38 決戦の二日前
今回は短いと思います。
魔界
紅汰とサタンは『混沌世界』が発動し、混沌世界の中に入れたのだが、どうやって出るか発動者の紅汰でも分からなかったので紅汰が魔力切れするまでずっと待って30分、ようやく出られた。
「や、やっと出られた……………。」
「………次からは能力専門のレヴィアダンにでも任せよう…………。」
二人は疲れきった中、魔王城へと戻った。
魔王城 魔王室
「魔界神様、このサタン、た、ただいま戻りました………。」
「うん、ご苦労様だったね、サタン。能力の方はどうだった?」
紅汰とサタンは疲れて床に座り込んでしまった。
そして、どうなったかを、残った気力を使って懇切丁寧に説明した。
「……………なるほどね、『混沌世界』か。面白い能力だ。自分だけの世界を創る……フフ、天魔神拳との決戦が楽しみだ。ま、身体能力の方はベルゼバブから合格の報告を受けてるし、レヴィアダンに頼んで残りの2日間は能力強化の時間と休息にでもさせるかな。」
魔界神の言葉に紅汰は疑問が芽生える。
「2日?」
問う紅汰に魔界神は首をかしげる。
「あれ言ってなかったけ?2日後に決戦だって。」
「……………………………………………………えぇッ!!?」
同時刻の風魔
「2日後にお前の相方と決戦だ。」
「血山!!?」
変な声が出た。
魔界 魔王城 魔王室
「2日、か……………。風魔と。」
実は紅汰、幼馴染みの風魔と喧嘩をした事が一度もない。
風魔に限っては他人と喧嘩した事すらない。
紅汰は数えきれない程あるが。
だが、紅汰の勘では風魔と殴りあっても互角か風魔が勝つだろう。
風魔はあぁ見えて昔から、恐ろしい力があった。
例えば中学二年の頃、風魔の大嫌いな歌手の曲がお昼の放送に流れた後、風魔が腹いせに学校近くの木を殴ったら、見事に折れた。
あれは驚いた。
しかし二人は『木が凄く腐ってた。』と結論付けたのだが。絶対違う。今なら確信できる。
とにかく風魔の拳を食らったら、全身骨折しそうだ。
「ま、僕の孫の君なら大丈夫だよ。」
「そうだ!お前なら出来る!諦めんな!!」
しかし風魔が木を折った当時の事を思い出すと、皆無である。
「………………風魔どうしてっかなぁ。」
同時刻のウィルとL
二人は極南の海の上にいた。
「L、本当に世界地図に存在するどころか世界中のどのデータにもない島が此処にあるのかい?」
ウィルはLに案内され何故かイージス艦で目的地に向かっていた。
Lの説明によればこのイージス艦はAIの自動操縦らしい。
甲板に二人の会話が響く。
「あるよ。あの島は英雄の前にしか現れないからな。」
Lの言葉に疑問を覚えたウィル。
だが、それも一瞬で消えた。
「なっ!?…………」
突然目の前に巨大な島が現れたのだ。
「あれが、英雄島だ。」
一応時間としては、Lと乱季の戦いから次の日です。
亞季奈「なんでよ!?なんで私の出番がまったく無いの!?ヒロインなのに!」
修羅「まぁ、私よりはマシであろう。」
亞季奈「誰!?」
L「Lです。」
修羅「貴様誰だ!?」
ウィル「僕は富●、フリーの自宅警備員さ。」
L「違うだろ!」
亞季奈「とにかく出番をよこせー!!」
L「残念ながら小娘、貴様の出番はほぼゼロだ。あはっはっははっははっははっは!!!!!!」
亞季奈「………言い返せないのが悔しい。」
ルーシャ「しかし、亞季奈と比べれば私はまだ出番の多い方なんでしょうか?
L「そうだな。」
修羅「そうだろう。少なくとも私より多いではないか。」
ウィル「そうだね。」
??「言っておくけど、紅汰と風魔の決戦が終わったら、亞季奈は番外編ぐらいにしかでないな。」
亞季奈「なん………だと……!?」
修羅「というか貴様は誰だ?」
??「北条氏政です。」
L「よぉ!作者、久しぶり!」
亞季奈・ウィル・修羅「!!!!???」」」