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俺と神様の異世界冒険記  作者: サイトゥー
第一部 始まりに至る物語
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44 出発の前日

やっと……………やっと投稿できる!!

さて………いきなり起きたこの不可思議な状況を読者の皆さんに説明しよう。


俺は朝、普通に起きた。

目覚まし時計がないこの王国にがっかりしながら、俺は朝起きた。



「あ、お兄様おはよう~!ご飯あと少しで出来るからちょっと待っててね!」

「おはようございます。紅汰さん。」

メイド服のレーヴァテインとグングニルがいた。






















唖然としていた俺の部屋に寝癖全開のスーパー野菜人顔負けの髪ハネの風魔

が入ってきた。

「紅汰、グングニル見なかっ……………………何やってんの。」

風魔がメイド服のグングニルを見て言った。

「ますたー、おはようございます!レーヴァとますたーと紅汰さんの朝食を作っている所です~。」

「………………何故、メイド服?」

「かわいいからです。」

俺としてはエプロン装備の方が良いんだが……………。





そして出来上がった朝食。

俺と風魔はテーブルに座り、香ばしい香りのする料理が運ばれて来るのを待つ。

「出来たよ!お兄様~!」

「ますたー、できました。」


風魔の前には和風の料理が置かれた。

出来も見事で風魔が感嘆の声を上げている。

一方、俺は……………

「……………………………………………………………………………ナニコレ。」

紅汰の前に置かれたのは

暗黒の塊達だった。

妙に一つだけ魚のヒレ?っぽいモノが確認できる。

まさに『暗黒物質(ブラックマター)』。

「ごめんね~。焦がしちゃった♪」

焦がし過ぎだ。

ヤバいな。食ったら確実に三時間はトイレに篭るだろうな。

だが、食べなかったらレーヴァががっかりするのは目に見えている。

……正●丸あったっけ。

「紅汰、俺の『限界突破(オーバーロード)』で限界超えれば良いんじゃね?」

あぁ、なるほど!流石風魔だ。

『限界突破』は触れた者の限界も超えられる力もある。

でもそれによって発生するデメリットは限界を超えた本人じゃなくて風魔に発生するんだけど…………。

あれ、でもさ。

「何の限界超えればいいんだ?」

「……………腹痛耐久の限界?」

絶対違うわー!!!!!!!!

「しゃあねぇ。出発は明日だしな。俺がなんとかしてやるよ。」

マジか!風魔ありがとうございます!!!!

「あ、あんな所に羽の生えた林檎が。(棒読み)。」

風魔が窓の外を指差す。

「え、どこどこ!?」

「どこですか、ますたー!?」

反応したレーヴァとグングニルが窓の外を見た。

俺もつい、吊られて見たがもちろん羽が生えた林檎などあるわけもない。


「ん?すまん見間違いだった。」

「な~んだ。」

「ますたーもついにぼけきゃらですか…。」

俺と二人が視線を戻すと、俺と風魔の料理は消えていた。

俺の皿の上には暗黒の欠片が残っていたが…。

まさか………風魔はあんな短時間で、暗黒物質を食べたのか………。


恐るべし 俺の親友。


だが、徐々に風魔の髪が紅く染まりつつある。

マズイ!風魔が限界を超えすぎている!!!

あのままだと…また紅魔になりかねん!!

「グングニル!風魔がピンチだ!風魔に抱きつけ!!!」

俺の咄嗟の命令。

「え、あ、は、はい!!」

動揺しながらもグングニルの華奢な体で、風魔に抱き付き自分の頬と風魔の頬をくっつけた。

「!!!!??!?????????」

顔が赤くなった風魔の髪が黒に戻る。

だが、突然目にも止まらぬ速さで起き上がりグングニルをお姫様抱っこした。

「危なかった……ありがとう………俺の可愛いお姫様。」

雰囲気が変わった風魔は輝く笑顔で、グングニルの頬に唇を触れさせた。

「ままままままままままままままままままますたー!!???!??!??!??!?!??!!」

顔が急激に赤くなるグングニル。

風魔はその顔を笑顔で見詰めた。



いつもこんな感じの日常が続けばいいんだけどな。

現実、そうはいかねぇよな。

俺は心の中で呟いた。
































































































とある倉庫

少女は梃子の原理を使って硬い扉を開け、倉庫の中に入る。

母親には幼い頃から絶対に入るなと言われたが、その母ももう居ない。


薄暗く埃っぽい倉庫の中で、少女は蝋燭を持って入る。

灯りが目の前を照らす。

「きゃっ。」

突然、つまずいた。

幸い転ばなかったのは運が良い。

振り向きざまにつまずいた場所を見ると、長い隙間があった。

「…なんだろう……?」

力いっぱい引っ張って、何とか覗く程度開けた。

蝋燭を使って隙間の中を覗く。

何かが光った。

今度は自分が入れる大きさまで隙間を開く。

すると隙間から階段があった。

隙間に体を通し、中に入る。


蝋燭で辺りを照らすと、目の前に自分よりも巨大な大剣があった。

銀色に輝き、触れただけでも斬れそうな刃、細いが決して貧弱さをイメージさせない剣の長さ。

少女は触れてみた。

すると、



剣突然光出した。


そして目を開けると、






























「問おう………………貴方が俺の主か?」

銀色の男性が立っていた。

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