66 番外編 ペンドラゴン学園 劇
注意!
今回の話を読む場合、以下の注意事項をよくお読みください
・時間、季節は一切関係ありません
・ひどい文章
・それなりのキャラ崩壊
ok?
『さてさて、卑劣過ぎるイヴィル王国の二人の会話が終わり数日後イヴィル王国とアーサー・レーヴァ同盟軍の戦争が始まりました、コウタは前線で剣を振るい敵を倒します。しかしコウタは大臣の裏切りによって毒殺されてしまいました。ルーシャ姫は彼を抱き、嘆き悲しみました。』
背景が教会に変わり、ぐったりとして動かないコウタを抱いてルーシャが演技とは思えない表情で泣いている。
『そこでルーシャ姫は彼を抱き、決意を決めます。この戦いは絶対に勝つと、彼女は黄金の剣を握りしめコウタの変わりに前線で戦いました。それを知ったイヴィル王国の二人は自らも前線に出て彼女を倒そうとしました。』
背景が戦場に変わりルーシャと忌羅が剣を交える。忌羅は劇なのにルーシャを本気で殺そうとする。
『二人を相手に彼女に勝機はありませんでした、彼女は必死に祈ります。神に勝利を、奇跡を。そして彼女の祈りを聞き入れた月の女神がコウタの眠る教会に現れました。』
またも背景が教会に変わり聖櫃に紅汰が眠ってぃる、そこに舞台の端から幽幻な着物を着た妖艶なる女神、風魔が現れる。
『女神はコウタを抱き膝に頭を乗せ、要するに膝枕をします、羨ましいですね、死ね。あ、失礼、つい本音が。』
風魔の雪のように白く細い指が紅汰の頬を優しく撫でる。
「勇敢な王コウタよ、貴方は彼女の為、王国の為に立ち上がらなくてはいけません。貴方を生き返らせてあげましょう。」
『女神の目から透明な液体が一粒、コウタの頬に落ちました、するとコウタは悪い夢から起きたように飛び起きました。』
「うわぁっ!?」
紅汰がナレーションの声に反応して飛び起きた。
むにゅ、跳ね起きた紅汰の顔面に風魔の豊満な胸がめり込んだ。
観客席から『おぉ!!』と声が上がる。
『おおっと!なんと羨ましい事でしょうか!そこ変われと言ってやりたいぐらいですね!』
紅汰は状況が理解できないのか両手で胸を揉む。風魔は顔を真っ赤にして
「うわぁぁぁぁぁ!?!??!??!!」
「まかろんっ。」
紅汰の首根っこを掴み教会の背後壁に投げつけた、が
「うわぁっ!?」
『あぁっと!何ということでしょう!コウタが女神の着物をしばる帯を持っていってしまいました!女神の美しい体が露出します!観客席の皆様、写真等を撮ると後ろで鼻から大量の鮮血を流す九尾の女性にブッ殺されますのでお止めください!』
風魔は美しい体を隠して舞台から退場した。紅汰は戦利品(?)の帯をヒラヒラとみせびらかせて風魔とは反対側から去って行った。
『さてさて、生き返ったコウタは剣を握り、ルーシャ姫が戦う戦場へと向かいました。』
ブッ壊れた教会の背後から戦場の背後へと背景が変わる。
『リューザーキーとライトーは卑怯で卑劣な手でルーシャ姫を追い詰めていきます。』
「おいナレーション!適当な事抜かしてんじゃねぇぞ!俺がんな事するわ『はいはい下劣で卑劣で卑怯で変態で馬鹿で阿保で無能なリューザーキーさんは黙りましょうね。』
「てんめぇシーゼ!後でテメェの診療所爆破して恋人ごと粉砕してやろうか!?」
『…………………………………………………………………………………………………………………………ざけんな、糞が。』
「え、おい!お前今完全にざけんなっつたよな!今崩れたぞ、お前の真面目でイケメンなイメージに完全に崩れたぞ!」
『うっせぇな…んなぁ事ァどうだっていィンだよ……………………おっと、失礼。えーと話を戻しますとリューザーキーの卑怯で卑劣で下劣な罵詈雑言に天の神様はお怒りになって天から大量の氷の槍を降らせリューザーキーをブッ殺しました。』
「なんでやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
舞台の上から氷の槍が降りリューザーキーを貫いた、リューザーキーは体の何ヵ所から血を流しながら舞台からトボトボと退場した。
『リューザーキーが死ぬと「死んでねーよ!」ライトーは喜びさらに強くなりました。ライトーはルーシャ姫を圧倒し終には追い詰めました。』
「ククク、ルーシャ王よ。ここまでよく耐えきったが、終わりだ。」
忌羅は悪役っぽい表情でレギを構える。ルーシャも負けずとエクスカリバーを構える。
『するとそこへ両目に青アザ、頬に平手の後があるコウタが現れました。女神にやられたのでしょうか。』
「コウタ!?」
「チッ、使えないリューザーキーだ。戦いの糧にもならんとはな。」
『ライトーは死んだリューザーキーにの悪口を言ってコウタと戦います。』
ナレーションの言葉で二人は戦闘を始める、最初に忌羅がレギを叩き落とす。紅汰は横に跳んで回避する、床に転がって紅汰は忌羅に接近し反撃するが忌羅は紅汰の剣をレギの柄を離して回避した、忌羅が紅汰の背中を蹴飛ばす。
「うあぁっ!?」
紅汰は蹴飛ばされた勢いで背景に激突する。
「ガラ空きだ!」
忌羅の後ろに大量の剣が出現し切っ先を紅汰に向ける。
「行け!『神羅万剣』」
剣が弾丸のように飛び出し紅汰に向かっていく。
「くそっ。」
回避できない、そう思った時
『The・wo●ld!●よ止まれ!』
ナレーションが叫ぶと時が止まった。
『あー紅汰さん、時間止めたんで避けてください、紅汰さんは動けるようにしたので。』
「え?あ、はい、すいません……。」
ナレーションに従い紅汰は急いで忌羅の真横まで移動する、忌羅やルーシャ、観客達の動きが完全に止まっている。
『そして時は動き出す……。』
止まっていた時間が動き出す。剣が壁を破壊する。
「何だと!?おのれ!」
真横に移動した紅汰に驚くも忌羅は再び剣を出現させ発射しようとしたが、
「ちょっとちょっと!?忌羅さん、ステージブッ壊れるから止めてください!」
舞台の端から帯を取り戻した風魔が現れ忌羅を止める。
「うるさい、女は黙って揉まれてろ。」
忌羅は邪悪に笑うと風魔の胸を片手で揉む。
「うむ、中々のかんしょぐあぁっ!!?!」
『おっと変態なライトーに天罰でしょうか、観客席から椅子が投げられました!ざまぁみろです!」
「何すんですかァ!!」
「まかろんっ。」
『おおっと!今のは…女神様のフタエ●キワミ!ライトー吹っ飛びます!…なんか、ナレーションじゃなく実況になってますね…まぁ大丈夫ですよね。えーと話を戻すと見事、イヴィル王国を倒したアーサー・レーヴァ同盟王国、そして終戦後コウタはルーシャ姫を教会に呼び出しました。』
背景 壊れた教会
「コウタ、何ですか?」
「えぇっとルーシャ姫、今回は貴女に感謝?し、しなければならない。ありがとう。」
「いえ、私の方こそ貴方に感謝しなければなりません。ありがとうございます。」
『二人はお互い感謝の言葉を交わし少しの間見つめ合いました。すると、コウタは決意を決めた強い目でルーシャ姫を見つめます。』
「ルーシャ姫…………け、けけけこ、結婚してください。」
「………はい!」
『二人は抱き合い、再び見つめ合います。そしてゆっくりと唇を…』
「重ねるとでも思っていたかー!私のお兄様と何してんだ!」
『あれ?ちょっと、台本と違いますよ。レーヴァさんの出番はないですよ。
』
「そうですよ!幼女は引っ込みなさい!」
「ふざけんな!番外編ぐらい登場しても誰も文句言わないでしょ!」
「お、おい、二人とも落ち着「「お兄様・紅汰黙ってて!」」はい…。」
『さてさて、舞台が破壊される前に幕を下ろしましょう。ご視聴ありがとうございました。』