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俺と神様の異世界冒険記  作者: サイトゥー
第一部 始まりに至る物語
14/113

17 筋肉痛が治らない。多分、運動不足だから。

ミスで原稿が三回ぐらい吹っ飛んだので更新が遅れました。

俺は今、商店街の喫茶店でお茶をしている。

俺の反対側の席には金色に光る九つの尻尾を持った少女。

神己赦奈(しんきしゃな)、俺のクラスの生徒で虐められていたところを俺が助けたのだが、お茶のお誘いをしてきた。俺と紅汰が前に戦った神己刹那の妹らしい。

声も顔も男か女か分からない顔立ちだったが、

女だった。

紅汰よりも背の高い体つきはとても細いが、

女だった。

「あ、あの……先生?」

色目で俺を見つめてくる。

「何だ。」

「これって、で、デートですよね。」

………………は?

「あの……私何か変な事言いました?」

「赦奈、ひとつ。為になる話をしてやろう。

昔、昔あるところにお兄さんとお姉さんが住んでいました。

お兄さんは学校へ、お姉さんは川へ洗濯に行きました。

お兄さんは学校の先生で丁度、担任のクラスの女子生徒が虐められていました。

お兄さんは女子生徒を助けると、女子生徒にお茶しませんか?と、誘われ断るのも悪いのでお誘いに乗りました。

二人はそこら辺の喫茶店でお茶をして帰りました。その後二人はお茶したことをデートとは認識せず、付き合うこともありませんでした。

お姉さんは川で二足歩行の巨大魚と戦っていました。

おしまい。」

どうだ!俺が何を言いたいか分かったか!!

「え、えと。とてもためになりました。」

………………まずいな。こいつ俺の話をスルーしてるな。でなければ気付かない訳がないのだ。

「赦奈、デートってのはな。恋人同士でやるもんなんだが。」

「え!そうなんですか!?」

「あとさ。お前、妖術かなんか使ってるのか?」

俺の発言で顔が真っ赤になってうつむく赦奈。

「……魅了の妖術です。」

「なんで?ナンパでもされたいの?」

「その……刹那お姉様から月詠様の孫と聞いたので私得意の妖術にかかるか試して見たかったんです。」

勘弁してくれ。俺は異性と話すのは苦手だし、友好な関係を築こうとも思わない。

まったく困ったクラスの担任になったもんだ。


ぴりりりりりり、ぴりりりりりり

ピッ

「やぁ、久しぶりだね。」

「どうも。今日はお訊きしたい事があって連絡させてもらいました。」

「『創界の鍵』かな?」

「えぇ。レーヴァテインとグングニルの持ち主が人間と聞きましてね。興味が湧いたのです。どこにいるか教えて頂けませんか?」

「ペンドラゴン王国だよ。レーヴァテインの所持者は天霧紅汰、グングニルの所持者は風魔十六夜。両方君と同じぐらいの歳かな。」

「分かりました。ありがとうございます。」

「あ、そうそう。今さ、二人が魂狩り(ソウルイーター)に狙われているんだけどさ。君、助けておいてくれないかい?」

「魂狩りですか……噂に聞いていますが、僕が対等に戦えますかね?」

「謙遜しなくていいよ。だって君は『創界の鍵』所持者だろう?氷結の邪眼のね。」

「分かりました。では早速行ってみます。情報ありがとうございました。」

「うん。じゃあね。」




「…………あ、今日は借りてきたDVD見なきゃ。」







ペンドラゴン王国 入門前

「フフフ、見つけたぞ。黒雨十六夜。」

金色の狂気溢れる絶望の女神は唇に魔神の笑みを浮かべた。

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