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傷だらけのGOD 樹海の怪 地獄のサバイバル!  作者: 吉田真一
第10章 死に人なる者
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第3話 尋問

「ひどい......」


未来は圭一の冗談を真に受け、見事に落ち込んだ様子。まだ彼らの性格を理解しきれていないようだ。やがて圭一は背筋を伸ばし顔を引き締めた。そして視線を麗子に向ける。


「現在代表の柊は不在にしているが、仕事を請ける請けないの判断についてはその権限を自分が有している。今あんたが言った条件に対し、こちらとしては何の異論も無い。今日から1ヶ月以内にあんたの命を狙う組織の撲滅を約束しよう。契約成立と判断していいかな?」


圭一は吸い掛けのタバコを灰皿に押し消しながら、是非を迫った。


「こっちに異存は無いわ。ただし提示した金額は、その全てが成功報酬。達成出来なければびた一文払うつもりはないから。それと組織を撲滅しても、あたしが殺されたら意味がない。あたしを守り通しなさい。それも条件です」


麗子の物言いは常に上から目線。どんなに追い込まれていても気丈な振る舞いを崩す事は無かった。


「いいだろう。あんたの望み通りにしてやる」


圭一はニヤリと笑うとポケットからボイスレコーダーを取り出した。


「今から業務遂行の為、いくつか質問させて貰う。会話は全て録音させて貰うから了承してくれ」


「別に構わないわ。で、何を知りたいのかしら?」


麗子はもはやトレードマークと化した細いタバコを口にくわえて火を灯した。それに呼応するかのようにマネージャーも火を灯す。圭一も新たな一本を取り出し着火した。視界1メートル。濃霧注意報だ。


「あのう......目が染みるんですけど......」


「そんなの当たり前だろ。こんな狭い事務所で3人もタバコ吸ってんだから。みんな我慢してるんだからお前も我慢しろ」


「はぁ......」


未来は目から涙を出しながら、諦めの境地的な表情を浮かべた。圭一は再び麗子に視線を向ける。


「では短直に聞く。あんたが命を狙われてる理由を知りたい。何か思い当たる節はあるか?」



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