106 集え、英雄達よ
HFI本部
「皆、久しぶりの登場だけど聞いてくれ。」
黄金の鎧を纏う騎士、アーサーはHFIの港に集まった歴戦の英雄達に静かに告げた。その声にはまさに救世主と呼ぶに相応しい響きが感じられた。
「戦争が始まった。これを気に神話の巨人が目覚める。僕達の任務は、巨人達の撃退、できれば討伐だ。ギル達はオケアノス神を。僕達は大怨帝を。無茶はするな。皆、生きて帰れ。これは僕からの命令だ。」
アーサーは黄金の剣を掲げ、高らかにこう叫んだ。
「集え!英雄達よ!我が黄金の剣の元へ!武器をとれ、声を挙げよ!全ては己が夢の為、理想の為!いざ、神々を欺け!!!!」
強者達が勇ましい雄叫びを挙げ、武器を掲げた。剣、槍、弓、鎚、銃。そして皆、船、ヘリに乗り戦場へと駆け出して行った。
アーサーとギルガメッシュは互いに視線を交わし、頷き、戦場へと向かって行った。
「君達は英雄であって英雄ではない。人間であって人間ではない。僕らは皆そうだ。誰も、自分を英雄だなんて考えた事はない。皆、英雄なんていないと思っているから。」
「……………風が、吹いた。」
何処かの星空の下で青年は呟いた。
「時は、満ちた……いざ、七天の戦場へ……!」
桜が散る世界の下で男性は空を見た。
「……さぁ、行こうか。今日も紅茶が旨いね。」
血と肉の丘の上で紳士服の男性が紅茶を飲んだ。
「いざ、邪王の旗を掲げよ。我等は、最強にして最狂の最凶の軍なり!」
何処かの王国の王様は銃を掲げて兵に宣言した。
「狂ったの舞踏会の招待状か。さぁ、槍を掲げよ!串刺しのバーベキューだ!」
暗黒の天の下で男性は血塗られた槍を掲げた。
「さてと盤の駒は揃った、僕達は誰がキングで誰がポーンすらもわからない。でも、相手のキングはナイトが守っている。この勝負、引き分けはない。どちらかが負けて死ぬ。それだけ。」
短いのはいつものことですよ!今長いの書いているのでご了承ください。感想がホント来ないので自分の悪いところが一切分かりません!