り込もうとしてるでげす



よくわからないことだらけだが


破滅の双子が禁忌の世界から出てくるにはどのくらいの時間がかかるんだ?



それは わからないでげす…



ねぇ 壊れているのが審判の門だよね


近くに誰か倒れてるよ


あれって まさか ギガ爺さんじゃ…



あの 巨人のお爺さんは もう亡くなっているでげす


恐らく 破滅の双子に殺されたでげす


審判の門の近くにいる巨人ってことは


代々審判の門を見守ってきた特別な能力を持つ巨人だと思うでげす



そんな ギガ爺さん…



誰か他に聞きたい事はあるでげすか?



ちょっと気になったんだけど


禁忌の世界が新しく創造されたって


一体誰がそんな神みたいなことが可能なんだ?



これは 多分でげすが


恐らく当たってると思う説があるでげす


始まりと終わりの黄昏


エルフの大森林にいる ララノアだと思うでげす



ララノアさんか! 



たしかにあの方なら納得いくな



あの方はとても神秘的な感じでした



石板を3つ集めると会えるエルフだよね


私も1度会ってみたいな



そうだ ララノアさんなら破滅の双子を楽に倒せるはずだ


ララノアさんに会いに行って頼んでみよう



それは無理だと思うでげす



何故?



ララノアがもし直接 破滅の双子を倒す気があるのであれば


禁忌の世界自体を創造はしないはずだからでげす


ララノアにはそれこそ神のような能力があるでげす


しかし あっしが調べた限り


ララノアは世界が滅ぶような時でも この世界には干渉しないようにしているでげす



じゃあ どうする


もう世界に残された時間はすくないのだろう?



あっ ギガ爺さんの近くに誰か来たよ



巨人のお婆さんでげすね



泣いている あのお婆さん ギガ爺さんの嫁さんだと思う…


あっ お婆さん 巨人の祭壇の方向に飛んでっちゃった



どうやら お爺さんを殺した者へ復讐に向かったみたいでげす






禁忌の世界 巨人の祭壇



巨人の祭壇で巨人のお婆さんとシーロが対峙していた



アンタ 破滅の双子の片割れだね


爺さんの仇 とらせてもらうよ


お婆さんは空間から美しい槍を取り出した



ほう これは なかなか


先程のお爺さんと同じくらいの強さだな


良いだろう 遊んでやる


こい






裏の世界 ドラゴン島



マズイよ お婆さん殺されちゃう


助けないと!



そうだな あのお婆さんもかなり強いが


相手が悪すぎる



だが どうやって禁忌の世界に行く?


前回使ったアイテムはもう無いし


禁忌の世界に転移では行けないんだぞ



前回使ったアイテムは壊れちゃいましたからね



ギガ爺さんはもの凄く長い詠唱で禁忌の扉を開けてたよ



その詠唱の効果があるのは禁忌の世界で生まれた者だけでげす


他の世界で生まれた者が唱えても扉は開かないでげす



禁忌の世界に行く為にはアイテムを使うしかないが 


今から探したところで 間に合うわけがない


赤い魚のモンスターを倒すと極稀にドロップする超激レアアイテムだからな


前回は10年探してもドロップしなくて諦めかけていたところ


たまたま 露店で見つけて購入出来たんだ



ねぇ そのアイテムって何なの?



レッツゴーキンキと呼ばれる 赤い魚の形をした ぬいぐるみ でげす



えっ



メアリーは空間から 赤い魚のぬいぐるみをとり出した



もしかして これのこと?



それだ! それ! それです! それでげす!



では 早速 お婆さんを助けに行こう


禁忌の世界に行くメンツはどうする?



俺は行くぞ 出来るだけ強い奴が多い方が良いだろう


それに俺は転移が使えるから 何かあっても全員連れて逃げれる



私も行きます! 皆さんをサポートします!



シェイクスピアはどうする?



あっしはここでお留守番しているでげす


あっしの戦闘力では禁忌の世界では役に立たないでげす


それにザックスとアイルが帰ってきた時に説明する者が必要でげすからね



わかった なら俺 メアリー ミルコ サラで決定だな



父ちゃん



何だ?



お姉ちゃんも連れていこうよ



そうだな マイの戦闘力なら問題無い






試練の塔 最上階



4人はその後 転移で天空城に寄り


マイ そして エドも加え 6人で転移


禁忌の扉の前まで来ていた



では メアリー 禁忌の扉にレッツゴーキンキを投げつけるんだ



わかった えいっ!



メアリーは禁忌の扉に向けて


レッツゴーキンキをぶん投げた!


禁忌の扉にぶち当たるレッツゴーキンキ


当たった瞬間 ボフンと音が鳴り


レッツゴーキンキは粉々に砕け散った


すると 禁忌の扉が少しずつ開き出した



おー 開いたよ!



みんな 急ぐぞ もう時間がなさそうだ



6人は お婆さんを救うべく 巨人の祭壇がある方向へ全速力で飛んでいった






禁忌の世界 巨人の祭壇



はぁ はぁ はぁ



お婆さんは まだ生きていたが


全身ボロボロ血まみれで何とか立っていた



くぅ まるで歯が立たないじゃないか


かすり傷一つ つける事が出来ないなんて


やはり とんだ化け物だね



ふっ 化け物か


そんな者になった覚えはないがな


もう 良いだろう


楽にしてやる


苦痛など感じぬ 一瞬で終わらせよう



ここまでか


爺さん 今 いくよ…



シーロがお婆さんにトドメを刺すべく攻撃しようとした


その時


雷光!


ズガーーーン!!!


マイケルの雷光がシーロの顔面に直撃した!



マイケル ミルコ メアリー マイがお婆さんを守るように前に出る


エドはすぐさま お婆さんに回復魔法をかける


サラはその間に立ち みんなをサポートする



どうやら 間に合ったようだが


さて こいつ どうしたものか…



近くで見るとヤバいな 冷や汗が止まらない



こんなの初めてだ 底が全く見えないよ


私の感が言っている すぐに逃げろってね


天ちゃんはどう思う?



メアリーお前の腕ではまだ無理だ


無理に斬ろうとすれば俺様 折れちゃうかもしれん



お父さんの雷光が直撃したのに全くの無傷


メアリーの言ったとおり すぐに逃げるべきです



お婆さん 大丈夫ですか?



おお どなたかわかりませんが ありがとうございます


だが 私には構わず 今すぐ 逃げなされ


あやつは 化け物じゃ この世界の者では太刀打ち出来ない



あっ みなさん 気をつけて下さい 誰か来ました!



その時 クーロは新しく捕まえたモンスターを引き摺って戻ってきた



シーロ ズルいぞ 1人で遊んでー


私も遊びたーい♪



クーロ 念の為こいつらを逃がさないように後ろに回れ



ほーい



瞬時にクーロはエドの前に移動した


それを見た メアリーとマイはすぐさまエドを守るべくクーロの前に出る



マイケルはこの時 嫌な予感がしていた


ミルコとメアリーは転移を使える


いざとなったら転移で逃げれる


だが 何だ この嫌な予感は…


破滅の双子を直で見て改めてわからされた


今の俺たちでは絶対に勝てない


ここは逃げる道以外の選択肢はない



メアリー 使え!



わかった!



・・・



メアリーは逃げるべく転移を使ったが


何も起こらない


マイケル ミルコ サラ メアリー マイ エドは困惑の表情をしていた



ふっ どうしたのかな?


もしかして転移を使って ここから逃げようとしたのかな?


君たちに悲しいお知らせをしなくてはならない


ここら辺一帯を転移不可にさせてもらったよ


我等から逃げるのは不可能 戦うしかないぞ



この絶望の中 マイケル達は必死に生き延びる術を考えていた



どうする 全ての能力は奴等が圧倒的に上


ここから1人も逃げることは出来ないだろう


かと言って 破滅の双子と戦うのはただの自殺行為だ


くそっ 何か 何かないのか…



マイケルは 今この状況が完全に詰んでいることは理解していた


だがしかし それを認めるわけにはいかなかった



ふっ 何やら考えているようだ


今から死ぬ君たちに もう1つ悲しい お知らせをしようか


我等のLVは99999


固有パッシブスキルは自身よりLVの低い者からの全ての攻撃を完全無効化にする


最高LVが9999である君たちでは我等には擦り傷1つ負わせることは不可能



ねぇー シーロ ごちゃごちゃ五月蝿いよー


もう攻撃しちゃっても良いかなー?



ふっ どうやら うちのお姫様が我慢出来ないようだ


君達から攻めてくる気がないのなら


我等から攻撃をするぞ 少しは楽しませてくれよ



その場の全員が死を覚悟している時


その中でミルコだけは1つの可能性を考えていた



もし みんなが助かる方法があるとすれば


こいつしかないだろう


しかし 破滅の双子が黙って見ているわけがない


こんな時メダがいてくれたら…



その時 地中深くから音が聞こえてきた


その音はどんどん近付いて大きくなり


ドーンと何かが地面を突き破り出てきた



よぉ 兄貴 呼んだか?



金髪グラサンの天使がニコッと笑った



をっ てか みんないるじゃん!



メダ! 白髪の男と黒髪の女は敵だ


今すぐ神曲を使って攻撃しろ!!!



非常事態ってやつだな 大好物だぜ!


神曲発動!


メダの周囲に3つの魔法陣が現れる


2つは白 1つは黒だった


召喚されたのは


白の魔法陣からは大天使ミカエルとガブリエル


黒の魔法陣からは堕天使ルシファーである



マジかよ 超大当たりじゃん!



[この時の召喚は超大当たりだが これは近くにいたエドの幸運勇者の影響のおかげである]



ミカエルとガブリエルはクーロ


ルシファーはシーロに攻撃を開始した



ほう これは面白い 良い暇つぶしになりそうだ



へぇー 強そうじゃん 良いよ 良いよー♪



破滅の双子と召喚した天使と悪魔の激しいバトルが始まった



よし 今なら



ミルコは昔ヌンコから貰った切符を力強く握り


海想列車を召喚した!



みんな 急いで列車に乗れー!



全員が海想列車に乗り込み全速力でその場を離れた


が 破滅の双子は召喚された天使と悪魔を倒して


海想列車を追ってきていて間近まで迫っていた



おいおいおい 何なんだアイツら


召喚されたのはミカエルやルシファーだぞ


それを倒すなんて…



アイツらは破滅の双子と呼ばれる世界を滅ぼそうとしている化け物だ



マジで化け物だな


みんな ヤベェぞ アイツら列車に攻撃しようとしてるぞ!



ふっ なかなかに楽しかったな


だが 所詮は低LVの者が召喚した天使と悪魔だ


我等の敵ではない



召喚は召喚者のLVが高ければ高い程 召喚された者の能力が上がるからねー


さーて あの長い箱に攻撃するよー


そーれ!



クーロは海想列車に向けて漆黒のハンマーをぶん投げた!


漆黒のハンマーが海想列車に直撃する瞬間


ミルコ メダ サラ マイケルはヌンコのことを思い出していた


そして 誰もが海想列車に漆黒のハンマーが直撃すると思った時


海想列車は禁忌の世界から姿を消した



な なんだと!? 転移は不可能なはずだぞ…



えっ 消えちゃった…






超巨大戦艦アクアマリン号



その日 ユナはナユタのライブを小刻みに踊りながら見ていた


ナユタちゃん最高なのぬん♪


すごく可愛いし 歌もすごく良きなのぬーん♪


ん!? アクアマリン号に侵入者なのぬん


こんなの初めてのことなのぬん






海想列車が辿り着いた場所


それはアクアマリン号のドックであった










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