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ディスボイス

作者: ドスコイ鐘天使

  近年近代化したスマホ写真撮影ブームの影響で、シーエヌエス鳩交流株式会社がディスボイスサービスを作った。それはあっという間に世間に広がり、俺を含めて、いろんな人たちのスマホにインストールされた。そこまではよかった。俺が会話できたら……


 ボイスチャットにいるのは四人。とっても明るくて元気な赤いリボンの金髪のリーダー「女の子のアイコンなんだよなあ」に誘われて、『交友会はじまりの樹の下で』に俺は入った。


(俺は四天王にして最弱)


 なんて心の中で言ってみるが、通じはしない。


(ボイスチャットできたらなあ……)


 すべては皆の裏切りからはじまった。テキストチャットではじまったサーバは唐突にボイスチャットにぽつりと現れたハンドルネーム『トカゲ』によって、俺を除いて、みんなで会話しだして、夜が明けて、何をテキストで書いても無視される。村八分にあってしまったのだ。ちなみに俺は寝て、起きたあとは学校に行っていたので、そんな会話できるはずもなく。というより、俺自身の部屋の壁が薄くて、年中外で夜中でも仕事してるご近所さんがひとつの言葉も逃さず聞き耳を立ててるので、変なことも喋れるわけなくてだな。


(仕方ない。もういっそこのこと機械にでも喋らせて誤魔化すか。ということで、検索。ヘイ、グーリ)


 ググって、見たらそれらしいものが見つかった。ちなみにグーリというのは言葉を認識して、スマホの機能を実行するものだ。検索から朗読までなんでも自動でそつなくこなす俺の頼れる相棒だ。今回は手動でテキストを打ち込んで検索をかけてるんだけどね……


(音声再生、テキスト……あった! これか)


 棒読み子ちゃんの使い方が書かれたホームページを見つける。


(何々、まず初根幹ハツネミキをインストールして、棒読み子ちゃんで設定したら、すぐにテキスト再生できるのか。なるほど)わかった。


 俺は初根幹ハツネミキを棒読み子ちゃんで起動する。これで会話できるはずだ。


(再生をイヤホンにして、これでいいはずだ)


俺はテキストを打ち込む。「ハジメマシテ」


(お、喋った。でどうかな。みんなの反応は)


『棒読みじゃーん』


 リーダー、そんなこと言わないでよ。


『人間なの?』


 トカゲに言われたくはない。


『なんでマイクで喋らないの?』


 抹茶さんの言う通りです。僕はおにぎりが好きなんだな。おにぎりが好きだから、テキストでしか書かないんですよね。なんてわかるわけないか。


(ふうーーーーー)どうしたものか。


 意思疎通というのは上手くいかないものだ。ましてや、それが人が喋る声でないならなおさらだ。


 俺は仲間に悪く言われる現状を受け入れて、小説を読んで強く生きよう。そして、いつか仲間たちに理解されるその日まで、俺は諦めない。絶対にだ。


(例え、このまま無視されて、Banされようと。俺にはやらなければならないことがある)


 俺は息が詰まりそな思いで静かに泣いた。



 続く。


 嘘も半分で書いてますので、これからよくなるかもしれませんし、文字道理Banされるのかもしれません。ですが、私にはやるべきことがあります。それは夢です。夢を実現するためなら、自分を犠牲にして、仲間に見捨てられようと到達してみようと思います。


 影ながら応援していただければ心強く思います。みなさんも喋れる環境を作れてから、ディスコードとかね。入るのをお勧めします(笑)


 ではでは。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ええっ! BANされちゃうようなことをするおつもりですか? 冗談ですよね? 物語のお話ですよね? あ、でも欄外にも……。お気を確かに! ハラハラ((((;゜Д゜)))))))
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