はじめに
これは私が読んだ本の中から、「この人おかしい……」と、作者様を尊敬を込めて思ってしまう、たのしい本をご紹介するものです。
もともと、私は本を読むスピードも遅く、たくさんの本を読む方ではありません。
小説などの物語を主に読み、「好き」の範囲はたぶん狭いので、ジャンルに偏りがある方だと自認しております。
ただ、その数少ない読了本のなかから、これは変わっていてたのしかったな、と思える本を覚え書き代わりにぽつぽつ書いていってみようと思います。
趣味、研究、好きなことに没頭されている方を見ると、その内容がどうあれ、すごいなあ、と感嘆し、世界は広いなあ、と茫洋とした気持ちになり、だからこそ素晴らしいな、とわくわくした気持ちになります。
それが、世の中に役立つとかは関係なく。
役立たないものを突き詰めることこそが、世界を作っていくのではないかしら、と常に思っています。
そういう世界を少しだけ垣間見られる、素敵な本が実は世の中にはたくさんあるのだ、と読むたびに嬉しくなるのです。
読書記録ができるサイトは数多あり、日記的なものとして自分の読書記録を通覧するには便利です。タグや本棚を設定して利用することもできるので、そちらで管理できなくはないのですが、「面白い本何かある?」と訊かれたときに、ぱっと辿り着かないことが多く、自分の「おもしろ本記録」としては少し使いづらいように感じていました。
ですから、こちらで少しピックアップしてみたらどうかな、とはじめてみることにしました。
割と有名な本しか読んでないので、読書家の方には退屈かもしれません。
また、個人的に「面白い」と思うものであって、果たしてそれが一般的な意味での「面白い」に当たるのかわかりません。
内容としては私が読める程度のものですので、読み通すのに専門知識が必要ではない読みやすく、軽め、柔らかめのものが多くなる気はします。
そのあたりも考慮されて、ちょっと覗いてみてもいいかな、という方はどうぞご覧ください。
※まったく本が読めない時期もありますし、ここでの「おもしろ」定義に当てはまる本にずっと出会えない可能性もあるので、不定期、ゆるゆる更新予定です。ご了承ください。