表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/59

妖精

メアリー 大丈夫か?



だ だい じょう ぶ…



どうだ メダ?



ダメだ全ての回復魔法が効かない


この症状は一体なんなんだ…




灼熱の谷にて順調にLV上げをしていた4年目のとある日


突然メアリーが倒れた


今は灼熱の谷を離れ 安全な場所でメアリーを寝かせている



たぶん 空気病だと思うぬん



空気病?



そうなのぬん


あてぃしが何故ずっと天空の島にいたか 表の世界に行かないかは空気が原因だぬん


昔 表の世界で6年くらい過ごしたことがあるぬん


すると徐々に体調が悪くなってきたぬん


天空城で本を読んでいた あてぃしはピーンときたぬん


これは空気病だと思い 天空の島に戻ったぬん


空気病とは生まれた世界とは違う世界に行くと徐々に体調が悪くなる病気だぬん


症状にはかなり個人差があるぬん



俺は全く問題ないぞ



幻獣は神に1番近いと言われている種族だから特別なのぬん



そうなのか 知らなかったよ



俺もなんともないぞ



俺も



天空の島も特別なのぬん なので天空の島生まれのミルコとメダはどこでも大丈夫なはずぬん



なら一旦 天空の島に戻るか


みんな もう十分に強くなったことだしな



かなりメアリーの症状が重そうなのぬん


天空の島に戻る前にさらに悪化して何かしらの後遺症が残るかもしれないぬん


仕方ないぬん 妖精の森に行くのぬん



妖精の森?



ここから東に20分くらいのところに妖精の森があるぬん



ヌンコは海想列車を召喚した



そこで妖精の秘薬を貰ってメアリーに飲ませるのぬん


みんな急いで乗るのぬん!



ああ わかった



兄弟は優しくメアリーを列車に乗せる



出発進行だぬーん



もの凄い速さで景色が流れていく



灼熱の谷に行くときより全然速いな



今は特急モードだから 速いのぬん



へぇ ところで妖精の秘薬ってどんな効果があるんだ?



妖精の秘薬は妖精族が長い年月かけてつくる薬だぬん


とてもレアで貴重だぬん


効果はほぼ全ての病気を治し


治した病気には その後かからなく効果があるぬん



そんな薬を俺たちがいきなり行って貰えるのか?



普通は無理ぬん でも心配いらないぬん


妖精は甘い物 珍しい物には目がないぬん


海想列車で売っている 甘いクッキーやチョコやアイスを持っていけばイチコロだぬん



そういえば以前 ヌンコの生まれた場所が灼熱の谷から近いって言ってたな


もしかして今から行く 妖精の森がそうなのか?



違うぬん あてぃしの生まれた場所は


妖精の森から北に10分のところ


亜空海だぬん



ヌンコは海育ちか



そうだぬん 妖精に両親はなく自然から生まれるのぬん


あてぃしは海の泡から生まれた 海の妖精だぬん


ちなみに 裏の世界の 海の色はピンク色なのぬん


あてぃしの髪の色は海の色なのぬん



綺麗な色だよな



ふふん  ヌンコは褒められてご満悦だ






そんな話をしていたらあっという間に妖精の森に到着した



ここが妖精の森だぬん



全員 海想列車から降りて辺りを見回す



一応森があるけど入り口とか無さそうなんだが



何も無さそうだよな



いや 小さいけど入り口があるな



さすがマイケルだぬん


妖精の森は基本的に妖精にしか見えないのぬん


他の種族で見えるのは精霊族と幻獣くらいだぬん



お菓子を持って入り口付近で待っていると妖精が現れるはずぬん


あてぃしは離れて遠くから見ているぬん



え!? ヌンコも一緒に行かないのか?



あ あてぃしは そのぅ


ここの妖精に嫌われているのぬん


だから 行けないのぬん…



そ そうなのか…


わかったよ 俺たちで行ってくる




その時 見知らぬ女性の声が聞こえた




懐かしい気配がしたので来てみたら


ヌンコじゃないの


もう何万年か わからないくらい昔ぶりね



トンコ!



久しぶりね



う うう  ヌンコは動揺している



沢山いらして 妖精の森に何か用かしら?



初めまして俺はマイケル


そこで横になっているメアリーの病気の治療の為に妖精の秘薬が欲しいんだ


この場所はヌンコに案内してもらったんだ



そうでしたか まぁ良いでしょう



えっ 良いのか ありがとう



幻獣に頼まれたら断れませんわ


それに甘く良い匂い そちらのお持ちの物は何かしら?



急いでミルコは両手いっぱいのお菓子をトンコと呼ばれた妖精の側に置いた


これは妖精の秘薬をいただけた時の お礼です



まぁ トンコと呼ばれた妖精は目がキラキラしだした


どれも見たことが無い物ですね



こちらのアイスはすぐに食べないと溶けてしまうのでお早めに食べて下さい


氷魔法が使えるなら 冷やせば長持ちしますよ



一口味見をしてもよろしくて?



ミルコはアイスをスプーンですくってあげた



トンコと呼ばれた妖精がアイスを少し味見すると



・・・


こ これは なんとうことでしょう…


すぐに妖精の秘薬をお待ちいたしますわ



そう言うと びゅーんと猛スピードで森の方に消えた



ヌンコ あの妖精は何者なんだ?



裏の世界最強のトンファーマスターであり


最強の風魔法使いでもある


トンコだぬん



昔 あてぃしは妖精の森の端で暮らしていたことがあるぬん


その時に毎日一緒に修行していたのがトンコだぬん


トンコはとても強くて


あてぃしは1度も勝ったことがないぬん


ある日 妖精の森を出て行かなくてはならなくなったので


あてぃしは旅に出ることにしたのぬん…



なんか 複雑な事情がありそうだな…



そ そうだ さっきトンコが話していた


幻獣に頼まれたら断れないってどういうことだ?



妖精族のおとぎ話にあるのぬん


遥か昔 幻獣 妖精 精霊が協力して巨大な悪を倒した


と あるのぬん


それ以来 幻獣 妖精 精霊は仲が良いぬん



へ へぇ 知らないことだらけだよ



そろそろトンコや他の妖精も来ると思うぬん


あてぃしは遠くで隠れているぬん



そう言うとヌンコは遠くの木の裏に サッと隠れた




それから数分後 トンコと他の妖精達がやってきた




ん あの子は? まぁ 今はこちらが先ですね


それでは早速 その女性に妖精の秘薬を飲ませましょう



小さいビンだな 俺の小指くらいだ それで大丈夫なのか?



ご心配いりませんよ



木陰で休ませているメアリーに妖精の秘薬を飲ませた


すると みるみる顔色が良くなった



おお すごい!



1日も安静にすれば元気になると思います



ありがとう


ありがとう ありがとう



いえいえ こんな珍しいお土産を沢山いただいたら当然ですわ



他の妖精達は大喜びで貪り食っている



こら お前たち下品ですよ もうちょっとお上品にいただきなさいな


もう お菓子を持って森に戻りなさい



妖精達は大人しくなりお菓子をそれぞれに大量に抱えて森に戻って行った



貴女の言う事ちゃんと聞くんだな



ええ 私はこの妖精の森の女王ですので


それとヌンコのお仲間なのですから トンコと呼んで良くてですわ



そうか 俺のこともマイケルと呼んでくれ


メアリーの近くにいる銀髪が兄のミルコ 金髪が弟のメダだ



あなたたち とても仲が良さそうですね



そうだな 親友と言って良いくらい仲が良いぞ



親友ですか…


少し 昔話でもしましょうか



ある日突然 妖精の森にピンク色の海の妖精がやってきたの


妖精の森の妖精は全員ビックリしたわ


だって海の妖精を見るのは初めてだったから


妖精の森にいる妖精は 全員緑色の森の妖精なの


ヌンコが最初に妖精の森に来た時は頑張ってみんなに声をかけていたわ


でも誰も声を返すことはしなかったわ


私もよ


1年くらい みんなに声をかけていたわね


それでも誰からも相手にされないヌンコは諦めたのか姿を消したわ


ヌンコの姿が見えなくなって数日後 私は森の端で何かが激しくぶつかる音が聞こえたの


そっと覗くとヌンコが独りでヌンチャクの修行をしていたわ


それからは 時々ヌンコの様子を見に行ってたわ


ヌンコを森の端で見かけた半年後くらいかしら


森の妖精達が集まって楽しそうに食事している姿を遠くから隠れて


その様子を見つめているヌンコを見つけたの


その時のヌンコは両目に涙を一杯に溜めて


とても寂しそうな表情をしていたわ


次の日からよ 私がヌンコに一緒に修行しませんかと声をかけたのは


ヌンコは最初戸惑っていたわ


無理もないわね ずっとみんなに無視されていたのだから


それでも毎日一緒に修行するうちに徐々に仲良くなっていったわ


私には丁度良かったのかもしれない妖精の森で私の相手になるは妖精王くらいだったから


ヌンコは私と互角に渡り合える力を持っていた


一緒に修行していた期間楽しかったわ



ちなみに皆さんは妖精のことをどの程度ご存じかしら?



ん ああ 正直ヌンコしか知らないが ヌンコなら元気で良い子だと思うよ



ヌンコはとても優しい子だぞ あと本が好きだな ずーと本ばかり読んでいる



ヌンコの他に好きなことは歌だな たまに隠れて歌っている



そうよね あの子はちょっと特別なのかもしれない


本来妖精の多くはイタズラ好きでいい加減でよく嘘をつくわ


中にはかなり残忍な妖精もいるのよ



あれはヌンコと一緒に修行して10年目くらいの頃だったと思うわ


この頃になると私はヌンコのことを友達だと思っていたわ


ヌンコは私のことはどう思っていたのかはわからないけど


そんな時 偶然に森の妖精の半分がヌンコを罠にかけて殺害しようとしてるのを知ってしまったのよ


おかしいわよね ただ色が違うだけなのに


私は迷ったわ どうするべきか


ヌンコはお人好しで騙されやすい性格をしてるわ


罠にかけられたら あっさり殺されると思ったの


その日のうちに私は決断したわ


ヌンコを妖精の森から追い出すことを


とても とても酷いことをヌンコには言ってしまったわ


そうでもしないと妖精の森を出ては行かないと思ったの


あの日のヌンコの顔は今でも忘れないわ


ヌンコは優しい子だから 凄く心が傷付くのはわかっていた


今でも あの時の私の行動が正しかったのかを考えるわ


あの時 私も一緒にヌンコと妖精の森を出て行くことだって出来たはず


でも私はその選択肢はとらなかった


結局 私は妖精の森から外に出るのを恐れていたのよ


私は卑怯者よ…




そんなことないぬん!


あてぃし わかっていたのぬん


トンコが嘘ついていること


言いたくないこと言っていること


だって


とても辛そうな顔


してたぬん…



トンコは


トンコはあてぃしの初めての友達なのぬん!


その友達に辛いことを言わせてしまった自分自身が許せなかったのぬん


だから妖精の森を出ていったのぬん…



ヌンコ…






そのぅ なんだ お互い久しぶりなんだから握手でもしたらどうかなぁ なんて



そうね ヌンコ おかえりなさい



た ただいまなのぬん



2人は泣きながら握手をした…
























































評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ