第一七話;戻らぬ力とチームの結成 1
新年明けましておめでとうございます。
どうも、こんばんわ。リゲルです。
今回からは、新しい展開にしていきたいと思います。
タイトルには、「戻らぬ力」と書いてありますが、、ティーアは祐悟の力を取り戻すための修業をしていたのでは、ないのか…?
ちなみに、今回。チーム結成編ではありません!
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……。ティーアまでが…こんなことに!
元はといえば、俺がしでかしたことだから、責任持たなければ!!
「ティーア…。何か、思い出せる呪文はないか?」
「超精神回復くらいかな…」
「超精神回復!?思い出せるのか!?今、唱えることは?」
「うん。できる!!」
「お願い!!ティーア自身に魔法を使ってみて!!」
「わかった…。悪きものが、体中を澄み渡るものの全ての感情がこの光で癒される。その栄光を我が体に!!
【超精神回復】」
完璧だ!滑舌の良さが、凄すぎる!!もしかすると、これで戻るかも知れない!!
その時だ!!
-キュイイィィィィン-
ティーアの体にすごい眩い光が、まとわりつく。
「キャ!!なにこれ!!体に力がみなぎるような!!この感じ!!ううぅ!!」
「なんだ!?気絶!!やばいんじゃないか!!どうなんだ?」
-シュゥゥゥゥ-
見た感じ、ティーアに外傷をなし…。精神面で急回復しすぎて、気絶か?
とりあえず、死んでないみたいだから、一安心。
◆数時間後◇
「うぅ!あれ?こんなところで私何してんの?」
「あぁ…やっと起きたか!急に倒れやがって!」
「え!?私、倒れちゃってたんだ!迷惑かけてごめんね!疲れてたのk。キャ!!!」
祐悟は、困惑していたティーアに抱きついた。
そして、安心したのか祐悟の目からは、涙が流れていた。
「俺のせいだ!ゴメン…。ティーアは、女の子なのに勝負で手加減しなくて…。悔しかったんだよ!!どうしても、許せなかった。こんな、酷いことされて絶対に許しておけないって!!だから…だから、俺…」
「フフフ。実は、あなたがもしかすると、最強の魔法使い!かも…っていう。検査だったんだよ」
「最強の魔法使い??俺が!!?ハハハ。笑わせてくれんじゃん」
「ホントの話なんだよ!?実際、魔力が落ちてるにせよ。狂状変喘を最大魔力で打つのは、超魔法3回分くらいの強さなんだよ」
「超魔法って、息するの少し苦しいくらいじゃないか。それが、3回分。胸苦しいくらいか!」
「流石ね!やっぱり、あなたこそ最強の魔法使いなのよ!!」
チッ!!何が最強の魔法使いの検査だ!!こっちは、真剣に元の力を取り戻そうとしているのに!!
でも、ティーアが魔法を使えて、本当によかった!!
もしも、治らなかった時のことを考えると、背筋が凍るほど身震いしそうだ。
こんだけの時間黙ってるのも、ティーアに申し訳ないから、なんか適当な話しないと!!
ティーアを抱きしめていた腕を解いて祐悟は言った。
「あーぁ。ったく、せっかく元の力に戻ると思ったのによー。ただの試験かよ…」
「アハハハ。ごめんね…。でも、助けてくれてありがと!!」
「うっ…。っそ、そっか、そっかー。いや、ありがとうだなんて…アハハハハ」
「どうしたの?急に早口になって?」
「え?いや、何でもない。何でもない」
…。初めて、ティーアが笑った…。しかも、ものすごく可愛い!!
絶対、守りぬく!!!どんなものを犠牲にしても、ティーアだけは!!
「よし!!ティーア!!旅に出るぞ!!」
「うん!!」
戻らぬ力とチームの結成 1 END
一七話を読んでいただきありがとうございました。
今回の話は何日もかけて書いたものなので、あまりきれいなつくりにはなってないようになってますが…。一生懸命書いたものです。けして、ふざけて書いてるわけではありません。