精霊王
ドラゴン島 下り竜の大滝にて
あのぅ 精霊王さん 覗かないでいただけますか…
いやー あまりにも美しいスタイルなもんで見惚れてしまったよ
あっ どうぞ僕に構わず水浴びを続けてくださいな♪
ボガァーーーン!
続けられるわけねーだろ バカタレがぁー!
精霊王と呼ばれた男は後ろから ぶん殴られ吹っ飛んだ
う うぅぅ 頭が無くなったかと思ったよ
何も殴らなくても良いじゃないか マリア
君は馬鹿力なんだから下手したら僕 死んじゃうよ
娘をエロい目で見るヘンタイは今すぐ死んでしま
え!
酷いなぁ 僕が死ぬと裏の世界が大変なことになるかもよ
そんなこと知るか!
ところで貴様は何でドラゴン島に来てるんだ?
実は誰かに命を狙われている気がするんだよねー
よくわかったな 貴様を殺そうと思って殴ったぞ
・・・ 君の拳 凄く 痛かったよ(泣)
僕を狙っているヤツがどんな能力があるのか いろんな場所に移動して様子見しているんだけど
どうやら このドラゴン島には来れないみたいだ
まぁ ここにいたら君に殺される可能性あるけどねー(笑)
で 貴様を狙ってるヤツの目星はついているのか?
たまには名前を呼んでくれても良いんじゃないかな
僕には オヒタシ って名前があるの忘れてないかい?
そんな名前だったか 忘れていたよ
まぁ 良いけどさ
僕を狙っているのは多分 不死王だねー
貴様を殺して不死王に何の特がある?
僕の名前…
それは わからない
けど おかしいと思わないかな
ここ数十年 6王が死にすぎている
そりゃ 6王といえど不死王以外は死ぬ時は死ぬけど
こんな短い期間に4王が死んでいるんだよ
何が言いたい?
4王が死んだ原因が不死王にあるような気がするんだ
それは つまり 夫と息子を殺された原因が不死王にあると言うことか?
そんな怖い目をしないでよ
それは わからないけど なにか嫌な予感がするんだ
貴様が嘘をついていて 私と不死王を戦わせる罠の可能性もあるな
うぅ 僕って信用ないよねー
娘の水浴びを覗くヘンタイを信じるわけがないだろう
で 貴様はこの先どうするつもりだ?
…
どうもしないんだけどねー
不死王が僕を殺そうとしていたとしても
それを止める方法は無いよねー
誰も不死王を殺すことは出来ないんだし
とりあえず世界中をいつも通りにフラフラするつもりだよ
死んだら死んだで仕方ないしねー
それじゃ 僕はそろそろ行くよ
マリア サラ 元気でねー
精霊王はにっこり笑って姿を消した
何だったんだ それにしても不死王か
厄介だな…
お母様
どうしたサラ?
私には精霊王さんの最後の表情が今生の別れのように見えました…
オヒタシ…
妖精の森 妖精の泉にて
知っている気配がしたので来てみたら
やはり貴方でしたか お久しぶりですね
オヒタシ
トンコ 久しぶり
妖精王が死んで君が代わりに王になった時以来かな
君は相変わらず美しい
もう いつもお上手ですわね
本当のことさ ところで隣にいる 見慣れない色の可愛い妖精はどなたかな?
あてぃし ヌンコ
トンコの友達なのぬん
彼女は海の妖精なのよ
へぇ 海の妖精は初めて見たよ 僕はそこそこ長生きしているけど初めてのこともあるもんだねー
綺麗なピンク色 とても素敵だねー
僕は精霊王のオヒタシだよ ヨロシク
ヨロシクなのぬん♪
今日は何用で妖精の森にいらしたのかしら?
いやー 用ってことではないんだけどねー
最後に君の顔が見たくなった それだけかな
いやですわ まるで今から死ぬみたいな言い方ですわね
死か 死を近くに感じると
今まで見ていた景色が違って見えるようになるね
精霊王は不死王の件を話した
それでも貴方なら不死王から逃げ続けることが可能なのではないのですか?
それに貴方は不死ではないですが防御力に関しては6王の中で1番高いはずでしょう
うーん どうだろうねー
不死王は今頃 僕を殺す為に不死の軍団を使って いろいろ動いていると思うんだ
最終的には殺されるんじゃないかな
不思議ね 殺されるとわかっていても
貴方は随分と落ち着いているのですね
僕は十分過ぎる程に長生きしたからねー
いつ死んでも 構わないと思っているのかもしれない
いや むしろ…
これだけは忘れないで下さい
貴方が死ねば 悲しむ者がいるということを
私は 悲しいですよ
あてぃしも!
ふふふ ありがとう
覚えておくよ
それじゃ 僕はそろそろ行くよ
トンコ ヌンコ 元気でねー
精霊王はにっこり笑って姿を消した
オヒタシ また会えますよね…
あてぃしの色を褒めてくれたぬん
オヒタシは良い精霊なのぬん♪
亜空海岸
精霊王を守るにしても どこにいるんだ?
裏の世界の南西のはずれに精霊島があるでげす
その精霊島には精霊塔があり
精霊王はその頂上で生まれ そこに住んでいたらしいでげすが
精霊王は精霊島には殆どいなくて
世界中をフラフラ移動していて滅多に帰って来ることはないみたいでげす
つまり 今どこにいるか わからないでげす…
精霊島で待っていれば いつかは帰ってくるかもってことか
帰ってこない可能性もあるよね…
とりあえずヌンコやトンコに相談してみよう
俺たち裏の世界のことは何もわからないしな
なら一旦 妖精の森に戻ろう
シェイクスピアも一緒に来るか?
いえ あっしは海の住人なので 亜空海に残るでげす
海王からの追っ手はどうするんだ?
北のこの狭い海域を亜空海と呼ばれているのでげすが
亜空海は不思議で唯一海王の支配外の海域なのでげす
なので 亜空海なら比較的安全でげす
もし また情報が必要な時は燻製イカを海に放り投げてくれたら あっしはすぐに来るでげす
そうか ありがとう
頑張って 精霊王を探して守るよ
元気でな
また 会おうぜ
では みんな 妖精の森に戻ろう
不死の洞窟最下層 黄泉の池
不死王の間には隠し通路があり
その隠し通路の先にあるのが黄泉の池である
黄泉の池とは この世にはいない者との対話が可能な場所である
ただし会話出来るのは100年に1回だけである
対話可能な条件として生前の姿や声をハッキリと覚えていることが必要である
黄泉の池があるフロアはかなり広く
不死の洞窟全ての階層を足したよりも広い
この場所を知っている者は裏の世界で2人だけである
ヨーコ もう君の顔も声も思い出せないよ…
かなり遅くなってしまったけど
もう少しで君との約束が果たせそうだ
思い出したよ そういう事だったのか
不死王 いや古き友 ブラッド
精霊王か…
ここに来たということは俺がお前を殺そうとしてるのがバレたか
まあね あと昔みたいにオヒタシって呼んでくれても良いんだよ
全てがわかったような顔つきだな
君と同じくらい長生きしてるからねー
いろんなことも知っているんだ
君がヨーコに語りかけていた言葉で理解した
君とヨーコの結婚式での誓いの言葉
死ぬ時は一緒だ
この時のことを僕はよく覚えているんだ
とても美しい光景だったからねー
僕を殺す理由は神柱の復活だろ
そして君自身の死
ふっ だったら どうする?
どうもしないよ
君に殺されないように逃げるくらいはするけどねー(笑)
お前に逃げ回られたら捕まえるのは大変そうだ
どうだ ここで死んでくれないか?
古い友人だ 墓くらい建ててやるぞ
まぁ 墓を建てた所で直ぐに全てが消滅してしまうだろうがな
ちょっと前までは いつ死んでも良いかなーて思っていたんだけど
こんな僕でも死んだら悲しむ人がいるんだよねー
そうか オヒタシ すまないな
ライフドレイン!
いきなり不死王は精霊王を殺すべく魔法を放った
ライフドレインは精霊王に直撃したが無傷だった
もぅ 酷いなぁ 本当に殺す気だよねー
効かないか たしか全属性無効だったよな
不死王は闇朧を使った
[説明しよう] 闇朧
60秒間 闇属性に無効反射貫通効果付与
60秒間 消費SPが3倍になる
今度はどうかな
不死王は腐食ブレスを吐いた!
ほぼ同時に両手からダークビームを放つ!!
精霊王は精霊王の加護を使う
[説明しよう] 精霊王の加護
50秒間 全属性回避率が50%UP
精霊王はスキルの効果でブレスとビームを回避した
ふぅ 危ない 危ない
属性攻撃では埒があかんな
物理攻撃は得意ではないんだが
不死王は不気味な髑髏の杖を空間から取り出し
その杖で精霊王に襲いかかった
ガキィィィィン!
精霊王も空間から美しい剣を取り出して杖を受け止め跳ね返す
そして華麗なる剣技で不死王を斬りつける
虹
ザシュ!
不死でない者なら致命傷になるであろう一撃である
不死王は片膝をついた
今度はこちらから いくよ
フォースエレメンタル!
[説明しよう] フォースエレメンタル
地水火風の4属性混合魔法
キュイーン ズガーーーーン!!!!
やはり タイマンでは勝てぬな
また 会おう 次は確実に殺す
超強力な混合魔法により不死王は木っ端微塵に弾け飛んだ
怖いなー さて 今のうちに逃げよっと
妖精の森
えっ!? さっきまで精霊王いたの?
ええ もうどこかに行きましたけど
良い精霊だったぬん♪
ぬぁぁぁぁぁぁ メアリーは頭を抱えている
すれ違いか ついてないな
まぁ 生きていることだけは わかって良かったじゃないか
なぁ 精霊王の行き先ってわかるのか?
それが あの方はいつもフラフラ自由に移動してるみたいなので今どこにいるのかは わかりません
それは 困ったな
マイケル達はシェイクスピアから聞いた話を2人に話した
・・・
そうでしたか その様な理由で
だから精霊王を守ろうと思って探しているんだ
精霊王の行き先はわからなくても よく行く場所とか 親しい知り合いとかはいないのか?
精霊王は誰とでも仲良くしていると思いますが
うーん はっ!?
そういえば 高い所の頂上で昼寝をするのが好きと聞いたことがありますね
ただ裏の世界では高い所は沢山ありますからね…
高い所か ちなみに裏の世界で高い所がある場所ってどこになるんだ?
ドラゴン島には高い山があるらしいですよ
巨人の領土にも沢山の高い山があるとは聞きます
他は 裏の世界の西側にある万年樹の森の樹木はとても高いと聞きますね
あとは建物になると 精霊島の精霊塔かしら
みんな忘れているぬん
扉から出て最初に見た 神柱も高いぬん
たしかに神柱も高かったな あれ100mくらいはあるんじゃないか
候補が多くて どうしたものか
そういえばマイケルってものすごく遠くを見れるけど精霊王を探すことは出来ないの?
おそらく無理だと思うわよ
精霊や精霊王は自然と一緒で少し距離が離れると自然と同化して何も見えなくなってしまうの
はぁ ダメかぁ
ちなみに ここから1番近い場所ならどこになるんだ?
1番近くなら 東のドラゴン島だと思います
それでも距離的にはかなりあるらしいですが
ドラゴン島の危険度はどのくらいなんだ?
裏の世界で安全な場所は殆ど無いと聞きます
なので どこにいても注意が必要です
ドラゴン島なら昔に行ったことあるぬん
何度も大小いろんなドラゴンに食べられかけたので すぐに島から逃げたのぬん
やはりドラゴンは危険なんだな
でも今のみんなの強さなら大丈夫だと思うぬん
ドラゴン島で多分1番強いエンシェントドラゴンのマリアが襲ってきてもマイケルとみんながいれば死ぬようなことにはならないと思うぬん
ヌンコから見てマイケルとマリアってどっちが強いと思う?
今のマリアの強さがわからないから正確なことはわからないぬん
だけど1対1ならマリアかなと思うぬん
それくらい長生きしてるエンシェントドラゴンは強いぬん
へぇ もし会ったら怒らせないようしないとな
マイケルより強いとかヤバいぞ
その後 話の流れ的に妖精の森から1番近いであろうドラゴン島に行くことになった
トンコは妖精女王として妖精の森を守らなくてはならないのでここでお別れである
マイケル メアリー ミルコ メダと別れの挨拶が終わり
ヌンコとトンコは抱き合っていた
ヌンコいつでも妖精の森に帰ってきて良いのよ
貴方は私の大切な友達なのだから
また いつか来るぬん
マイケルとメアリーは仲間で
ミルコとメダは あてぃしの家族だから
ついていかないと心配なのぬん
じゃあ 行くのぬん
いつでも待っているわ
マイケル達は空に舞い上がり ドラゴン島がある東の空に消えた
あの時 ヌンコと一緒に妖精の森を出ていってたら
私も家族と呼んでもらえてたでしょうか…
ヌンコ お元気で またいつか
マイケルの頭の上にヌンコ 背中にメアリーが乗り先頭で飛んでいる
ミルコとメダはその後ろを続く
海想列車は使わず何かあった時の為の奥の手として
温存している
途中 大空を駆けるナマコの群れが襲ってきたがサクッと倒す
慎重に周囲を警戒しながら飛行し
妖精の森を出発してから2日後ドラゴン島が見えてきた
精霊王がいてくれたら良いんだが…
とりあえず あの1番高い山の近くに行こうか
一旦休憩と水分補給の為に大きな滝がある場所で降りた
みんな油断するなよ 何がいるか わからん
俺は水を汲んでくるよ
単独行動は止めておけ メダもついていくんだ
ああ なら俺は兄貴の近くで魚でも獲るぜ
私はちょっと水浴びしたいな
あてぃしも水浴びしたいぬん
なら少し下流で水浴びしよう
兄弟は大滝の水飛沫が直接当たる位置まで歩いてきた
兄貴 俺はここら辺で魚捕まえるよ
俺はもうちょい滝壺に近い場所で水を汲もうかな
そっちの方が美味そうな気がする
そして滝壺に近付き 滝の水飛沫が激しさを増す場所で
ミルコは美しい裸の女性と目が合った
・・・時間が止まる2人
キャーーーーー!!!
あ ああ ゴメン!
ミルコはすぐに後ろを向いた
どうした 兄貴ー!
バカ メダこっち来るな!
な なんだよ
メダは辺りを観察すると水面から頭だけ出ている女性らしき者を見つけ察した
兄貴 覗きは良くないぞ…
違う 偶然なんだ
早くここから離れるぞ
兄弟がその場から離れようとしたその瞬間
上空から水の中に隠れている女性の側に1人のこれまた美しい女性が降り立った
サラ 大丈夫か!?
お母様 私は大丈夫です
貴様ら 娘の水浴びを覗くとは許さん!
あの 誤解です 偶然なんです
そうだ兄貴は覗きなんか する奴じゃないぞ
黙れ すぐにあの世に送ってやる
マリアはジャキンと爪を出してミルコに襲いかかった!
ミルコは何とかマリアの爪を回避する
すいません 本当に偶然なんです
ほぅ 私の爪をかわすとはな 面白いじゃないか
だが 娘の水浴びを覗くヘンタイは死ねぇー!
マリアはファイアブレスを吐いた
ダークシールド! ライトシールド!
パリィィィン!!
シールドは割られたが兄弟はそれぞれ盾でブレスを受け止めた
ダメだ あの女性 聞く耳を持っていない
兄貴ここは逃げた方が良くないか
こいつは良いねぇ 私のブレスを防ぐとはやるじゃないか
少し本気を出してやるよ
あのぅ お母様 私は大丈夫ですので そろそろ…
お前は黙っていな!
は はひっ… シュンとなるサラ
よし メダ 逃げるぞ!
お おう!
逃がさないよ!
マリアは先程より強力なファイアブレスを吐いた!
その瞬間 メイルシュトローム!
ヌンコが放った水属性魔法がファイアブレスを飲み込み消し去った!
全く あてぃしがいないとダメなのぬん
ヌンコ! ヌンコ!
誰かの叫び声が聞こえたから来てみたら どういった状況なんだ?
メアリーは四九四九を握り戦闘体勢に入っている
ヌンコ?
はて どこかで聞いた名だね…
お久しぶりなのぬん マリア
ヌンコはマリアに近付き挨拶をした
・・・はて ピンクの妖精か どこかで会った気はするが どこだったかな
するとヌンコはスッとマリアの胸の谷間に入った
あっ! お前 天空の島にいた妖精か!
そうだぬん 思い出したかぬん
思い出した 思い出した ぬんぬん言っていた気がするよ
覗いたのは本当に偶然なんです ごめんなさい
ミルコは完璧な土下座をしている
何があったんだ?
兄貴が水浴びしているそこの女性を覗いたんだ
だから偶然だと言っているだろ
へぇー メアリーはジィーとミルコを見つめる
可愛い子だもんね 覗きたくなる気持ちわかるよ…
メアリー 本当に偶然なんだ
可愛いって言われちゃった… サラは褒められて顔を赤くしている
おい覗き魔
お 俺のことかな?
貴様しかおらんだろ!
はて よく見ると 見覚えのある顔だ
何故かムカつくな なんなんだ
それと そっちの金髪
ん 俺か?
貴様もどこか見覚えがあるな
その2人は 昔 天空の島でマリアを口説いたムサイの息子だぬん
・・・はて そんな奴いたか
マリアの胸を触ろうとして殴った奴ぬん
あっ! アイツか 思い出したよ
ずっと 私の胸ばっかり見ていたヘンタイストーカー糞野郎か
兄貴 父さんて最低だな…
穴があったら入りたい気分だよ…
ミルコは仲間だから 俺からも謝罪するよ
すまなかった マイケルは頭を下げた
さっきから 気になってはいたが
マリアはマイケルに近付き全体を舐め回すように観察する
もしかして 幻獣か!?
そうだぬん マイケルは幻獣なのぬん
おぉぉぉ やっぱりそうか
よし 私と戦え!
ここは大滝があるから 別な場所が良いな
うーん そうだな やはり古代火山の頂上が良いな
マイケルとやら あの山の頂上で勝負だ!
ご機嫌なところ大変恐縮なんだが
俺達は急いでいるんだ まずは俺達の話を聞いてはもらえないだろうか
話を聞いたら 私と戦ってくれるのか?
まずは話を聞いてから判断してほしい
わ わかった 話を聞こうじゃないか
だが なるべく早くしてくれ 貴様と戦いたくてウズウズしておるのだ
数分後 マイケル達は精霊王に関する全ての情報を喋り終えた
マリアは怒りでブルブル震えている
あの不死王のファック野郎がぁぁぁぁぁ!
許さん 許さんぞぉぉぉぉぉ!
マリアは上空に舞い上がり ものすごいスピードで西の空に消えた
あっ 行っちゃった…
あの方角は多分 不死の洞窟に飛んで行ったんだと思うぬん
・・・
あのぅ 精霊王さんなら この間ドラゴン島にお見えになられましたよ
あっ 私 マリアの娘 サラです
俺はマイケル
私メアリー
あてぃし ヌンコ
そのぅ さっきはゴメン ミルコだ…
俺は弟のメダだ
この間と言うことは 今はドラゴン島にはいないのか?
はい もうどこかに行かれました
行き先はわかりません
無駄足だったか
じゃあ 次の場所に行こっか
ローラー作戦しかないな
ここからなら どこが近いんだ?
南西に飛んで神柱か
神柱よりは東南にある巨人の領土に入るかの二択になるぬん
サラ 精霊王がドラゴン島に来たのは何日前かわかるか?
えーと 3日くらい前だったような気がします
3日か てことはドラゴン島に来た後に妖精の森に向かったのか
高い場所で妖精の森から近いのは南の神柱だぬん
南西の万年樹の森も可能性あるぬん
とりあえず1番近い神柱に行ってみようか
不死の洞窟最下層 不死王の間
不死王は復活して玉座に鎮座していた
不死王様よろしいでしょうか?
どうした?
それが誠に申し上げにくいのですが精霊王の情報と精霊王を殺すアイテムが一切見つかりません
そうか やはり精霊王を殺すのは至難の業だな
どうしたものか…
ん!?
どうされました?
いや 先程 精霊王と戦って身体を木っ端微塵にされたんだが
その時に身体の一部を精霊王に付けてたんだよ
なので精霊王がどこで何をしているのか観察しているんだが
ふふふふ
どうやら 我等が手を下すまでもないようだ
神柱の頂上
精霊王は神柱の頂上でお昼寝をしていた
ふぁぁ よく寝たなぁ
良い眺めだねー
しかし この神柱が世界を滅ぼすなんて想像つかないなぁ
トントンと柱を叩いてみる
ただの柱だもん
捧げよ…
ん!? なんだ?
捧げよ…
うっ 力が吸い取られていく
早くここから逃げないと!
捧げよ 捧げよ 捧げよ 捧げよ 捧げよ
まさか もう目覚め始めているのか!?
くぅ ダメ だ 力が入らな い
トン コ す ま な
精霊王は死んだ
神柱の近くにいた不死王の部下が精霊王の身体の一部をすぐさま持ち去り六芒星の南西の先に埋めた
そして
不死王は六芒星の北西の先に来ていた
長かった 本当に…
俺は死んだら地獄に落ちるだろな
それでもヨーコ
君との約束を守るよ
不死王は固有アクティブスキル
死は救済を発動した!




