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お姉ちゃん

あら 女の子の 可愛い 黒いわんちゃんです


大きさは私と同じくらいでしょうか


今 父ちゃんと同じくらい強いとか言いましたね


マイは辺りをキョロキョロ見渡す


私しか いませんね


て ことは


あのぅ もしかして私でしょうか?



うん そうだよ うさぎさん


私の名前は メアリー


冒険者になる為に 今日 天空の島から表の世界に降りてきたんだ



うーん 長生きしてる私でも


聞いた事がないワードが2つもあります


でも名前はわかりました


相手が名乗ったら こちらも名乗らなくては失礼ですよね



私の名前は マイです


今日はお母さんの命日なので お墓参りしてたのです



お墓参りって うさぎさんの目の前にある


そのデカい墓石だよね?



そうです この墓石にはお母さんの名前


サクラが刻まれています



サクラだって!?


邪神を倒した英雄じゃないか!



邪神とは何ですか?


その話は全く聞いたことありません



父ちゃんによく昔話を聞いていたんだ


邪神てのは世界を滅ぼそうとした悪い奴で


その邪神を倒したのが


モフリストって冒険者パーティーだ


その時 モフリストのメンバーは7人いたんだけど


邪神を倒したメンバーは3人


まずはリーダーのリスト


そして サクラ


最後は 私の父ちゃん マイケルだ!



え!?


あ あのぅ


あなたのお父さんのマイケルって


青色と紫色の犬だったりしますか?



えっ そうだけど 何で知ってるの?



あ あ え えっと


私 その ものすごく長生きしてて


1万年以上も生きているので 昔にちょっと聞いたことがあったんです…



ふーん 父ちゃん母ちゃんも1万年以上生きているって言ってたな


ちなみに 私は15歳だよ



(間違いない この子 私の妹だ…)



ねー うさぎさんは これからどうするの


何か予定とかあるの?



こ この後は


お墓をピカピカに磨いて 周りを掃除します


その後はお墓の前で寝て


早朝に お家がある 西の玉響高原に帰るつもりです…



私ね父ちゃんの話を聞いて 冒険者に憧れたんだ


だから父ちゃんの始まりの町であるアンにやってきたの


まずはモフリストのメンバーのお墓参りした後にギルドに行くつもりだったんだけど


ねぇ うさぎさん


良かったら 私と一緒に冒険者にならない?



えっ!?



よく わからない不思議な感覚なんだけど


うさぎさんは他人じゃない感じがするし


何より強い


私達 上手くいく気がするんだよね


どうかな?



(冒険者は大変危険だと聞いています 1人では心配です お姉ちゃんの私が守ってあげないといけませんね それに一緒にいれば いつか お父さんに会えそうです)



わかりました 私 冒険者になります!



良かった♪


いきなり 強い仲間に巡り会えるなんて幸運だよ


私のことはメアリーて呼んでね


うさぎさんのことは何て呼んだら良いかな?



わ わたしですか


そうですね


お姉ちゃんは どうですか?



お姉ちゃん?



あ あの 一応 私


1万歳でかなり 年上なので


お姉ちゃんて呼ばれたら 嬉しいなと思いまして…


だ ダメですか?



お姉ちゃんかぁ…


なんだろう なんか しっくりくる気がする


私ひとりっ子だから


本当のお姉ちゃんが出来たみたいで嬉しいよ


今から お姉ちゃんて呼ぶね



あ ありがとうございます♪

(マイの表情はパァと明るくなった)


うふふ お姉ちゃん お姉ちゃん お姉ちゃん


良い響きです…

(マイは嬉しくて自分の世界に入っている)



お姉ちゃん お姉ちゃん



はっ はい なんでしょう?



お墓 掃除するんでしょ 私も手伝うよ






2人はお墓の掃除をした後にギルドの受付にやってきていた


えーと メアリーさんとマイさん


これが お2人のギルドカードになります


ギルドカードを失くされた場合


再発行にまたお金がかかりますので お気をつけ下さい


それでは今から お2人は冒険者になります


最近 冒険者の死亡


パーティーの全滅が多くなってきております


命あっての仕事なので いついかなる時でも


慎重に行動して下さい



ありがとう 気をつけるよ



ありがとうございます



早速2人はギルドカードを見る


おお しっかりと私の名前とモフリストってパーティー名が刻まれているよ


実感わいてきたな ちょっと感動



ふふふ 嬉しそうですね メアリー



うん ずっと冒険者になりたかったからね



これから どうするのです?



もうすぐ夜になるし どこか宿でもとる?


本当は真夜中に起きてて行動したいんだけどね


夜の私は無敵だから



そうなんですか それなら


モフリストは真夜中に活動して


昼間に寝ることにしましょう



お姉ちゃんは 夜 大丈夫なの?



私は夜目も利きますので心配ありません



じゃあ今から お仕事しよっか?



はい そうしましょう



これなんか どうかな


近くの海岸に大量発生中の場違いクラーゲンの討伐



良いですよ


何があっても 私がメアリーを守ってみせます


だって 私は お姉ちゃんですから!



あ ありがとう


私もお姉ちゃんに何かあったら守るよ


お互いに助けあっていけたら良いね



(はぁぁぁ 妹の笑顔が眩しすぎます)



メアリーは壁に貼ってあった


場違いクラーゲン討伐依頼の紙を受付に持っていった



あのー この依頼受けたいんですけど



あなたはさっき冒険者になったばかりの方ですね


この場違いクラーゲンですが


この辺りに出現するモンスターとしては かなりの強さです


なので新人冒険者の方には荷が重いかと思われます



多分 大丈夫だと思います



多分では困ります 死んでからでは遅いんですよ!



おい その依頼 受理してやれ



ギルマス!


しかし この方達は たった今冒険者になった新人ですよ!



俺が保証する コイツらなら大丈夫だ



わ わかりました…



そして新人の2人は依頼を受けギルドから出ていった



ギルマス 本当に良かったのですか?



ああ 野菜売りのうさぎさんは昔から知っていたが


怖くて近付く事が出来ずに野菜は買えなかったな


近くで見るとエゲツないぜ


もう1匹の黒い犬


どっちも 化け物だ


俺は昔 かなり無茶をやった冒険者だったが


それでも あんな化け物には出会ったことがない


それも2匹もだ


あの2匹が世界に牙を向けたら


一瞬で世界は滅びそうだな


ギルマスの身体は震え 大量の冷や汗をかいていた



そ そんなにですか…






アンの近くの海岸


おー あれだ 聞いたとおり5m位の透明なイカっぽい形してる


大量発生って書いてあったから 何百 何千と勝手に想像してたけど20体もいないね


サクッと倒そうか



メアリー ここは私にお任せ下さい!


(妹にカッコ良い姿を見せたいです)



それじゃあ 任せるよ



はい! マイは神雷を放った!



ズガーーーーーーーーーン!!!!



周囲にいた 場違いクラーゲンは一瞬で消滅した



(どうですか お姉ちゃんの勇姿は)



え!?


神雷って邪神だけが使うチートスキルなんじゃないの…


あの


私の種族はキョウなんだけど


お姉ちゃんの種族って聞いても良いかな?



私の種族は 死神うさぎ です



全く聞いたことない種族だ


私のクラスはキョウとモフリストなんだけど


お姉ちゃんのクラスは死神うさぎなの?



クラスは運命を刈り取る者になっていますね



それも全く聞いたことないや


お姉ちゃんは私が思っていた以上に強いのかも


依頼達成したし もう帰ろっか






えっ もう依頼達成したのですか?



うん そうだけど場違いクラーゲンを一瞬で消滅させちゃったから


場違いクラーゲンの部位とか取ってこれなかったんだよね



ご ごめんなさい


私が張り切りすぎたばかりに…



お姉ちゃん 仕方ないよ 気にしないで



(反省です ドジなお姉ちゃんと思われてしまったでしょうか…)



もう外は暗くなってきましたので場違いクラーゲンの確認は明日になります


明日また いらして下さい



お姉ちゃん 明日までどうしよっか


あれ お姉ちゃん 眠たそうだね



今の時間帯 いつも寝ているんです


なので ちょっと眠いかも



眠いなら 私の影で寝る?


お姉ちゃんなら いつでも出入り自由にしておくよ



影ですか?



そう 影


お姉ちゃん ちょっと私の影に触れてみて



マイはメアリーの影に触れる



をを!? スッと手が入りました


では失礼して中に入ります


これは なかなかに快適ですね


真っ暗なので すぐに寝れそうです



お姉ちゃん そのまま寝てて良いよ


私は適当に時間を潰すから



マイは影からヒョコっと顔を出す



どうせなら 私のお家がある玉響高原に行きませんか?


アンから西に空をビューンと飛んで1時間程です



お姉ちゃんの お家興味あるよ 行こ行こ!



なら 私の後に着いてきて下さい






玉響高原


ここが 私のお家ですよ!



綺麗なお家だね



最近 建て直したばっかりですからね♪


さぁ メアリーどうぞお入り下さいな



お邪魔しまーす


中も綺麗だね



毎日 お掃除してますからね


こちらが お食事する所で


おトイレは外にあります


ちょうど このお家には2つの寝室があるのです


メアリーはこちらの部屋を使ってください



うん ありがとう



メアリーてコーヒー飲めますか?



私 コーヒー好きだよ



なら 玉響高原産のコーヒー豆で


お姉ちゃんスペシャルコーヒーを入れましょう



良い匂い



メアリーどうぞ お姉ちゃんの自信作です!



いただきます


美味しい…


美味しいよ お姉ちゃん!


こんな美味しいコーヒー 初めて



(はぁぁぁ 妹が可愛すぎて たまりません)



この玉響高原産のコーヒー豆は数が少なく貴重なのです


たまにアンの広場でも売りますが一瞬で売れてしまいます



お姉ちゃんて商売してるの?



お仕事は1年に1回だけ


お母さんの命日にお墓参りしたついでに


お野菜とかを売ってます


玉響高原産の物は人気で1年に1回でも結構な稼ぎになります


私は普段お金を殆ど使わないので十分なのです



私の初仕事は今回の場違いクラーゲン討伐だよ


それにしても お姉ちゃんの神雷は凄かったな


固有アクティブスキルでもないのに強すぎる



神雷はSP消費が重いので連発は出来ませんけどね…



お姉ちゃん すごく眠そう


無理しないで 寝て良いよ



そうします もう眠気が限界だったのです


メアリー おやすみなさい



おやすみ お姉ちゃん






次の日の早朝


ふぁぁ よく寝ました


さて 朝の修行をしましょう


ん!? 何でしょう この匂い


スンスン


はっ! そうでした 妹が泊まっているんでした



マイはそぉーと メアリーが寝てるはずの部屋を覗く



あれ いませんね


おトイレでしょうか



マイは外に出て メアリーを探す



おトイレにもいません


まさか昨日の事は 全て夢ではないですよね…



マイはメアリーがいたはずの部屋の匂いを嗅ぐ


間違いない 妹の匂いです


てことは 外にお散歩にでも行ったのかしら


とりあえず近くの御影池から探してみましょう



マイは御影池に近付くと


御影池からザバァーと可愛い人族の女の子が裸で出てきた



あっ お姉ちゃん おはよう



お姉ちゃん? あなた 誰ですか?



メアリーだよ 私 人化出来るんだ



(くぅぅぅ 犬の時も可愛いかったですが 人族の姿も反則的に可愛いです)


それは便利ですね 凄く可愛いですよ



えへへ



メアリー 昨夜はどうしてたのですか?



私は夜型だから 一晩中起きてて玉響高原を探索してたよ


身体を綺麗にしてから 眠ろうかなと思ってたところ



そうですか 寝る前にご飯食べます?


食べるなら 今から お魚焼いて お野菜とってきますよ



そうだね 食べよっかな



今から準備するので メアリーは部屋でのんびりしていて下さい



私も手伝うよ



なら 池でお魚を2匹捕まえて 串に刺して焼いてもらえますか?


その間に私はお野菜をとってきます



りょーかいです お姉ちゃん!



5分後



おかえり お姉ちゃん



ただいまです お魚 良い感じに焼けていますね



うん 美味しそうだよ



それでは いただきましょうか



もぐもぐ もぐもぐ


メアリーは人族の姿で食べている



この お魚とお野菜 美味しいね



そうなんです 玉響高原の食材はどれも美味しいのです!


(はぁぁ 妹と食べる ご飯は最高ですね)



ご馳走様でした!



食事後 2人仲良く並んで歯磨きをする


シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ



じゃあ 私 寝るね


おやすみなさーい



おやすみなさい


ふぅ なんて幸せなひととき なのでしょう


よし 今日の修行は頑張るぞー



1時間の修行が終わり 家に戻ってきたマイ


そぉーとメアリーの部屋を覗く



はぁぁぁ 妹が尊すぎます


一緒に寝たいですが 変に思われたらいけません


我慢です 我慢するのよ マイ


暫しの間 寝てるメアリーを見つめる


ふぅ 妹成分補給完了です


私も自分の部屋で寝ましょう






お昼過ぎ 先に目覚めたメアリー



ふぅ よく寝た


このベッド 気持ち良かったな


お姉ちゃーん 起きたよー


あれ 静かだね


もしかして 寝てるのかな



マイの部屋を覗くメアリー



お姉ちゃん 気持ち良さそうに寝てる


私も もうちょっと寝ようかな


一緒に寝よっと






そして 夕方間近 マイは目覚めた



ふぁぁ


ん!?


ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!


妹がこんなに近くにぃぃぃ!


はぁはぁはぁはぁ 私 心臓が待ちません!



あっ お姉ちゃん おはよう



お お お おはよう



起きたら お姉ちゃんが気持ち良さそうに寝てたから


起こすのは悪いなって思って


一緒に寝ちゃった♪



(くっ 妹が可愛いすぎて 死にそうです)



それじゃあ お姉ちゃん ギルド行こっか



そ そうですね


(ふぅ ドキドキが止まりません)






そしてアンのギルドの受付にやって来た2人



いつもの受付嬢に話しかける


昨日の場違いクラーゲンの件どうなりましたか?



昨日のですか?



そうです



場違いクラーゲンの依頼を受けて下さった


モフリストの方々は存じております


そこの うさぎさんはわかりますが


あなたのことは知りません



メアリー あなた今 人族の姿ですよ



あっ そうだった



急いで メアリーは黒い犬の姿になった



私 人化 出来るんです



そ そうなん ですね…


え えーと


場違いクラーゲンの討伐ですが


確認出来ましたので依頼達成となります


こちら報酬の60万マルカになります


ギルドに預けることも可能ですが どうされますか?



おお 初報酬だ!


初報酬だから 私はこのまま 貰うよ


お姉ちゃんはどうするの?



メアリーとの記念の初報酬ですものね


私も今いただきます



そうですか それでは どうぞ



やったー 初報酬ゲットだぜ♪



はい お姉ちゃん 半分の30万マルカ



依頼すぐ終わったのに こんなに貰って良いのかしら



場違いクラーゲンは結構厄介なモンスターですし


モフリストの方々が受ける前に無謀な冒険者パーティーが2組全滅しています


あの数なら適正な金額かと思いますよ


それとモフリストの方々は今回の依頼達成で


冒険者ランク3になりました


おめでとうございます



おお やったぁー!


目標に近付いたよ



メアリー 目標って何ですか?



初代モフリストの冒険者ランクは7なんだ


私の目標は初代モフリストと同じく


冒険者ランク7になることだよ



そうなんですか ではその目標に向かって


私も頑張ります!


(妹と同じ目標 なんて素晴らしいのでしょう)



ねぇ お姉ちゃん 私 お腹空いたな


早朝にお魚とお野菜食べてから何にも食べてないよ



私もお腹が空きました どこか食堂で食べましょう



私 カツ丼が食べたい!



カツ丼なら 美味しいお店を知っています


そこに行きましょう






カツ丼太郎にやって来た2人



うまー やっぱりカツ丼は最高だね



メアリーはカツ丼 よく食べるのですか?



たまーに 父ちゃんが作ってくれたんだ



そ そうなんですね


メアリーのお父さんてどんな方なんですか?



めちゃくちゃ優しいよ


あとは ずーと真剣な表情で本を読んでるね


1度 父ちゃんに何でそんなに本を読んでるのって聞いた事があるんだ


そしたら 父ちゃん 今まで見たことがないくらい悲しい表情になったんだよね


それ以来 本のことは聞けなくなっちゃった


父ちゃんが良く言うんだ


知識は力だってね


だから私も出来るだけ本を読むようにしてる



そうですか 私 本は殆ど読まないので


これからは読むようにします



それから 2人はカツ丼を美味しくいただいた



ふぅ 美味しかった



ご馳走様です


ところでメアリーは 今の姿 人族ですが


黒い犬と人族の切り替えはどんな時にするのです?



その時の気分だよ 今日は犬が良いなーて時は犬で


人族が良いなーて時は人族になるんだ



そうなんですね 私はどちらも好きですよ



えへへ ありがとう お姉ちゃん♪



(あぁぁぁ 妹の笑顔は私の宝物です)



初依頼 無事達成出来たけど


この先 とても困難な事があるかもしれない


でも お姉ちゃんとなら乗り越えられる気がするんだ


お姉ちゃん これからも宜しくね



はい 宜しくです


お姉ちゃんをいっぱい頼って下さい


お姉ちゃん 頑張ります!






そして 5年の月日が流れた



王都ヒィロ 玉座の間



今日モフリストに来てもらったのは内密に依頼を頼みたいからだ



内密ですか?



そうだ これから話す内容は一切他言無用だ



わかりました



そなたは光の箱と呼ばれる物を知っておるか?



はい 人族の頭くらいの箱で


地 水 火 風 氷 雷 光 闇


8つの属性の箱が存在しており


全てを集めると強大な力を得られる箱ですね


しかし 全ての箱を集めし者は


7日後に完全体の箱に喰われ命を落とす


私が知っているのは これくらいです



この話を知っている者は世界に殆どいないはずなんだが


流石はランク6の冒険者だ


そなたの話で気になったのは最後のところ


全ての箱を集めし者は7日後 箱に喰われる


これは我々も知らない情報だったぞ


で その光の箱なんだが


我が国の国宝でもあるのだ


もう10年以上も前になるが宝物庫に何者かが侵入し


光の箱だけが盗まれた


今まで 国の総力をかけて探してきたが


全く手掛かりが掴めていない


モフリストに頼みたい依頼は


光の箱の奪還である


何の情報も無く 雲を掴むような話ではあるが


もし この依頼を達成出来た時には


それ相応の褒美と


冒険者ランク7を強く推薦しよう


どうだ 受けては貰えぬだろうか?



光の箱を取り戻せるかは わかりませんが


全力で探したいと思います


この依頼 受けさせて下さい



おお そうか 期待しておるぞ


実はな モフリストに頼みたい依頼がもう1つあるのだ


これ エドワード ご挨拶をしなさい



王は隣にいた 美少年に声をかける



は はい ぼ 僕は エドワード 15歳です


特技は魔法弓を少し使えます…



その時 メアリーの影からマイがヒョコっと顔を出した



ふぁぁ よく寝ました


ん!?


ここは何処でしょう?



お姉ちゃん 今 お仕事中で


目の前に王様がいるよ



へ!?



マイはそぉーと 辺りを見回す


すると国王と目が合った



はっはっはっ 可愛らしい うさぎさんだ


そなたがモフリストのメンバー


マイだな



は はい


私がメアリーのお姉ちゃん


マイです!



わぁ うさぎさんだぁ



エドワードはマイの側に駆け寄ってきた



あ あのぅ 触っても良いですか?



えっ ま まぁ 良いですよ



ありがとう


すごい モフモフだぁ♪



コホン


そこのエドワードだが


モフリストと一緒に行動させては貰えぬだろうか


エドワードは歳の離れた末っ子の五男なんだが


母親を幼い頃に亡くしたせいか


引っ込み思案で 引き篭もって本ばかり読んでおるのだ


我が王家は勇者の血筋


その誇りにかけて 常に己を鍛えておかねばならぬ


というのに…



冒険者は危険な仕事です


エドワード様のお命は保証出来ませんよ



それでも 構わん


もしエドワードが死んだとしても


そなたらに罪は一切問わぬ



エドワードはマイに抱きつき


匂いを嗅いでいる


スンスン


なんか 母上の匂いがする…



私 まだ子供はいませんよ


結婚もしたことないし



父上 僕 うさぎさん達と一緒に冒険したいです!



おお そうか


こんな積極的なエドワードは初めてだ


すまぬがモフリストの方々 エドワードを連れて行ってはくれぬか?



お姉ちゃん どうする?



王様の頼みなので 受けた方が良いのではないでしょうか


もし何かあっても心配いりません


お姉ちゃんがいるのですから!


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