第五話;お嬢様の頼みごと 3
こんにちは、リゲルです。
今回は、お嬢様と外に出かけるような感じです。
いつも通り、前の話を見てない方は前の話を見ることをオススメします。
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「……sss+??…なにそれ?」
「ん?…合格値によってクラスがかわるのよ。知らなかったかしら?」
「しらn…申し訳ございません。知りませんでした。」
「ぷ。…くっくくく。…あなたはもう執事なのよ…もう少し、しっかりしてよね…」
…sss+って、執事になれるランクなのか……執事…。
「って。執事って!?」
「ひぁ!!……え?執事?ウチのそばにいて守る人のことだけど…」
「そういう意味じゃなく。なんで俺が執事なんだ?」
「……それっぽいから?かしら」
「少し、疑問形で聞くんじゃねぇ。俺に執事なんて……」
「無理だとでも?合格したのに?」
涙目で尋ねるティーア……。地味に上目遣いかよ!……。うーん。女の子を泣かすわけにはいかないし…。
どうしようか?……まぁ、凶暴死龍も倒してないから、そういう設定でいいか…。
「……わかったよ。だから、泣くなよ。お子様だなー、お嬢様わ!!」
「今、なんて言った???」
「えぇっと……いや…その。お子…様」
「あなたは、ウチをお子様と思ってるわけ??へぇーーー。チビって思ってたのね!!!」
「あ…はははは。いや、そんなことないですよーー」
「嘘をつくのは良くないですよ?執事さん!!」
痛い。足をガンガンっと蹴ってくる。相当、怒っているようだ。…ただ、チビとは言ってなかったが、泣き虫だから、お子様だなーって思ったのに……!…確かに言われてみれば、チビだなぁーー。
そして、蹴り終わったようだ……。ん?気が済んだのだろうか?
「…あなたは、何をそんなにニヤニヤしているの?」
「え?いや、何でもないけど……」
「あっそ!!」
あぁ、だからなのか!ドMだと思ったから、蹴るのをやめたんだ。(ドMは、違うんだけどね…)
ま、結果オーライだからいいや。
「じゃ、そろそろ一緒に出かけましょうか。おバカ執事さん!」
「誰が、バカだよ!コノヤロー!!」
「いやなの?私の犬の分際で!?あつかましい犬ね!!」
「ふざけんな。俺はそういう奴じゃないから!!」
「ふん!蹴られて喜んでたくせに、今頃言い訳したって遅いもん!!」
「本当だし、このおてんばお嬢め!!」
「キィーーーー!!うるさい!!ふん」
こいつ、Mの奴にはこんな態度とるのかよ!っていうか、ここ外か?………しまった。まんまとはめられた!!
俺が結構動揺していると、ティーアはこう言った。
「あのさ。ここどこ?あんた分かんないの?」
「はぁ?お前が連れてきたんだろ?そんなの知るかよ!!」
「うーん。それは、そうだけど……しかも、この地形どこかで……」
「なんか、薄暗いな……。化け物とか出るんじゃねぇの?ここ……」
「あ!!…ここ、死の森〈主の墓〉だ!!!やばいよ!!」
「何が。そんなにやばいんだよ!!」
「化け物が出るからに決まってるでしょ!!ウチら、死んでしまうくらいの!!」
「お!・・・じゃ。相手してやるか、おもしそうだしな!!」
そういって、叫んでみた。
-おい!ここの主は誰だ??いるんなら俺が成敗してやる!!!-
そんな風に言うと、奥のほうから・・・
-誰だ!気持ちよく寝ておった邪魔をするやからは!!!-
-うるせー。討伐隊に決まってんだろ!!!倒してやっから出て来いよ!!-
ガサガサと音が響き始めた。動いているのだろうか?すごく、大きな音がしている。
そして、姿も見えた。これは、また、危なそうな奴である!!
「くっ、でかいな!だが、ジジイに負ける気はない!!!」
「見た目で年を決めるな!こう見えても、430才じゃわ!!!!」
「普通にジジイじゃん!!ま、さっさと倒してやっから、先手もらったぜ!!!」
「あぁ。かかって来るがいい。もちろん、ホ・ン・キでな!!!」
「いくぞ!!!!うおぉぉぉっぉ!!!!!!!」
5話 お嬢様の頼みごと 3 END
どうでしたでしょうか?
結構。頑張ったんですが、雑談っぽいのって難しいんですよね。
なので、今日が僕にとって一番の難関でした。