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*闇妖すみれノ詩風*

Fool live all

作者: すみれ 





切りすぎた前髪が語る 失敗した憐れなスタイル

周りを気にしすぎちゃって 下ばかり見てる

なかなか上手くいかない それでも救いとかない

容赦ない現実(リアル)が 今日も僕を塗り潰す



机の隅に置かれた『正しい』の山

今日もこれっぽっち 覚えられないまま

"個性も常識もないなぁ"

呟いて俯くんだ



なんの変哲もない 目立つ特徴もない

僕によく似たあの店に

色とりどり並ぶ 惹かれる

そんな花を見つけた


触れはしないけど なんとなく感じた

冬の香り、健気さ

まるで 僕の心

気付かせるように 揺れさせるように

笑顔を只浮かべる君は



とんだ愚か者な僕に 世界は微笑まない

けど 舞い降りた花は 咲き誇ることを辞めない

それが救いだったんだ 花弁の散らない幻想は

いつだって 目の前で輝いて

例えそれが掴めずとも

君は佇んでるから





よく解りもしない愛憎、皮肉混乱に

毎日のほとんど捧げて 生きる

意味など 考えるだけ無駄と切り捨てて

寒気を歓喜しながら信仰を深めてる

でもね


段々熱みを帯びてきたんだ

冷えきりばかりのこんな手にも 何かが光るから

まだ未だ 伸ばすことが出来る


君に貰った何かを 探し物みたいに探っては

見つからないと空仰ぎ

きっと形はないと分かっているけど

あの時だけ 一瞬だけ 形を()した君が

忘れられなくて

未だに心を掻き分けてんだ

いつだって。



強まる景色の下で 世界は加速しか知らない

否 刹那去ってく吹雪は 冷徹緩めない

君は蒼く遠く でも触れたいって欲望が

死んだって 届きはしなくて

甘く苦い味だけ

僕を蝕むから




いつだってホントにだけ気付けずに

感情が平常ばっかて

見てるのは君じゃなくて

迷う僕を僕が見てた


それも御仕舞いだ

終わりにするしかないんだ

だってこの鼓動は…




白さ舞う夜に 自覚せぬまま

成長した僕が確かにそこに



とんだ愚か者な僕に 世界は微笑まない

けど 誓いを破らぬ君は 誰かを救おうと

それが恋だったんだ 気持ちを知らない過去は

無神経さのバリエーション凝った

ただの化けの皮


乗り越えることが 僕にも君にも

これから 沢山あって

それでも 強さを持って

壁壊す為の階段さ 

だから!



思いきり笑えて 泣いて

やりきったその後に

君と約束しよう

他の誰でもない Fool live all

君だけに



終わらないんだ いつだって

フラグなんてへし折って

凍ってすべるよな人生地面でも




君を好きになるから

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