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ドワーフの村4



 フェルスのオヤジさんからもらったプレストプレートを身に付け、村を後にする。


「フェルス、サラマンダー達の生息している場所は把握しているか?」


「もちろんだ。道は任せろ。かなり暑い所になるが、大丈夫なのか?」


 フェルスが心配してるのは、雪女であるネージュのことだろう。


「えっと〜、多分大丈夫だと思います〜。行ってみないとわからないですけど〜。」


 ネージュが返事を返す。


 雪女なのに暑いのも大丈夫とかもはや雪女とも言えないような?まあ、魔法は雪女らしいけど。







 ドワーフの村からかなり南へとやってきた。確かに南へ行くにつれて気温が上がっているようだ。

 景色も、熱帯雨林的なところを抜けた辺りから、植物が少なくなっていき、山も岩肌が見えている状態だ。

 ゴツゴツとした岩や、大きな石の塊、所々にあいた穴。

 穴はそれぞれ洞窟になっており、フェルスによると、鉱石集めに使われているらしい。

 つまりは鉱山というわけだ。この辺りのどこかにフェルスのオヤジさんも通っていたのだろう。フェルスもこの辺りに住んでいたという事だな。


「このような所もあるんですね。初めて見ました。」


「わ、私もです。それにしても暑いですね。」


 フィリアに続くロッテ。

 ……ってか、ツバキ。


「おい、ツバキ、はだけ過ぎじゃないのか?」


 普段は普通の巫女のように巫女装束を着こなしているが…といっても、ちょっと露出はしているが…。暑いからか、肩まではだけさせ、かなり露出しており、双丘が今にもこぼれ落ちそうである。


「暑いから仕方なかろう。妾は暑いのも寒いのも嫌いだ。それに、目の保養になるだろう?アキノなら、いくらでも見て構わんぞ。」


 自分で言うか……。いやでも確かに…いや、うん。目のやり場に困るな……。


「ツバキはだらしないんだから……。」


 ツバキとアクア、どっちが年上か分からんな。


 極寒の地に続いて、灼熱の地か……。温度差激しいな。


「お前ら、先進んでいいか?」


 呆れたような、でも少しだけ羨ましそうな表情をしたフェルスに促される。


「ああ、大丈夫だ。ここからサラマンダー達の住処は近いのか?」


「ああ、そんなには遠くない。」


「採掘場の近くにサラマンダーがいて、襲ってきたりしないのか?」


 もっともな事を聞いてみる。


「やつらは基本的に襲ってこない。こちらから手を出さない限りは。たまに迷い込んで、こっちの方まで来るやつは気が立ってるのか襲ってくるがな。だが、数匹程度であれば、大した事はない。」


「見たら襲ってくるばかりではないってことか。魔物って言っても色々いるんだな。」




 さらに南へ進むと、所々にサラマンダーの集団が固まっている。数匹の固まりがいくつかに分かれているという感じだ。サラマンダー達にもグループの様なものがあるのだろうか……。


 確かに、フェルスの言う通り、こちらに気付きはするものの、特に襲ってくる気はないサラマンダー達。流石にこの集団に襲いかかられれば、ただでは済まないだろう。

 そう祈るばかりだが、なかなか思うようにいかないのが人生というものだ。

 何かしらのきっかけで、僕らに向かってくる事も充分にあり得る。警戒だけは怠らないようにしておかないとな……。


 奥へと進むが、見える景色は、岩肌と、サラマンダーのグループ。そして、山を進むにつれて、暑くなっていっているという感じだ。

 でかくなったサラマンダーもいないし、今の所は、原因になるようなものは見当たらない。時々サラマンダーのグループが食事?でもしてるのか、何かにがっついているところを目撃したくらいである。


「とりあえず、なにもなさそうだな。原因はすでに去ったのか、それとも今は起きてないだけなのか。」


「そうですね、サラマンダーも時々食事してるくらいで襲ってくる気配もないですし。」


「それにしても〜、暑いですね〜。」


「ネージュ、やっぱり辛いか?」


「ん〜、どうなんでしょ〜。ちょっとだけずるしてるので〜、辛いほどではないです〜。」


「ずる?」


「はい〜。アキノさんから常に魔力の供給があるので、ほんの少しだけその魔力を使ってます〜。体を少しだけ冷やす感じですね〜。」


「便利だなそれ。寒さには元から耐性があって、熱にもある程度対応できるってことだよね?他の人にはかけれない?」


「他の人にかけるとなると、大量に魔力を消費すると思います〜。」


 フィリアが寒さ対策に使ってくれた魔法みたいなものか。ネージュの場合は自分に使う分には消耗をほとんどしないっぽいが……。

 耐えれない暑さでもないし、魔力は温存しておいた方がいいだろう。


「妾にもかけてくれんか?」


「ツバキ、今の話聞いてた?……アクア、水でもかけてやって。」


「うん、わかった。……水よ!!」


 ツバキの頭の上に水球が出来上がり、弾ける。

 バシャ!!

 頭から水をかぶるツバキ。


「うおっ!!熱っ!!だが、少し経つと気持ちいいな。アクア、暑くなったらまた頼むぞ。」


「そ、そんなに騒いで、サラマンダー達は大丈夫ですか!?」


 ロッテの心配ももっともだが、サラマンダー達は興味がないらしく、気にも止めない様子だ。


 この辺りが暑いから、アクアの水も熱いのか……。水と呼べるか不明だが。てか、流石だなツバキ。全くこたえてないどころか、喜んでやがる。そして、誤算だったのが、水をかぶったことで、艶っぽくなってしまった。その視線に気付いたツバキがホレホレとアピールしてくる。目の保養にはなるが、なんかイラっとする……。


「お前ら……。真面目にやる気あるのか?」


 フェルスからツッコミが入る。

 まあ、当たり前だな。


「これが僕らの通常運転だ。下手に気を張りすぎても、いい結果は生まれない。」


「それはそうかもしれないが……。」


「要は、切り替えが大事って事だ。フェルスもそのうち慣れる。」


 と、そうこうしていると、異変が現れる。

 さっき食事をしていたサラマンダーがいた辺りから、四方八方にサラマンダーが逃げ出している!?


「アキノさん!!」


 逃げ出してくる中心を見ると、巨大化していくサラマンダー。食べてたものに原因があるのか?だが、見る限りでは、その辺りにいた全てのサラマンダーが巨大化しているわけでもなさそうだ……。


 なんにしても、今は向かってくるサラマンダーを捌いて、巨大化したサラマンダーも倒さないと……。


投稿ペースが落ちて来てしまいました。暑さと、忙しさにやられております。楽しみに読んでくださる方、すみません。

いつもありがとうございます。

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