チャプター43
高校初の心友の証
ボクの部屋にみんなが着くと、とりあえずボクの作品を優花に見せることになった。
「とりあえず、その壁にかかってる絵がまず二年生の時のでしょ。それから・・・」
ボクは中学校の三年間で、様々な作品を作ったが、真奈美ちゃんたち後輩と校長先生をはじめとする教師たちの希望もあって、多くを学校に寄付する形となった経緯をかいつまんで話し、自宅に持って帰ったものが少ないことを聞かせた。
「なるほどね。美術部発足時の部長の作品だから、どうしても記念に欲しいって言われたのね。」
「この絵も実は学校に飾りたいって言われたんだけど、これだけはどうしても持って帰りたかったから、その代わりとなる作品を描いたり作ったりで大変だったんだよ。」
「秋の作品はどれも素敵だったけど、やっぱりこの絵は素敵よね。どうせなら私もここに載っていてほしかったけどね。」
「そうだね。今描いたらまた違った構図ができるのかもしれないね。そうそう、それでね。」
ボクはこの絵のタイトルと、由来について説明しながら、他にも小物や、持って帰ることができた絵、あとは浩太が主に撮ってくれたアルバムなどを出してきて、中学時代について説明してく。
「へぇ。中学の時はこんなだったんだ。合宿かぁ。いいなぁうちの中学の美術部はそんなこったことできなかったからね。」
「ボクたちも、学校側は許可をだしてくれただけだよ。部費は現地調達だったんだから。」
「現地調達って、このコンテストのこと?凄過ぎるわよ。」
「事前準備を怠らなかったら、意外と採れるもんだよ。この時の浴衣は流石に学校側もお金を出していなかったから、持って帰ってきたんだ。見てみる?あと、写真にはないけど、真美子さんのためにこのあと作ったのがあるんだけど、それもどうかな?」
「見たい見たい♪」
浴衣の話題になると、優花よりも明実の方が話に食いついてきて、色々な質問を投げかけてきた。
「すごい。綺麗な浴衣。ねねお願いがあるんだけど・・・」
「材料費結構高いよ。」
「う・・・」
「この手の質問は何度も受けてるからね。明実がコンテストに出て賞金もらってきてくれるんだったら、喜んで作るよ。」
「それはちょっと・・・」
明実とそんな会話をしていると、浴衣にあまり興味の無かった敦が合宿の写真の一枚を指して秋を呼ぶ。
「蟹津さん。これって、合宿とはいえまずいんじゃないの?」
その指先には緑の髪をした秋の様子が写されていた。そこで結局秋の体質の話に話題が移り、遠足の時と同様に、今度は写真なども使って今までの体験などを説明することになった。武満や真美子などは、知らなかった話などもあり、興味深そうに聞いていた。
「なるほどね。臨死体験からこんな髪になりだしたわけだ。」
「そうなのよね。この時は油断して落ち易い毛染め使ってたけど、今は色も濃くなってきちゃったから、落ちにくいものを使ってるんだよ。」
「学校側はこのことを知ってるの?」
「一応校長先生などには、簡単にだけど、体質のこともあるから説明してあるよ。つまり学校の上層部は、ボクが良く不幸なことが起きる事実を知ってるから、あまり問題を起こすと、すぐに退学とかあり得るんだよね。」
中学までの義務教育と違い、高校側としても危険分子である秋に対して冷たい態度が目立つ。それでも高校に通わせているのは、秋の成績ならどの大学でも入れるだろうと見越し、有名大学に進学してくれたら高校としても嬉しいというメリットがあるからである。
「大変ね。もういっそのこと全部公表して、保護してもらった方がはやいんじゃないの?」
「ボクはあくまでも普通の女の子になりたいんだよね。それに、公表の機会は前にもあったんだけど、その時も結局ごまかしちゃったんだ。」
「ああ、最強美少女の話やな。実際公表せんくて良かったと思うぞ。武ちゃんもそう思うやろ?」
秋の小学校時代の話にもどると、優花が怪訝な顔をした。
「それさ、うちも聞いたことあったから。一時期うちらの海難中学で最強美少女は有名だったんだよ。」
「あらら、こんな近くにも知ってる人がいたか。あの時、誤魔化しちゃったけど、結果として自分の身を守ることになってよかったよ。まだ未熟だったとはいえ、第六感的なものを信じて良かったよ。」
「ええ、でも森君はあんたのこと良く知ってるはずよ。あの時一番熱心に調べてたのは彼だからね。当時いじめられていた森君は、小学生で身長も体重も無い少女が日本一になったことに希望をもってファンになったらしいわ。」
「なるほどね。ボクが森君に感じた嫌な雰囲気はそこら辺も関係してるかもしれないね。」
「でもさ、周りから嫌われたら不幸がおきるんでしょ?だったら秋のファンである森君がそんな感情をもつとは思えないんだけど?」
「ボクは今竜と付き合ってるんだよ?可愛さ余って憎さ百倍っていうじゃない?だからだと思うよ。歪んだ愛情っていうのかな?良くは分からないけど、そんなオーラを感じたかもしれない。」
「そんな風に思うなんて、サイテーね。本当に大好きなら、その人の幸せを願うのが大事じゃないの。」
和美はその辛い恋を経験しているので言及する資格がある。和美の思いを知っている秋はちょっと心配したような顔を向けるが、和美は笑顔でウィンクしている。
「やけに実感こもってるわね。和美ちゃんってひょっとして?」
「そうよ。私は秋と竜が付き合う前は好きだったの。でも、付き合いだしたらやっぱり両想いの気持ちを尊重しようと思ってね。だから自分の好きな人を取られたって秋の心友のままでいられるのよ。」
「そうだったの。和美ちゃんってあんまり話したことなかったから知らなかったけど、すごくいい子なのね。私も仲良くしてね。」
明実は、和美が竜のことを好きで、竜を取られた秋と心友でいられると勘違いしている様だが、これについては、秋も同意の上なので、誤解させたままでいる。
「そうやったんや。俺は何も知らんかっったわ。まぁそれでも秋の心友でいてくれてありがとうな。」
ここにも誤解した人間がいた・・・まぁ、竜の鈍さは天下一品なのでこのままでいいだろう。
「それにしても、森君については結構気をつけておかないといけないんじゃないの?秋の秘密なんかに気づいたら結構危ないかもしれないわよ?」
「確かにね。でも、これだけボクの味方がいるんだから、森君一人がボクのことを恨んだって怖くないよ。前にも言ったけど、不幸を願う人と同じだけの幸せを願う人がいれば何も起こらないのが普通だからね。」
秋は楽天的にこう言ったが、数の差というものはすごいもので、それらを味方につけ今後高校生活が危険なものになるということはまだ知ることはできなかった。
「とりあえず、少しでもボクのことを大切に思っていてくれる人がいれば、それだけでも危険の度合いが違うんだ。たとえばね。」
ここからまた、中学時代の事故や臨死体験の話になって行く。心友たちが側にいる時といない時での事故の種類の違いから、できるだけ側にいない方が秋も対処しやすいといった竜や武満からの助言まで聞いた。
それぞれの力量にあった接し方が話し合われ、優花は格闘技経験者であることもあり、近づくことができるが、明実や和美などは、不穏な動きがある時は少し離れたところから見守ることになった。
「やっぱり一人でいる方が、どんな危険が起こっても対処できるからそれもいいんだけどね。」
「だぁほぅ。そんなん言うとって嫌われてる子をかばって臨死体験したばっかやろが。」
「それは言わない約束だよ。第一何ともなかったんだから言いっこなしだよ。」
「秋ちゃんごめんね。知らなかったとはいえ、私が秋ちゃんのことを悪く思って無かったらもっと小さい猪だったかもしれないわね。」
「小さいとかそういう問題じゃない気がするけど、まぁ、危険なことが少なくなるのは確かだろうね。」
「明実も坂本君も、もうそれは終わったことなんだから言わないでよ。今こうして、仲良くなれたんだからそれでボクは幸せだよ。それにさっき、できることできないことがあるって言ったばかりでしょ。本当に危険察知できない人は、ボクの周りにいると危険だから気をつけてね。」
「やっぱ不安やな。俺の側におったらなんも起こらへんのやから、学校側に掛け合ってクラス替えしてもらわへん?」
「そんなことしたら、余計な敵を増やすだけだよ。でも、二年からは同じクラスになれるように一応申告だけはしておくね。文理どっちでもボクは構わないから、竜の進みたい方向に合わせるよ。」
二年生から、文系と理系でクラスが分かれており、それを竜とそろえることにより、学校側に申し立てれば、同じクラスになれる可能性が出てくる。
「それって、将来についてきちんと考えて決めなくてもいいの?」
「秋は問題ないわよ。将来は家庭に入るのが決まってるものね?」
「ちょま。そんな理由では・・・」
和美の発言に真赤になる秋だったが、その様子を見ている周りはそれを楽しんでいる様子だった。
「秋ちゃんは竜くんのお嫁さんが将来の夢なのね。私も誰かさんが社会人になってくれたら、それも考えておかなくっちゃね。」
「真美子はそんな女の子じゃないだろ?社会人になってバリバリ働きそうな気がするんだけど・・・」
武満と真美子もそれぞれの人生計画があるらしく、それらについて話をしていた。真赤になった秋と状況をやっと理解してはにかんでいる竜に他の面々はやし立てる。
「竜くんは今でもお弁当作ってきてくれるんだもの。将来は三食秋のおいしい料理が食べれて幸せよね。」
「上田は幸せ者だよな。かわいい幼馴染と将来を誓い合うってか。」
「ちょっと、うちとあんたも幼馴染でしょうが。」
「そこは、蟹津さんみたいに美味しいお弁当が作れるようになってから言って欲しいな。」
「お昼のオムライス食べたでしょ。うちだって料理上手になって見せるわよ。」
それもあまり続かずにいつもの夫婦喧嘩が始まった。敦と優花が痴話喧嘩を始めたことにより、余裕を取り戻した秋はとりあえず思いつく反論できる材料を見つけ、おずおずと口に出す。
「ボク、大学受験できるか分からないから、文理選択は大切じゃないんだよ。高校みたいに受け入れてくれる大学があるとは限らないし、それに、文理どっちでも受験させてもらえるなら受かると思うしね。」
「それはうちみたいな勉強ができない生徒に対する嫌味かぁ。」
「優花の場合勉強ができないんじゃなくて、しないだけでしょ。優花とは近くにいても大丈夫なのが分かったんだから、ボクが一緒に勉強するよ。昼間の料理でも感じたけど、コツさえつかめば集中力はあるんだからきっと勉強も伸びるよ。」
「え?マジ?うちも大学とか行けるかな?」
優花は勉強が苦手で、専門に行くか、高卒で働くことも考えていたが、秋の言葉によって明るい未来が見えてきた。
「ボクの言葉が信じられない?」
「いや、あんたの言葉なら信じられる気がするわ。あんたじゃなきゃ不幸少女だって信じてないって。」
「ありがと。じゃあ、明言してあげる。ボクと一緒に勉強すれば、優花は現役で国立文系合格くらいのレベルは確保できる。」
自身を持って言い切った秋の様子に周りから驚愕の声が上がる。T高事態が進学校なので、国立を受ける生徒もいるが、それでも学年に数名といった雰囲気だ。それを現役で合格させて見せると言った秋の言葉はすさまじいもので、クラスでもそれほど頭が良い方ではない優花にそんなことができるとは思えない。
「坂本君も明実も一緒に勉強しようね。文理違っても、ボクと一緒に勉強してほしいな。」
「するする。なんだか知らないけど、秋ちゃんがそう言うと本当にできる気がするもの。」
「信じられん。優花だぞ?」
敦は、優花の学力を知っているので、まだ信じきれていないらしい。しかし、秋の顔はそれを当然と言った様子で見つつも、棚からあるものを出して来てこう言った。
「とりあえず、一学期の期末で証明してみせるよ。それまでは暫定ってことで良いから、これを受け取ってくれないかな?これは、ボクにとって命の次に大事なものなんだ。」
そう言ってみんなに差し出したのは和美が仲間に加わった時に作ったミサンガと同じものだった。色は赤を中心として、白と緑が入ったものだった。
「あれ?今回のはみんな同じ色なのね。」
そう言って、和美は自分の持っているミサンガを周りに見えるようにして差し出した。
「うん。それぞれの好みに合わせたものをってのも考えたんだけど、色について調べていたら、心友の証にピッタリな色ってこの三色かなって思って、これからはこれで統一することにしたんだ。」
「これが噂の心友の証なのね。ねぇ秋ちゃん。よかったら私にも一つくれないかしら?」
「もちろんです。真美子さんは司のお姉さんだし、本当にお世話になってますから。」
そう言って秋は差し出したミサンガの一つを真美子に渡す。真美子に渡した後に敦・優花・明実の分が残ったことからも、元々真美子にも渡すつもりだったらしい。
「じゃあ、遠慮なく。これもあんたの手作りなんだろ?うちも絵ばっかりに固執しないで、いろんなものに挑戦してみようかな。」
「うん。優花だったらきっと素敵な作品が作れるよ。またボクも暇な時に美術部の活動に参加してもいいかな?優花に作品を紹介してたらまた自分でも作りたくなってきちゃった。」
「もちろんよ。その時は、この心友の証にかけて守ってあげるから、堂々と入ってきなさい。」
優花はすでに秋と心友になり、今後裏切らないことを承認したようだ。秋と出会ってからそれほど時間はたっていないが、喧嘩をしたりと、濃い時間を過ごしたためか、そこには絶対の信頼のようなものがあった。
「私は優花みたいに守ってあげることはできないかもしれないけど・・・」
そう言って手に取ったのは明実だった。明実には一時期嫌われていた自覚があった秋にとって、そのことはとてもうれしいことであり、そして、今後の高校生活で楽しみに思えることだった。
「明実、もうプレゼントを捨てたフリなんて絶対しないから、仲良くしてね。」
「ホントだよ。あの時は本気で傷ついたんだからね。」
そう言って笑った明実の顔は何かを決心した顔つきだった。きっと、二度と手放すことはない真剣な気持ちがあったのだろう。
「二人にはかなわないな。俺もまだ納得したわけじゃないけど、なんだか蟹津さんには逆らえないんだよな。」
そう言って、手に取ったのは敦だった。三人の中では一番納得ができていないのも敦だろう。二人と違い、自分の意思で仲良くなろうとしたわけではなかったのが原因なのか、今だに府に落ちないところがあるのは仕方がないが、出会いはどうであれ、これから仲良くなっていけば、秋との溝も埋まることだろう。
「竜と優花がいるからあんまり仲良くなりすぎても困るんだけどね。心友は心友だとおもうよ。男女間の友情は無いってジンクスでもあるのかな?」
「優花にそれは聞いてくれ。」
幼馴染で親友だと思っていた優花と結局付き合うことになった経緯などが、今後上手な距離を保てるのか敦を疑心暗鬼にしているらしい。
「あれじゃね?秋に手を出したら、優花と俺っていう格闘技経験者から容赦ない攻撃が待ってるから気にしなくてええんとちゃう?」
「その前にボクが許すと思う?」
「あ、なるほど、じゃあ心配ないか。」
当事者である。秋、竜、優花はそれぞれ楽天的であり、それが逆に敦の気持ちを落ち込ませる。
「冗談だって、本当に信頼してなかったらこれは渡せないものなんだから、自信を持って良いよ。」
同い年の女の子にそう言われただけなのだが、なぜかそれがとても偉い人から素晴らしい言葉を言われたかの様な錯覚を覚え、安心している敦がいた。
秋のカリスマ性はこんなところでも発揮されており、秋が本気を出せばそれこそ自分に危険が及ばないくらい味方を作ることは可能なのかも知れないが、それをしようとは思わない秋だった。
「心友になったことだし、呼び方も変えましょ。」
そんなことを言ったのは明実だった。
「ええ?このままでいいじゃん。ボク的には二つ名で良い思い出がないんだけど・・・」
「でも、中学の時の心友はメグって呼んでたんでしょ?私たちだってそういうのあってもいいと思うの。」
メグというのは、当時ファンクラブの影響で女神なんて呼ばれていたところから出ており、秋にとっては気恥ずかしい思いがした。
「メグって呼んでたのは鈴だけだし、女神なんて中学校の時のは絶対に嫌だからね。」
「分かってるわよ。”つーちゃん”ってどうかしら?」
「なんでつーちゃん?」
「もちろん。蟹津の”つ”に決まってるじゃないの。」
「そっか、ボクはてっきり、高校から呼ばれだしたツンデレクイーンから来たのかと思ったよ。」
「ギク。」
「・・・・」
「ねぇ、つーちゃんはやめない?」
「じゃ、じゃあ、クーちゃんってのはどう?」
「ちょま、もうツンデレクイーンから来てることを隠そうともしないつもり?」
「えへへ。でもクーちゃんなら可愛いじゃない。」
「やだやだ。ボクはツンデレなんかじゃないもん。」
「あ〜。私ストラップ捨てられた時にすっごく傷ついたんだけどなぁ〜。」
「ちょま、それを脅しに使うのは卑怯だよ。」
「ねぇ。クーちゃんとつーちゃんどっちがいい?」
明実の様子に拒否不可能なことを理解する秋は、とりあえず、ツンデレという響きとクイーンという響きで恥ずかしくない方を選択する。
「・・・つーちゃんでお願いします。」
「分かったわ。じゃあクーちゃんって呼ぶわね。」
「ちょま。さっきの質問はなんだったんだよ。絶対クーちゃんで決めてたでしょ?」
「まあね。クーちゃんって響きなんだか可愛いくって気にいっちゃった。」
「じゃあうちはつーちゃんって呼ぼうか?」
「勘弁してぇぇ。」
その後、結局明実は、クーちゃん。優花と敦はつーちゃんと呼ぶことが決まり、秋もこれまで坂本君と呼んでいたのを敦君と下の名前で呼ぶことになった。
夕ご飯も昼と同様に秋の指導のもと優花が腕をふるい、休日デートに出かけた両親を放っておいて八人で済ませると、帰る時間となってしまった。帰りは武満が一人、車で三人を送っていく。
三人が帰ったあと、部屋に残っていたのは秋、和美、竜、真美子の四人。
「なんかさ、ボクの周りってドSが多い気がするんだけど気のせいかな?」
「ドSってなんのことや?」
「竜くんには分からないわよ。秋ちゃんも苦労するわね。あ、私もクーちゃんかつーちゃんって呼んだ方がいいかしら?」
「真美子さん。それだけは勘弁してください。」
「そんな秋も可愛いわよ。」
高校初の親友の証登場です。
今回のテーマ〜心友〜です。
優花との料理シーンからの流れで、心友の証を渡すこのシーンを思い描いたとき、なんだかひと段落したようなホッとした気持ちになりました。みなさんもそう感じていただけたら嬉しいです。
話の途中に出てきた不穏な気配は二つ、気づいた人は、こっそり個人的にメールか何かをください。ひとつは皆さん分かると思うのですが、そちらも重要なのですが、もう一つの方がかなりやばいです。
それでは、みなさん43話を読んでいただきましてありがとうございました。