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再転の姫君  作者: 須磨彰
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チャプター8

初体験は少し痛みをともなって





ボクらはこの春に小学校5年生になった。

幼稚園から一緒のクラスメイトは当然嫌いではないし、どちらかといえば仲が良いが、その中でも、やっぱり竜と司は別格だった。

ボクの男勝りはお母さんの言葉通りずいぶんと減ってきて、一人称こそまだボクのままだが、体も心も女の子っぽくなってきた。


「なんてことはないわな。秋は今でも男女やん。」


「だまれ!!」


「ぐ・・・」


「柔道よりもキックボクシングはじめたらぁ?」


余計なことをいって悶絶しているのは竜、今日は破滅(の右足)【竜命名】によって脇腹をえぐられている。


「柔道技なんてつかったらアスファルトにたたきつけられてこんなんじゃすまないわよ。」


「まぁ、多少手加減してるのはしってるよぉ。でも、手が出る時点で秋ちゃんだよねぇ。」


そう言われるとぐうの音もでない。

というか言ったのが竜ならこれでもきっと手がでるのだろうが、なぜか司は攻撃する気が起こらない。

軽く小突くくらいで悶絶させるのはいつも竜だ。

これがキャラというやつなのだろうか?


「キャラとかで攻撃すんな。というかさっきから思っとること口にでてんぞ?」


「わざとよ、どうせ二人に隠し事ないしね。」


「まぁ、でも柔道始めたあたりから、言葉づかいは女の子っぽくなったよねぇ。」


「そういえば、前は言葉づかいも男っぽかったのにかわったな。」


「まぁ、ボクも少しは成長するんだよ。女性の魅力ってやつ?」



「「・・・」」


「二人してそこでだまるんじゃない!!」


「だってぇ、怒ってる時とか男の言葉にもどってるあたりぃ、地が出ると男ってことでしょぉ?秋はいつまでたっても秋だしぃ。」


「ほぅ、司もたまには痛い目をみたいらしいな。」


そういうと残酷(の右手)を構える。ついでに黄金(の左足)、暗黒(の左手)それぞれ名前から命名の意味まですべて竜がつけた。


「そんなところが男勝りなんとちゃう?」


司は琴線ぎりぎりの発言をしたが、まだNGワードは言っていないしボクを認めるような発言でカバーしていたが、竜はこういう時に失言をもらす。

というか失言キングである。


「ぐはぁ!!」


「さすが暗黒の左手。竜くんが見えないところから攻撃するなんて神技だね。」


ん?

三人で話していたのに、現れたのはだれだ?

声のした方をみると、浩太だった。こいつはインドアなやつで、いつもゲームばっかりしているオタクくんだ。

クラスの中でもちょっと浮いていて、三人でじゃれあっているところに時々こうして現われてはボクの攻撃に名前をつけようとしている。

ゲームと現実の区別が怪しいところのある変なやつである。

まぁそれに対抗して両手足全部に名前をつけた竜も変な奴だが、こいつの場合は実体験からつけているので許してやる。


「そこの四人!!早く始めなさい。」


今日は学校の行事で川にきている。

なんでも水質の調査をするのがこの学校の伝統らしく、毎年五年生になると温かくなって川に入れるようになるとこうして全員でやってきて班ごとにそれぞれ調査してそれを秋に発表するのだ。


「先生に怒られないうちにさっさとやるわよ。」


「秋が竜を攻撃するのを我慢するかぁ、竜が失言を控えればすぐおわるよぉ。」


「じゃあ、しばらく黙っていてね。」


「えぇぇ?攻撃を我慢しろよ。」



文句を言うものの、また失言をして攻撃されるのが嫌だったのか竜も調査をはじめ浩太もいれた四人はテキパキと動き、始めるのが遅かったわりに結構はやく終わった。

それでも春の川なので水は冷たく、冷え切った体を温めるべく岸に上がって座り込む。



「班別行動は秋がいると早く終わるからいいねぇ。」


「確かに、それは言えとるわ。勉強も運動もなんでもようできるでな。」


「あんたらね・・・人を便利屋みたいな言い方しないでよ。」


「ええやん。頼りにしとるわ。」


「まったく・・・あれ?浩太は?」


「さっきぃ、川下の方に歩いていったよぉ。他の班でもみにいったんじゃないぃ?」


「そんなはずないわ。私たちよりも川下の班はあそこに見える麻美たちの班だけのはずよ。あれ以上行くと深いところがあるから危ないはずだもの。」


そう言うと、ボクは立ちあがって、川下の方を覗いた。

立ち上がると遠目に浩太の姿があり川の深くなっている近くの岸でしゃがんでいるのが見えた。


「ちょっと見てくるね。浩太って確か泳げないはずだし。」


そう言うとボクは数歩川下の方に足を進めた。

その時、浩太の側に大きなバッタのような虫が飛び出し、それに驚いた浩太は足を滑らせて川の中に落ちて行った。


「浩太!!」



ボクは叫ぶと岸を駆け出し、川に飛び込むと溺れている浩太を救出しようと近づいていった。


「先生!!浩太がおぼれました。」


「た、うっぷ、けて!!」


誰かが先生を呼ぶ声と、浩太がおぼれながらも必死に助けを呼ぶ声をききながらボクは浩太の側まで泳いで行った。

浩太はいきなり落ちたことと、泳げないことからパニックになっており、手足をばたつかせ、ボクが後ろから支えても手足を止めようとしなかった。

うまく流れにのせて深みになっているところから抜け出そうとボクは必死になって足を動かしていると、まだ少し深いが十分足が届く所までたどり着いた。



そこで安心したのがいけなかったのだろう。


「ぐ・・・・」


ずっと手足を動かしていた浩太の肘が安心して油断したボクの顎に直撃した。

どれだけ鍛えていても急所とはあるもので、ボクは気を失い、頭から川に突っ込んでいった。

















『あれ?どうなってるの?』


『君はいま、臨死体験をしてるんだよ。秋ちゃん。』


『え?ってかあなたは誰ですか?』


ボクはなぜか川の上でふわふわ浮きながら川の流れに流されていく様子を上から見ていた。

そして独り言のつもりでつぶやいた言葉に応える。ナイスミドルな男性がそこにはいた。


『今回は蘇生までそんなに時間がないから自己紹介だけしておくね。僕の名前は洋司だよ。またこれからも何度も会うと思うから覚えておいてね。』


そういって微笑むとナイスミドルは手を差し出した。


『なぜか名前をしっているみたいですが、ボクの名前は蟹津秋です。それで、さっきの話なんですが、臨死体験ってことは生きかえれるんですか?』


『そうだよ。秋ちゃんはすぐに駆け付けた先生が心臓マッサージをしてくれてそれで助かるんだ。』


『え?ということは人工呼吸されちゃうんですか?』


『気になるかい?大丈夫だよ。見ていればわかるが今回は気絶していたのがよかったのか水を飲んでいないから呼吸はしている。心臓マッサージをしだすとすぐに意識をとりもどしてぎりぎりではあるがファーストキスは免れる。でも今回はだけどね。』


そんな話をしていると、足がつくことに気づいた浩太は当然だが、流されていったボクの体も竜と司が岸に引き上げてくれて先生が心臓マッサージを始めようとしていた。


『それじゃあ、秋ちゃんまたね。』


洋司さんは、二度と起こってほしくない体験のはずなのに次があると示唆した別れ文句を言うと、手をボクの頭の上においた。


















「ぶは。やめてください。」


ボクは目を覚ますと担任の先生の顔がすぐ近くにあったので顔をそむけ、もう一度大きく息を吸い込んで抗議の声をあげた。


「大丈夫か?秋?」


「秋ぃ。大丈夫ぅ?」


竜と司が心配そうな、でも司はなぜかちょっと間の抜けた声をあげていたので答えた。


「うん、大丈夫。ボクのファーストキスはまだ守られたよ。」


「そっちかよ。ってか心臓とまってたはずなのに、起きぬけに先にファーストキスの心配なんて余裕だな。」


あれ?

何でボクファーストキスの心配なんてしてるんだろう?

なにか心臓が止まってる間にあった気がするけど、よくわからないや。


「ええっと、秋ちゃんは大丈夫なようですね。心臓マッサージもひょっとしたら必要なかったかもしれませんが、とにかく無事でよかったです。」


「そんなことありませんよ。内臓が圧迫されて心臓の鼓動の開始と同時に気管にはいった水が一気にでてきたので息を吹き返したのですから。本当に助かりました。」


「えっと・・・先生も初めて心臓マッサージしたけど、そんな風に分かるものなの?」


「いえ、起きた状況から判断しましたので、実際のとことはわかりません。」


「そう、それだけ意識がはっきりしていればとりあえず大丈夫ですね。」


心臓がとまった生徒を初めてみた先生は先ほど自分で安全を確認したはずなのにまた確認をしてから、他の生徒たちを集めだした。学校に着くと浩太がボクの机にやってきた。

















「あの・・・ごめんなさい。」


自分の失敗で川に落ち、助けてもらったのに自分で攻撃をして命の危険にまでさらしたので謝ることしかできなかったようだ。


「いいわよ。とりあえず誰も怪我もないし、無事だったんだから。」


「バカ、秋はあご怪我してんだろうが、あかくなっとるやん。」


「これは柔道でやったときのよ。浩太の肘くらいで私が怪我するわけないでしょ。」


「まぁ、確かにぃ。秋が浩太の攻撃で怪我なんてしないよぉ。」


阿吽の呼吸というやつだろう。

司はボクが浩太をかばっていることを理解してフォローしてくれた。

司のことばをきいてやっと落ち着いたのか、涙目だった浩太もぎりぎりで涙をこらえながら、もう一度「ごめん」

といって自分の席の方へもどっていった。


「まったく、お人よしやな。」


「うるさいわね。というか余計なこと言いすぎよ。」


「当たり前だろ?俺も司もすっごい心配したんやから。」


「う・・」


久々にまともな竜の発言に反論が思いつかない。

馬鹿なこといっている三人だが、お互いに大切におもっているのは本当なのだ。

こういうことがあるといつも心配をしてくれているのであまり強気で返せない。


「でもぉ、今回のことでわかったことがあるよぉ。」


「ん?なにがわかったのよ?」


「秋はねぇ。ピンチになる時は運動神経と頭脳で乗り切れる力をもっているけど、誰かを助けようとしたりするときは不測の事態がおきることがあるねぇ。」


「ああ、たしかに、俺たち以外の奴だと慣れてないから緊急事態に対処しきれなくて怪我したりすることよくあるもんな。

そんでもってその緊急事態が命にかかわることだとこうなっちまうわけか。」


「ちょっとまって、それだとまるでボクが不幸少女みたいじゃない?」


「不幸少女とまでは言わないけどぉ、秋の周りにいても安全なのは今のところ僕と竜だけなのは本当だねぇ。」


「そんな・・・・ばかな・・・・」


「なにいってんだ?俺がであった時からお前はずっと不幸少年じゃないか?」


「ねぇ、竜?久しぶりに殺戮さつりくの頭突きくらっとく?」


「不幸“少年”ってなによ!!」


「ドガっ」


「相変わらずだねぇ。竜は秋の不幸には対処できるけどぉ、秋からの攻撃はどうしようもないみたいだねぇ。」


先ほど臨死体験をしたとは思えないほど元気な秋の様子に、クラスもあまり落ち込んだ雰囲気にはなっていない。

むしろ、突然起こったハプニングに興奮気味だ。

それでも事故があったため報告をしているのであろう担任は帰ってこないので教室は保険の先生が代わりに来ており、最初のうちは溺れた浩太や秋の心配そうに様子を見ていた。

あんまりにも元気な様子に、大丈夫だとわかると担任がくるまでのんびり椅子にすわっていた。







ガラガラガラ




教室のドアが開くと担任の先生が入って来た。

先生の説明によると、元気でも一応溺れた浩太とボクは病院に行った方が良いということになった。

授業も終わりなのでこのまま先生の車で隣町の総合病院に向かうようだ。

海良町には個人の小さい内科しかないのでこの病院にいくのは遠いけど仕方がない。

今日はたまたま道場の日だったので竜にいけないかもしれないと伝言を依頼すると、病院に向かった。


















検査結果は異常無し、しかも担任の先生がテンパっていたため、心臓マッサージの圧迫箇所もずれていたため肋骨も一本も折れていないようだ。

普通心臓マッサージをすると肋骨がボキボキになるようだが、腹部を押されて呼吸が再開されるともともと脈をとらえ間違えていて動いていたらしい心臓にも影響を与えることなく蘇生したらしい。


男の先生が心臓に耳を当てるのをためらって手くびなんてつかんだのだから仕方がない。

慣れた人でないと手首で脈を測るのは意外と難しいし、逆にそれでボクのファーストキスが守られたのだから先生の失敗もありがたいというものだ。

呼吸だけがとまっていることがわかっていたら腹部圧迫なんてしなかっただろうから、本当にボクのファーストキスはぎりぎりのところで難を逃れたらしい。


「秋!!大丈夫だったの?」


お母さんは知らせをきいて、病院まで駆けつけたようだ。

まぁ普通娘が臨死体験をしたんて聞いたら心配するものだし、本当ならパートはまだ終わらない時間だが、職場の方でも優遇してくれたのだろう。


「お母さん、本当に申し訳ありませんでした。私が引率していたのにこのようなことになってしまい。」


先生はお母さんに頭をさげた。


先生の横で浩太も「ごめんなさい」と頭をさげた。


電話ではあまり状況が説明されていなかったお母さんに先生とボクと浩太で今日おこったことを説明していると浩太のお母さんも現れ、もう一度きちんと説明された。

話を聞いた浩太のお母さんはボクに何度も頭をさげてたくさんの感謝の言葉をくれた。

もう学校にもどる必要はないので、それぞれの母親の乗ってきた車に乗り込むと、帰りの車のなか、


「秋、浩太くんを助けたのは本当にいいことをしたとおもうわ。お母さんも鼻が高いわ。でもね、もうこんなに危険なことはしないで、あなたは女の子なんだから。」


もしボクが男の子だったら最後の一言はなかったのだろう。

自慢の息子だと誉めて家に着くまでの間、人助けがどんなにいいことか、延々と語りつくしたことだろう。

しかし、ボクは女の子なのだ。

たとえ男勝りなところがあろうと、前世の男としての記憶があろうと、お母さんにはそのことはいってないので、ちょっとやんちゃな女の子にしか見えないのだ。


「うん、大丈夫。ボクには竜と司がいるから。二人が守ってくれるから平気だよ。」


「あら、もっと抗議するかと思ったけど、ふふふ、本当に二人には感謝しなくちゃね。今回も川から引き上げてくれたのはあのふたりなんですってね。」


「うん、ボクが危ない目に逢った時にはいつも二人が助けてくれるから。だからお母さんは心配しないで。」


実はもう二度とこんなことはしないとは言っていない。

というかまた誰かが危険な目に逢っているときに助けないで傍観なんて絶対できないことがわかっているので、二人のことを話題にだしてごまかしてしまったのだ。


「うん。そうね。二人が代わりに助けてくれるんだったから。

お母さん今度から二人がいる方に足を向けて寝れないわね。秋の命の恩人ですもの。」


「ところでさ、お母さんってファーストキスっていつした?」


このまま話をしているといつ秋が実を呈したことに話がもどるかわからなかったので多少強引だが話題を変えた。


「あら、そっか今回心肺蘇生されかけたっていってたものね。秋ちゃんもそんな年頃になったのね。」


普段秋と呼ぶのにちゃん付になるのはお母さんがからかいモードに入ったことを意味する。

まぁ今回はそれでいいのだが、少し藪蛇だったかと後悔しながらも続ける。


「ボクだって女の子だからね。やっぱり好きな人と初めてのキスはしたいもん。」


「ふふふ、じゃあ竜くんか司くんにお願いしたらどうかしら?二人ならきっと秋ちゃんのファーストキスもらってくれるわ。」


「ええ?なんであの二人になるの?」


「あら?秋ちゃんの周りで一番親しいのってあの二人でしょ?それにこれからも守ってもらうんだったらご褒美のキスくらいあげないと、

お姫様を守るナイトへのご褒美はキスって昔から決まっているのよ。」


お母さん、いつそんなことが決まったんですか、しかもナイトって・・・

確かに昔竜に私を守るナイトになってなんて言ったことがあるけど、それはその場ののりで、冗談でいったのであって・・・

しかもさっきの話題のせいで守ってもらう気なんてないなんていえないじゃないですか。

八方塞がりとか四面楚歌とかいう状況なんでしょうか?

呉越同舟でないのだけがこの車の中で唯一の救いかもしれないです。

結局危険に飛び込むこともファーストキスのこともあいまいなまま家につき、いろいろあって疲れてしまったので

(特に精神的に)今日は道場にはいかずにご飯を食べてお風呂にはいってねることにした。

















「ファーストキスかぁ。やっぱり甘いのかな?」


「秋?ファーストキスってなんのことだい?」


中学のころなってから部屋を与えられていた武兄ちゃんだったが、ボクも女の子ということでもう一人部屋である。

誰もいないと思ってつぶやいた言葉だったがばっちり武兄ちゃんに聞かれてしまった。


「なんでもないわよ。今日の話はしたでしょ?危なく30過ぎの既婚者のおじさん先生とファーストキスをしかけたからちょっと考えちゃっただけ。」


「おじさんって・・・まぁ今回は何もなくてよかったな。」


「どうせだったら、お兄ちゃんがしておく?」


「ぶっ・・バカ!!ちゃんと好きな人ができるまで大事にとっておけ。」


そう言うと、武兄ちゃんは自分の部屋へと帰って行った。

あからさまにからかったボクだったが、武兄ちゃんだったら別に悪くないか、とおもって頭をブンブンふる。


「今日はおかしいわ。竜やら司やらお兄ちゃんやらおじさまやらファーストキスを考えるなんてまだ先のことよ。」


そこでおじさまというのに妙にひっかかった。

今日人工呼吸をされかかった担任となんて絶対にいやだが、それがもしナイスミドルなおじさまだったら、それもまた良いのではないかと考えてしまう。


「今日は本当に変だわ。さっさと寝よ。」


秋はベットの中に潜る。

春になって最近あったかくなってきたのにまだ掛け布団をかえてなかったので暑すぎ、頭の中では色々なことがこびりついて離れず結局なかなか寝付けないで寝不足のまま朝をむかえることになるのだった。










秋にとって初めての臨死体験


これには海より深いわけがあります。

それは今後の展開であきらかにするつもりなのですが、簡単に説明するなら。今までの秋は、和也とちょっと記憶の奥底でつながっている勝ち気な女の子で、これからの秋は全く違うということです。



今回のテーマは〜死神洋司との出会いと変化〜です。

この出会いによって秋はかなりの変化をしていきます。それらが伝わったらいいと思っています。



ではでは、皆さんのご訪問に感謝の言葉を持ってあとがきを締めくくりたいと思います。


本当にありがとうございます。


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