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俺と神様の異世界冒険記  作者: サイトゥー
第一部 始まりに至る物語
67/113

70 番外編 聖夜の紅白青年

今回はクリスマスの話です。

以下の項目をよくお読みください。

・キャラ崩壊

・主に紅汰と風魔がメイン

・それなりのエロだ

・本編とは一切関係ありません

・酷い文章

・続きます

今回はクリスマスの話です。

早すぎてすいません。


あと、本作品『俺とアサシン忍者の勇者もどきの異世界冒険記』はついに総合評価100ポイント超えました!

「たかが100だろ?調子に乗るな」と思う方もいらっしゃると思いますが、私にとっては自分の作品が評価されているというのが嬉しくてたまりません!

どうぞ、これからも本作品をよろしくお願い致します!

12月25日 クリスマス ペンドラゴン王国


紅汰と風魔の部屋に大きな袋と紅白の二色が目立つ服。そして置き手紙が置かれていた。そして女性陣の欲しい物資料。

『君達にはこれから自分の嫁…ヒロイン達にプレゼントを渡しに行ってもらいたい。もちろん隠密で。では任務開始!』


「「……………はぁ…。」」

二人は同時にため息を吐いて紅白の服を着替え始めた。






風魔視線


「えーと、グングニルの欲しい物は………。」

資料からグングニルの欲しい物が書いてある紙を探す。

「………………え?」

小さな紙にグングニルと書かれている紙には、

『マスターとの結婚指輪』

……………………………………なん…だと………?

何故指輪………俺との?

………しょうがないので紙に『ごめんなさい』と書いた紙を天使のように可愛く眠るグングニルの枕元に置き、グングニルが大好きな高級林檎を沢山置いておいた。


次、行ってみよ!


紅汰視線

「えーとまず誰に行こうか…。」

資料を漁り紙の山から一枚、摘まむ。

『お兄様の愛の言葉』

……名前を見なくてもわかる、レーヴァテインだ。

その少女は紅汰のベッドでぐっすり眠っている。絶句。

『愛の言葉』あぁ、よく考えれば簡単だった…。

俺はレーヴァテインのベッドまで近付き耳元に囁く。

「あーえーと…好きだよ。」

「ムニャムニャ……私もだよ……。」

ひとつ目任務完了。


次、行ってみよ♪


風魔視線

俺は次のプレゼントを渡す為、妖怪の山に向かっていた。

次の相手は赦奈、欲しい物は『恋人』

うん、女心と言うのはさっぱり分からん。とりあえず無視。なので次は天魔さん、欲しい物は『BLV』。

…なんて読むの?と、思った時文字の上に小さく『ボーイズラブビデオ』と書いてある。

あぁ…♂なやつか、んな物ニコ動で、兄貴の動画でも見てろよ。

という訳で無視。あ、でも赦奈はあとで何か渡しに行こう。

天魔さんはともかく赦奈は可哀想だ。

次、乱季師匠。

行ってみよ。


紅汰視線

次の相手は………リフィン?

……あ、クロノスさん事件の時の魔狼とか言う少女か。

家何処?

リフィンの資料をパッと見ると

『住所 魔王城 四階 東5部屋』

ご丁寧にありがとうございます。

資料を書いた人に心から感謝しつつ、俺は魔界神に電話した。


魔界 魔王城 四階 東5部屋

魔界神の許可を得て少女の部屋に不法侵入………まぁサンタだし、別に何もしないし。

結構綺麗なリフィンの部屋、何か獣臭いが。狼だからだろう。

リフィンは紅汰が前に渡したワイシャツだけを着てスヤスヤと眠っている。

確か彼女が欲しい物は……

『暖かい服』

結構まともだな。うん。

あれ?袋に服が入ってない……。


考える、どうすれば……。

だが数秒事にブルッと震える寒そうな彼女を見ると一瞬で思い付いた。

紅汰は自分が着ているサンタの服を脱いで、リフィンに掛けた。

第二任務完了!

次、行ってみよ!


風魔視線

妖怪の山 鬼の館 最上階 乱季の部屋


♪テレレーテレレレーレーテレレーテレレレーレーテレレーレレレーレーレレレーテレレレー♪

潜入任務のBGMを脳内に流して頭にバンダナを巻いて俺は乱季師匠の部屋に侵入した。

何でこんな事するかと言うと乱季師匠は鬼、すなわち戦闘狂。

自分の部屋に侵入者がいたら速攻殴られる。だからBGMを流して緊張感を持つのだ。

ところで乱季師匠の欲しい物は……

『一生掛かっても飲み干せない量の旨い酒』

次、行ってみよ!


紅汰視線

次の相手は…藍?

えーと、誰だっけ………。

藍藍藍藍藍………あ、龍崎さんか。

資料を漁る、藍の欲しい物は…………

『友達』

………なんか、見たこっちが寂しい気分に…………。

まぁそれは置いといて住所は………

『ペンドラゴン王国 北門入口 付近』

ペンドラゴン王国って………近いやん!

あ、でも魔界から戻らないと。

今度は戻るため魔界神に電話した。

紅汰は自由に魔界に行けないのがとんだ苦労だった。


ペンドラゴン王国北門入口付近の一軒屋。

普通に見つかった、何故かって?

北門入口付近にはその一軒屋しか家がないから。周りは木とか雑草しかない。

確か友達が欲しいんだっけ?

簡単だな。

早速不法侵入。

真っ暗な家に入って藍を探す。

「しっかし、一軒屋なんて良く買えたな。」

一人呟き、隅々まで藍を探す。


そしてビンゴ。

四つ目の部屋のドアを開けると藍は寒い冬の夜に布団も掛けず、ベッドの上で月灯りに照らされ眠っていた。

ソーッと中は入る。

「うわぁっ!?」

ヤバイ、つまずいた。思わず声が。

「…んにゃ?……あれ貴方はあの……何でこんな夜に………ハッ!?まさか、私を襲いに!?」

目覚めた藍は警戒度MAXで立て掛けてあった大剣グラムを構えた。

「あぁ、違う違う!今日はクリスマスだからプレゼントを渡しに来たんだよ。」

「あぁ、プレゼントですか。何くれるんですか?」

藍は一気に警戒を解いて、グラムを壁に立て掛ける。

「友達。」

「え?」

「だから、俺とか風魔とかルーシャとかレーヴァテインやグングニルとかがお前の友達になる。プレゼントじゃねぇけど。」

唖然とする藍に右手を差し出す。

藍も戸惑うように紅汰と右手を交互に見る。

「いいんですか…?私、貴方を殺そうとしたんですよ?」

「もう過去の事だ、今更追及してもなんにもなんねぇよ。」

ゆっくりと藍の右手が紅汰の右手に伸びる、まだ戸惑いがある。

紅汰は手を更に伸ばし強引に藍の手を握った。

「よろしくな、藍。」

「あ………………。」

紅汰の笑顔に藍は視線を紅汰からずらした。耳が微かに赤い。

しかし突然、藍の目から透明な滴が一粒、二粒と溢れ落ちた。

「ぅ……ありがとう。」

月灯りの部屋の中、彼女は涙を溢し紅汰に抱きついた。

紅汰の胸の中で孤独だった少女が泣きじゃくる。


次、行ってみよ!



風魔視線 妖怪の山 赦奈の部屋 

ソーッと音を立てないように赦奈の枕元に『ごめんなさい』と書かれた紙を置こうとした矢先、

「先生、何をしているんですか?」

「!」

突然、赦奈の閉じていた瞼を開いて紅い瞳が風魔を捉えた。

「あーこんばんは。今宵はサンタという設定で子供達に絶望を振りまいています。」

「まさか…私を!?」

飛び起きてシーツに体を隠す赦奈を見て慌てて説明する。

「いや、今日はクリスマスだから女性陣にプレゼントを送れ、って言われたんだよ。で、お前の欲しい物を渡そうと思ったんだが…流石に恋人は無理だなぁ……。」

風魔の服装と言葉を聞いて赦奈は警戒を解く。

「……はい、私も分かっています。でも先生、貴方にお願いがあります。」

「ん?何?」

「…。」

赦奈は頬を赤らめ黙っている。

何だろう、俺何か言った?

「なんでも言ってみろ、手は尽くすよ?」

「………笑わないで、くださいね?」

上目使いの赦奈、刹那さんそっくりだ。破壊力抜群。

俺は笑わないと赦奈に言い、頷く。

「実は私…胸を大きくしたいんです。」

「…………え?」

驚愕する風魔を見て赦奈は更に頬を赤らめる。

「私…一番下の希殺羅ちゃんより胸がなくて、それが姉として悔しくて…………だから、先生の能力で私の『成長速度の限界』を超えさせてほしいんです!」

迫るように風魔の瞳を見つめる赦奈、

風魔は微かに目線を赦奈の首から下辺りに向けた。

確かに……まな板………。

だがな赦奈、昔の偉い人は貧乳はステータス、稀少価値だと言ったのだぞ。

「それでも、一度でいい!お姉さまぐらいに大きくなりたいんです!」

「…まぁ良いけどさ。じゃあ服用意しろ、裂けるぞ?」

「何がです?」

「服。」

「………。」

赦奈はうつむいてタンスから着替えを用意した。

何故、巫女服?

「趣味です、皆には言わないでくださいね。」

「あぁ…じゃあ後ろ向いて。」

指示に従って赦奈が俺に背を向ける。

「ちょっと失礼。」

赦奈の肩に触り『限界突破(オーバーロード)』で赦奈の『成長速度の限界』を超えさせる。

二秒後、ビリッ!あ、服が裂けた。

赦奈の華奢な裸身が露になる。

「赦奈、こんぐらいでいいか?」

「はい…先生?」

露出した肩越しに赦奈の目が風魔の瞳を覗く。

「何?」

「見たいですか?」

「…何を?」

「私の裸。」

「見たくない。」

「何故?」

「紳士だから。」

「良いじゃないですか、別に私は構いませんよ?」

「お前は良くても俺は駄目だ。」

「私が…嫌いですか?」

「嫌いでは無い、でも女性の全裸を見ることは俺の紳士としてのプライドが許さない。」

「…そう、ですか。」

クルッと赦奈は俺に体を向けた。

音速の速さで体を反らす。

「服着ろ、風引くぞ。」

「冷たいですね。」

「……………………。」

俺は着ていたサンタ服を脱いで赦奈に投げ渡す。

「じゃあな。」

「………ありがとうございました。」


次、行ってみよ!


紅汰視線

次の相手は…ルーシャか。

欲しい物は『皆が幸せでありますように』

…七夕ですか。まぁいかにもルーシャらしいね。

これがラストらしいし、頑張りますか。


ペンドラゴン王国 王室

「お邪魔しまーす。」

「お邪魔されます。」

あれ…暗殺者の気分で入ったつもりだったんだけど、ルーシャは普通に起きていた。

「来ると思っていましたよ、紅汰。」

「……バレバレか。」

ルーシャは黄金の椅子に座って紅茶を優雅に飲んでいた。

「どうぞ。」

ルーシャは椅子から降りてベッドに座る。紅汰も隣に座る。

ため息を吐くなり、ルーシャが紅茶を淹れてくれた。

感謝しつつ一気に飲み干す。

真冬の寒さを駆けた紅汰に暖かい飲み物はありがたかった。

「ご苦労様でした、風魔から話は聞きました。」

「風魔が?」

「えぇ…紅汰が皆にプレゼントを配っていると聞きました。」

風魔なりの気遣いだろう、聖夜の夜にルーシャと二人きりになって楽しめ、という事だろう。

「…………………。」

「…………………。」

お互い無言が続く。月灯りを浴びてルーシャの金髪が輝く。

思わず見とれる。

「久しいですね。こうやって二人きりで話すもの。」

「そうだな、こんな風に話したのも小さい頃以来だったな。」

ルーシャが紅汰に肩を寄せる。

「……………紅汰は、覚えていますか?」

「何を?」

「ファーストキス。」

……………………覚えている。

「あぁ、覚えているよ。ルーシャとだろ?」

「フフッ…嬉しいです。」

「そりぁ、初めての相手だから覚えているよ。」

何時だったかの夜、幼い二人は唇を交わしずっと星を眺め、そして……………。

「あの後、俺何言ったんだっけ?」

「……覚えていませんか?あの約束。」

ルーシャは覚えているのか、突然顔が赤くなった。そのまま、紅汰の肩に頭を傾ける。

「ごめん、覚えてない。」

ルーシャは一瞬だけ哀しそうな表情を作り、すぐに笑顔に変えた。

「…もし、約束が今も継続中なら紅汰は約束を守ってくれますか?」

「あぁ…俺に二言はねぇよ。」

「そうですか……良かった……。」


その後の話は簡単に説明すると、

…………………俺とルーシャは忘れるぐらい唇を交わした。

そして寝た。

背後から抱きつくルーシャの匂いはハーブのように優しい匂いだった。


任務完了。


風魔視線

俺は震える手をなんとか動かしドアノブに手を回す。

目の前の部屋は刹那さんの部屋。

不法侵入がばれた場合刹那さんがとる行動は予想する限り二つ。

・ベッドに押し倒されアーッ!

・フルボッコ

刹那さんなら殺りかねない。

だが、俺は刹那さんにプレゼントを渡さなければならない。

覚悟を決め、俺は部屋に入った。

「待っておったぞ、十六夜。」

ベッドに座る九尾の女性がいた。その美貌と強大な殺気は間違いなく刹那。

「…あれ、すいません。部屋間違えました。」

風魔は嫌な予感がしてドアを閉めようとした。が、刹那と目が合った。

「待て、久しぶりに話しがしたい。空いて……いるか?」

ぐはぁっ!?上目使いだと!

反則級の可愛いさだ!

上目使いの刹那に見つめられ風魔は覚悟を決めた。

「分かりましたよ。」

諦めて部屋に入る。………………………今夜は長くなりそうだ。

すいません。PCの調子がおかしくて続けて書けません!

なので続きは後日、更新します。

本当にすいません!

次回は風魔メインです。

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