プロローグ
始めまして、結城綾斗と申します。
SF系を書くのは初めてなので、途中ごちゃごちゃしたり難しいワードが出てくるかもしれないですが、タイミングがあれば細かい説明などもしていければと思います。
簡単に言ってしまえば、科学の進歩によって便利になったはいいけど、人々の貧富の差はその分大きくなってしまい、巨大ロボット使って戦争する羽目になっちゃったよって話です。
ロボットアクションは大好きなので、大道展開は用意するつもりですが、鬱展開や悲しい展開等が多めになってくると思います。
長い話になるかもしれませんが、どうぞ生暖かい目で見ていっていただけるとありがたいです。
それでは、お楽しみください。
―人口惑星『カムラ』――
シリコンのような表面の内側に、三層に別れた生活圏を持つ。
その最下層から伸びる軌道エレベーターを、5機の巨大人型ロボット『ギガス』が昇っていく。
「こちらアルファリーダー。間もなく惑星表面、宇宙区域に出る」
「こちら管制塔。アルファリーダー了解。間もなくお客さんが来る、時間まで待機せよ」
「管制塔了解。各機、所定の位置で待機」
―人口惑星『キリクト』上層――
執事「マルクス様、カムラ下層より連絡が入り、位置についたそうです」
執事の男が言う。
窓際に立つマルクスは、電子タバコの水蒸気を口から吐き出す。
マルクス「甲賀君、本当によかったんだね?」
甲賀「良くも悪くも、もう賽は投げられた。今更後悔しても仕方ないでしょう」
ソファに座る甲賀は、不敵に笑う。
マルクス「ふふ、違いないな」
マルクスは窓から空を見上げ、カムラのある位置を探す。
マルクス「もうすぐだ」
短いですが、プロローグになります。
次の話から本編スタートです。
設定についてはところどころあとがきで補足入れていきますね。