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円山応挙 イノシシの絵
丸山応挙はある時、眠ったイノシシの絵を描いてくれという依頼を受けました。
彼は寝ているイノシシがいると情報を受け、そこまででかけて写生をします。納得した絵が描けたと思っていた応挙ですが、その絵を見た猟師に病気のイノシシの絵を描いていると指摘されました。
「なぜか」
と尋ねると
「イノシシは寝ているときでも毛が立っている」
その言葉に衝撃をうけた応挙。やがて、そのイノシシが死んだと情報が入ります。
応挙はその猟師の知識に感心しました。
後にりっぱな寝ているイノシシの絵を描きあげたということです