第六話;お嬢様の頼みごと 4
こんにちは、リゲルです。
今回は、約束通りに一週間に2話の投稿をしてみようということで、2話目が完成しました。バトルシーンがあります。ここから先が、すごく思いやられますが……。
では、見てください。
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ーキン!!ー
「……はぁ?歯が折れた!?」
「ふん。わしの皮膚はダイヤモンドよりも硬いわ!!!」
「ちくしょう!!!これを使うしかないのか?」
「?……まだあるのか。さぁ、使ってみるが良い!!」
ーホワァーン。ボウー
念を込めて、呪文を探す。頭の中に何かないか……。まだまだ、あるはず…。
!!くくく、これしかねぇ!!!!!!!!
「俺に攻撃してこいよ!!受け止めてやるよ!!!!」
「ふん。じゃ、死なん程度にいたぶってやる!!!」
顔は鬼のようで、体は巨人、足は蜘蛛の化物である。そんな化物が殴りかかってきた!!
だが、この瞬間。ひらめいたのである。
「禁断の呪術…その4…攻撃に対する防御型攻撃。闇の影。
禁断より、呪術4の開放を命ずる!!!闇の影、闇の力の解放を、今ここに!!!」
ーしゅりゅりゅ!!!ボウ!!ボウゥ!!!ー
「なにこれ?これが闇の力?執事服が鎧になっていってる?」
「おぉ。なんと美しい!!!わしと戦ってる暇はない!!今すぐ、街を!!!」
その時、祐悟〈影〉が急速に接近して、顔面を殴った。
鬼のような顔がますます怖くなる。
「がはぁ!!!おのれ!!!人間ごときに!!!!負けるか!!!」
「ふん。ほざくな!このカスが!!!くたばれ!!」
ーぼか!ぼす、ぼす!!どが!!ー
殴り殴り殴り倒す。すると、足から、崩れ落ちた。
「おぶぅ、ぐはっ。くそ小僧が!!!!まだ。生きているから殺せる!!!」
「ほう。生きてるなら、遠慮なく…」
グググ。ボキン
「ほあぅ。うぅぅ。はぁはぁ。はっはははは」
バキン。ボキンゴキ。
「そろそろ。トドメっと……はぁぁっぁぁ!!!」
バシュゥゥゥ。
頭の内部から呪術を流され、化物は消えていった。あの気持ち悪い化物は、無残に消し去った。
ーシュシュルーー。シュゥゥ。ー
祐悟の術も解ける。
ーバタ。ー
「!!ゆ、祐悟。大丈夫か?目を覚ましてよ!!!祐悟ォォォォ」
「だ……じょ……ぶ…。た…す…け…。を……」
「わかった。喋らねいでね!!!」
……そして、ティーアが走り去った。……少し眠たいな。寝て待っているか。もう何も起こらないだろう。
疲労があるから、一旦寝よう。あぁ、無理しすぎちまったな、ティーアに怒られちまうよ!
6話 お嬢様の頼みごと 4 END
さて、どうでしたか。
今回は禁術を出してみました。
こうなってくると、主人公の秘話とかで短編にしてみるのもありかもしれません。
そこら辺は考え中ですが…。
では、ここら辺であとがきを終了します。