その後・・・
明日からまた仕事か・・・
投稿を頑張るのみ
アレン様の部屋を出た私は、部屋の近くで待機している使用人に話しかけられていた。
「ドルトムン様どちらに?」
私が一人で部屋を出たことを気にしているのだろう。
『まぁ当然よね』、なんと答えていいか迷ってしまう。
「応接室に行こうかと思いまして」
使用人の反応は面白いものだった。訓練された綺麗な動きだったが表情に出てしまっている、完全に不思議に思っている顔だ。
当然、使用人の方も私にどのような対応をすればいいか分からないのだろう。動きが固まっている。
「いえ、少し中のお二人がいい雰囲気でしたので・・・お邪魔かと思いましてしばらくの間、応接室で時間を潰そうかと思いまして」
「そんなはずは・・・いえ、そうでしたか。なら私が応接室まで案内いたします」
「はい。お願いします」
私は、使用人の後についていき応接室に向かう。
「ドルトムン様、失礼な事をお聞きしますが・・・良かったのでうすか?」
先を歩く使用人の方が私に質問してくる。
「良かった?」とは一体どういうことを言っているのか、私は分からなかった。
「良かったとは?どういう事でしょう?」
「いえ、ドルトムン様はその・・・殿下とクロフォード様が二人っきりになるの大丈夫なのですか?」
なるほど、そういう事か。今やっと理解できた、使用人の方はそれが心配なのね。
「大丈夫ですよ。あのお二人結構お似合いですし、しかもお二人ともお互いに好き同士みたいですので心配する事はないと思いますよ」
使用人の方が振り返って驚いた顔をしていた。
どうしてそこまで、驚いているのか分からなかった。
「それは本当ですか?ドルトムン様」
「えぇ、本当ですよ。ですから私は部屋から出てきたのですよ」
「そうですか」
使用人の方が前に向き直りまた、歩み始める。「なるほど・・・殿下やらかしてま・・・」。
「今何かおっしゃっりましたか?」
「いえ、何も」
何か聞こえたんだけどな・・・気のせいだったのかな。
応接室に着き、私はソファーに座った。
私は喉が渇いていたので、使用人に紅茶を頼んだ。すると別の使用人の方が出てきてその人が、私の紅茶を持ってきてくれるそうだ。
私を応接室まで案内してくれた方は、私の近くであれこれと世話をしてくれている。
「そうだ。あなたのお名前を伺ってもいいかしら?」
私は今、紅茶を入れてくれている使用人に名前を聞いた。まぁ聞いた理由は単純でシーンとした空気に耐えかねての事だった。
「私は殿下付きの使用人でアルフレッド・マーフィスです」
「アルフレッド・マーフィス、いい名前ね。私の事は知っていると思うけど改めて、私はソフィア・ドルトムンよろしくねマーフィスさん」
「これはご丁寧にありがとうございます。よろしくお願いいたしますドルトムン様。それと私の事はマーフィスとお呼びください。さん付けなど恐れ多いことです」
「そうですか、わかりました。マーフィス」
紅茶を入れ終わったマーフィスは応接室から出ようとしていた。
「ではドルトムン様、私は一旦殿下の部屋に行き様子を見てまいります。その間少しお待ちください」
そう言って応接室からマーフィス出ていった。
一人になってしまった。
応接室から出たマーフィスは混乱していた。
しかし、思考のが混乱していてもマーフィスの動きは少しも乱れていない。
誰がどこから見ても今の彼が混乱しているとは思わないだろう。
それほどまでに彼の持つ使用人としてのスキルが優秀なのだ。
『おかしい!ドルトムン様が嘘を言うとは思えないから、ドルトムン様は勘違いしていると思ってまず間違いないだろ。しかし、そうなるとそう勘違いしてしまう状況だった事になる。非常に不味いですよ殿下~』、私の足取り次第に早くなる。
しかし、走るわけにもいかないから出来るだけ早く歩く事にした。
もう少しで殿下の部屋につくところで、殿下の部屋が開いた。
私、以外の使用人が出てくると思ったが出てきたのは、まさかの殿下だった。
殿下は私にようがあったのだろう、私の顔を見ると「マーフィスちょっと来てくれ」と声を飛ばしてきた。
私は、失礼にならないギリギリの早歩きで殿下の元へ急いだ。
「どうされました殿下?」
私が殿下付きになってからこれほどまでに焦っている殿下を見るのは初めてだ。
「マーフィス、ソフィアが何処に行ったか知っているか?」
「ドルトムン様なら今、応接室に居られます」
「何故、応接室に?」
「殿下の部屋から出られたドルトムン様が応接室に行きたいと言われまして、私が案内いたしました」
「そうか、ソフィアは何か言っていたか?」
『さて何処から話すべきか・・・』、マーフィスはいかに上手く殿下に伝えるか悩んでしまった。
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