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誕生日パーティー・・・

間に合った?間に合ってないよね。特に昨日・・・


 挨拶も大分終わり残り数組で来てくれた方々へに挨拶が終了するところまできた。

 本当は攻略キャラ達だけに挨拶しに行きたいが、それが難しいのだ。

 その理由は、ゲームの中身に原因がある。

 ゲームの始まりはヒロインが学園に入ってから開始される。したがって攻略キャラ達は15歳の姿で現れる。

 そして問題なのはここから、ゲームを進行しても攻略キャラ達の子供時代のイベントCGは出てこない。

 だから、このパーティーで攻略キャラをピンポイントで探すのは難しい。

 なんせ子供の時の顔が分からないのだから。

 一様、見ればなんとなく似たところがあるから分かるけど・・・でも、名前まで聞かないと攻略キャラかどうかは確信が持てない。


 「挨拶が遅くなったなエイダン」


 父が話かけた男性は、息子さんと楽しく話しているところだった。父に話かけられた男性は、慌てて姿勢を正して会釈した。

 

 「本日はご招待いただきありがとうございます。エイベル様、挨拶の件はこれだけの人数がいらっしゃるのですから仕方ありませんよ」


 物腰が柔らかそうな雰囲気を出す男性は、エイダンと言うらしい。

 エイダンさんの隣にいる息子さんもエイダンさんに似て、物腰が柔らかそうだ。

 『んっ!?この顔、シャル・ケイリー?・・・』、攻略キャラの一人でシャル・ケイリーがいる。

 このキャラはルイ・バートンと同じ伯爵家の貴族で、シャルはケイリー家の次男として生まれる。

 私が子供の時の姿なのにシャル・ケイリーに、気づけたのかはこのキャラの特徴に関係している。

 シャルの最大の特徴は、顔が幼いのだ。まぁつまり童顔って事ね。

 ゲームでは、ヒロインと同じ歳なのだがショタキャラとして登場してくる。

 『顔はゲームで登場した時とほとんど変わらないわね。違うとしたら身長くらいね』、初めてかもしれない自己紹介をする前に攻略キャラが分かったのわ。


 「そうだ。エイベル様、私の息子を紹介します。この子二人目の息子で名前をシャル・ケイリーと言います」

 「この子がエイダンの二人目の子か、話では聞いていたがエイダンに似て可愛らしい顔をしているな」

 「そう言ってもらうと照れてしまいますね。ほらシャルも挨拶して」

 

 『やっぱり、シャル・ケイリーだったわね』、私は合っていた事にホッとしていた。

 父のエイダンさんに、言われもじもじしながら口を開いた。


 「初めましてっ、シャル・ケイリーって言います。よろしくお願いします」


 可愛らしく答えるシャルに、私は母性に似た何かを感じた。

 

 「初めまして、シャルさん私はソフィア・ドルトムンです。よろしくお願いいたします」

 「はい!ソフィア様よろしくお願いします」

 

 ゲームの時で思っていたけど、なんかこの子は守ってあげたいなって思ってしまうわね。

 でも、この子にも私は破滅させられるのよね。

 その事実を知っていても、可愛いと思ってしまう。

 しかし、私は自分を守る為に攻略キャラ達に対しては心を許してはダメ。

 私の明るい未来のために、頑張る。


 とうとう、最後の挨拶の時が来た。

 主催でかつ主役だから途中で挨拶を止める事が出来なかったから、思うけど。

 本当に疲れた。

 もうしばらくは、パーティーの主催では出たくないと思うほどに。

 そして、私は最後の挨拶をする人を探していると。

 ドンっ!!

 後ろから衝撃が来た。

 振り返ると私と同じくらいの背をした、少年がいた。

 

 「おーごめんな」

 

 簡単な謝罪をするこの少年の態度は、とても貴族には見えない。

 

 「いえ、こちらこそ周りを見ていなかったので」

 「ハハッ、お前名前は?」


 今、隣に父がいなかった事に私は安心していた。

 もし隣に父がいたらいい顔はしていなかった思う。

 

 「私はソフィア・ドルトムンです」

 「ドルトムン?って事は今日のこのパーティーはお前の誕生日パーティーって事か」

 

 悪気がないのだろう、子供の時特有の人懐っこさが全面に出ているわね。

 この子、貴族教育は受けてないのかしら?私が相手じゃなかったら変な目で見られるわよ。

 

 「そうですね、お恥ずかしながらこのパーティーの主役ですね。ところで、貴男のお名前をお伺いしても?」

 「ん?俺か!俺はデイル・ヴィルスターよろしく」

 

 そういって私に握手を求めるかのように手を出してきた。

 そして、この失礼な奴は攻略キャラの最後の一人。

 私が探していた人物。こいつ子供の時はこんな感じだったのか。

 ツンツンした赤い髪が特徴的で男爵家の嫡男。誰とでもフレンドリーに接してくる性格。

 この性格が原因で、学園の時は問題児扱いされていたキャラ。


 「はい。よろしくお願いいたしますデイルさん」

 「お前変わってるな」


 笑顔でそう言ってくるデイルに、私は少しイラっとした。

 『顔に出てないわよね』、作り笑いを全開で私は首を傾げた。


 「どういう事ですか?」


評価&ブクマをよろしくお願いいたします。

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