一文無しの天才商売人
始まりました、異世界に召喚されたので、ドラゴンになる夢を追います!
3作品同時進行なので、そちらも見ていただければ!
朝起きていつもと変わらないベットに、昨日食べたカップラーメンが寂しく小さいテーブルに置いてある。
俺はため息を吐いて立ち上がりカーテンを開け、太陽の光を部屋へと入れ、呟く
「どうして俺は生きているんだろう・・・」
そう呟いて自問自答する「もう分かんねぇな・・・会社に飼いならされて死ぬ」
俺はTシャツを着て、ビジネスバックを持ち、1LDKの狭い部屋を出ようとドアの前で止まる。
靴を入れる収納容器の上ポツンと置いてあるバタフライナイフ。
護身用で買った物だ、俺の周囲はすべて敵に思えてならない。
俺はバタフライナイフをバックに入れドアを開けて歩く
俺の1日は会社に飼い殺されている。サービス残業に休日出勤、何のために生きているか分からなくなった頃いつもの帰り路を歩いて帰っている最中俺は不自然な光を目にする
道の道路が、紫色に光り、屈折した空間になる
俺はサービス残業や疲れからか、とうとう幻覚まで見え始めてきたのかと思い歩き、紫色の光へと入ると、急激にまぶしい光が広がる。
目眩ましを受けたように見えなくなり視力が戻ると、明らかにおかしい、さっきは夜だったのに、昼のように明るい、熱い太陽の光、辺りを見回すとありがちな中世のファンタジー世界
まさか俺は・・・
「異世界召喚されたぁぁぁぁ!?」
大きく喚いてしまって、通行人の視線を大きく浴びる。
どうやら転移時の現象は特に何もなかったようだ
俺が喋った瞬間全員が振り向いたからである。
普通空間が歪めば、皆なんだろうと思って集まるからである。
って呑気に分析している場合じゃない。召喚されたからには、前世のような厳しすぎる法律も無ければ、魔物退治や、ファンタジックな魔法が使えたりするかも!!
まず最初に確認するわ・・・言葉!!
「あの~すみません!」
比較的日本人系の姿っぽい男性アジア人に話しかける。
「はい?どうされましたか?」
言葉し通じるよしっ
心の中でガッポーズをすると「地図とか案内板ってあります?」
アジア人は笑顔で指さしして「あっちに地図がありますよ」
俺は頭を下げて「どうも~」とお礼を言うと日本人独特の作法にアジア人も少し困惑気味に俺に手を振っていた。
さてと地図の前にたどり着いたが・・・読めるな、いちを・・・意味不明な単語がいくつかあるが基本はひらがなとカタカナみたいな文字で構成された文字だ、大体は読めるが・・・聞きなれない地名や呼び名がいくつもあるためどうするか迷った。
だがまずは資金調達だ、何をするにもまず金がかかる
俺は廃材から何か作り出せないか気になり、市場をウロウロする
相変わらず白い半そでTシャツにスラックスでは目立つためここの世代にあった服が欲しいが贅沢は言えない、さてと・・・いい物は・・・
みかんに似た果物を売っている店を発見これはいいぞ!
俺が挨拶して「こんにちはー、すいません、さっそくで悪いんですけど・・・みかんの皮とかってありますか?」見たところ加工して出しているミカンの商品もあるため皮が出るはず
店のおばあさんは優しく皮を差し出してくれて「えぇ、たくさんありますが何に使うんですか?」
俺は笑って「企業機密です!」
おばあさんは不思議そうに頭をかしげている
さてと・・・材料だが金がほんの少しでも欲しいな
欲しいのは布系なら何でもいい、それと後は煮込める器、後の火おこしから何から何までできるからな。問題は布だ、仕立て屋とか行けば廃材もらえるかなぁ・・・
廃材といえど布は綺麗に使われるケースが多い。廃材だけでもサイフが作れたりとか、バックが作れたりとか・・・そのたetc・・・つまり廃材は出にくいという事だ。
仕立て屋っぽい所に入って聞いてみる
「すいませーん、いきなりで申し訳ないんですけど・・・いらない布ってあります?」
仕立て屋の若い男性が「そんなの、いくらでもありますよ、ほらそこ」
指さした所は服の余りカスが、ご自由にお持ちください的なのがある。
まじこの店天使だわ
俺はもらっていいだけ貰うと、後煮るための物だが、それは俺のステンレス弁当箱を利用すればよい
俺はペットボトルをバタフライナイフが加工してろ過装置を作り、ろ過した水で弁当箱を洗い。
後は俺のサバイバル火起こしで楽勝。
火が安定した所でろ過して貯めておいた水を沸騰させ、その間に、服が解れた時ようの携帯裁縫セットで服の余り糸からちょいちょい縫って袋を作成
その袋にみかんの皮を入れて煮込む!!
汁が透明がかってオレンジ色になった所で汁を、帰りの途中で見つけた空き瓶を大量に拾い集め
汁を入れて完成
ミカン洗剤!、ミカンにはクエン酸が多く含まれているため、この世界では汚れは落ちる部類に分かれるはず、後は販売だ!!(許可がないけど・・・小遣い稼ぎ程度にはいいよね?)
俺はビジネスバックにいっぱいに入れたビンを持ち、価格相場を見るため、雑貨屋へと入る店内をブラブラ歩いて、ふむふむ・・・銀貨100で金貨1枚となり、金貨1000枚で家が帰る程度か・・・
他の洗剤は・・・銀貨20枚って所か、それにしても量がすくねぇな、白く濁った所を見ると単に石鹸溶かしただけだなこりゃ、だがこれは商機のチャンスでもある
量から換算すれば俺の洗剤は銀貨50でも行ける、だが安くしたいため30枚って所だろ
俺は衛兵の位置を確認して循環ルートまで絞る、移転販売で、稼ぎ逃げ回る、こそ泥戦法だ。脱税と言われたらそうなんですが・・・まぁ一文無しだし必要な服や雑貨を手に入れるだけはちょっとだけズルさせてもらいます・・・
俺は正確な文字が書けないため、看板設置はできない、だが地面でビンを出していかにも売ってます的な雰囲気だせば、行ける!
俺は衛兵の交代時間で生まれる一時間の休憩を生かし、市場の人通りが多い所を狙う
俺が品物を広げ始めると、客が質問してきた。こいつは良い感触だっ!!
「これは何ですか?」
俺は待ってましたと言わんばかりに、黒くくすんで使い物にならなくなった食器を取り出し
それに俺の洗剤をかけるとドバっと綺麗に落ちた
客の奥様は空いた口かが塞がらなかった
「これが特注の洗剤です!残念ながら泡ただない所が難点ですが、布に染み込まして使うだけでOK!これがなんとたった銀貨30枚でこの量です!」
奥様は「き、金貨1枚で3個ちょうだい!」
今は大量入荷できるわけではないので、多数買えばサービスを利かせる点はできない、だが・・・これは初めてのお客様でもあるため、サービスしたい
「奥様あと一本お買いしていただけたら-10金貨しますよ?」
奥様は金貨1枚と銀貨10枚でお買い上げ
「ありがとうございました!」
俺の商品を買った奥様で気になり、通行人に一気に注目が集まり飛ぶように売れた
すべて売り終えて大体、金貨10枚と銀貨50枚、35本飛ぶように売れた
よしよし、売り上げ好調!!本当だったら税金で引かれて1銀貨も残らないんだけど・・・
衛兵達の交代時間前に終わったので、事に気が付きすらしなかった。やっぱり異世界最高、相変わらずのザル警備!!
俺は先ほど得た金で、違う仕立て屋へと行く、少し遠かったが、仕方ない、怪しまれたくないないがためである。「すいみませーん、ポピュラーな服って安くてどのくらいです?」
仕立て屋は「金貨1枚で結構ですよ!」
「ありがとう~!」この世界での服は少しボロな感じで目立たない、いかにも中世のザ・平民という服だったが、目立たなくてこっちのほうが良い、それに俺好みのグレーだった
ワンセット買って、着るとどこから見ても平民だ、これなら大丈夫、俺の服は技術の塊だったら!。仕立て屋に見せると
「なんだの裁縫技術は!!職人物だ・・・」
俺は悪どい顔で
「この技術が金貨3枚だと言ったら?」
店は先行投資なら以外と高い額でも出すため
「買う買う!!」
俺は悪だくみする顔で「ズボンもいらないなぁ・・・5金貨で考えるよ?」
「買う買う!!」
ヨッシャア8金貨ゲットぉぉぉ
おまけに俺の服装もガラリと変わり衛兵達が気づいて証拠を追ってもそれは仕立て屋にたどり着く・・・俺の顔はあんまりパッとしないからイケメンでもブサイクでもない・・・(自称)
それとビジネスバックを見て「これも捨てないとな・・・」
このビジネスバックには思い出がある
母が俺の就職祝いで買ってくれたバックなのだ、この世界へ来てしまった以上、帰れない、唯一の母の贈り物、これを売るなんてできない。俺は服装だけでも誤魔化せればいいか。と前向きで歩いた
ここではキャラクターシートを使ってキャラクターの特徴や性別、年齢なども紹介していきます!
氏名:正井 拓人(マサイ タクト 後にタクトのみに)
性別:男
年齢:21歳
武器:バタフライナイフ、格闘技
詳細:社畜生まれの労働被害者、過去にいろいろな経験があり、格闘技を豊富に覚えていて対人戦闘では無敵の強さを誇る。ズル賢く、自分の目的のためなら手段を問わないタイプ