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狐人村での戦闘2


 妾?

 普通に使うの初めて聞いた。


「妾をここから出してくれぬか?」


「出すって?」


「そこに、札があるだろう?それのせいで妾は、ここから出ることができぬ。」


 閉じ込められてる?札で?封印されてるってことか?なんか、出してはいけない気がしてしょうがないんだが……。


「出したらどうするの?」


「まずは妾を閉じ込めた奴らを八つ裂きに…」

「さようなら。」


「まてまて、今のは冗談であろう。まずは、思う存分暴れて……」

「さようなら。」


「ぐ、妾とした事が……。つい本心がでてしまったではないか。ならば、妾の夫になる権利を……」

「間に合ってます。」


 ………。


「ゴァァァァ!!」


 痛みがおさまったのか、放置されていたせいか、ゴブリンがこっちに迫ってくる。が、そう何度も吹っ飛ばされるわけにもいかない。ギリギリの所で、横にかわす。

 そのまま社にゴブリンが突っ込むが、ジュッと音がするだけで、社はビクともしない。

 ゴブリンをよく見ると、社に当たったところだけ焼けてただれているように見える。


 封印の結界の力ってことか?僕も社に打ちつけられたけど、大丈夫だったよな?

 人間には効かないのか?特定の条件を満たしているものにしか効果がないのか。


 ゴブリンはすぐにこちらに向き直り、襲いかかってくる。


「なんだ今の巨大な生き物は。ビックリするではないか。早く妾を出さぬか。」


「今取り込み中なので。黙っててもらえます?」


「妾に向かって黙れと。妾を誰だと思っておる!!」


「知らないし、ほんと妾、妾ってうるさい。戦ってるの分からない?」


 ゴブリンと戦ってるのに、横からごちゃごちゃと。気が散るから、やめてくれないかな。ゴブリンはゴブリンで空気読んで攻撃止めるとかしてくれないし。


 少しずつ削ってはいるが、決め手に欠ける。どうする?もう少し戦闘を引き延ばして援護を待つか?それとも……。今は猫の手でも借りたい、いや、狐の手か。


「えっと、妾さん、封印解いたら、こいつを倒すの手伝ってもらえる?ってか、戦える?」


「妾さんではない!!妾の名前はツバキと言う。覚えておけ!!出してもらえるなら、それくらいはやってやるぞ!!」


「よし!!その後のことは、終わってから考える。まずはこいつを倒す!!」


 空気読まないゴブリンが相変わらず攻撃をしかけてくるが、なんとか札の前へ。そして、手を伸ばし、札を一気に破る!!

 一瞬辺りが眩い光に包まれると、社の扉が開く。


「おお、久しぶりに外の空気を吸える。やはり外はよいのう。」


 中から現れたのは、黒い狐人。正確にいうなら、黒髪パッツン姫カットで巫女の衣装。肌は白い。耳と尻尾がついており、これらもやはり黒く、耳の中の毛と尻尾の先端辺りが白くなっている。

背は高く、170以上はあるだろうか、肉付きもよく、巨乳というより、爆乳といってもいいだろう。メロンでも入ってるんですか?とツッコミたくなるくらいでかい。しかし、太ってるというわけではなくしっかりと出るところはでて引っ込むところは引っ込んでいるという。まさにナイスバディってやつだ。

 全体の雰囲気も相まって、妖艶という言葉がぴったりとくる美女である。


 てか、尻尾2つある!?


 と、それよりゴブリンをなんとかしないと。


「ツバキさん、出てもらったはいいけど、武器も持たない状態で何ができる?」


「ふ、まあ見ておれ。」


 そう言うとツバキさんの身体が薄く光り出す。そして、胸もとに手を入れると谷間から扇子のような物を取り出す。

 どこから出してるんだよ!!というツッコミは心に留めておく。


 そして、ツバキさんの周りに青い炎のが幾つも現れる。扇子を開きゴブリンの方を指すと、青い炎はゴブリンに向けて一斉に飛んで行く。


 てか、これ僕もやばいんじゃないの?なんとかゴブリンの体制を崩して急いでその場から離れる。


 着弾。そして大爆発!!


 ドゴォォォォォォォ!!


 いや、やりすぎじゃ?ゴブリンを中心に、近くの家々を巻き込み大爆発。

 そこには大きなクレーターが残るのみ。

 そして、満足気なツバキさん。


 この人、ぶっ飛んでるな。関わってはいけない類の人だったのかもしれない。だから封印?そういうこと?


「まあ、妾にかかればこんなものよ。」


 うんうん、と満足気に頷くと、そのまま倒れ込む。


「ツバキ……さん?」


 やっぱり、色々と問題のある人なのかもしれない。


 とりあえず、みんなの所へ運ぼう。

 


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