表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チート×チート=  作者: 7676
13/23

一目惚れ

「では、ありがとうございました。」

そういって華麗なる姫は頭を深く下げる。

それはアレクシスにしてみれば当然のことであったが、この世界の人々にとっては驚愕に値することだった。

しかも今いるのは裏道であり、人は勿論のとこ、気配すら感じられない場所だ。


頭を下げれば相手が見えないため、何をされるかわからないのだ。

たとえ前を見ていてもアレクシスから逃れられることなどできないが。


「ああ。まあ依頼だったからな。そこまで感謝される覚えはないよ。」

そういってアレクシスはくるりと後ろを向いて歩き出そう踏み出した途中でとまり、ちらっと姫を見る。


「危ないから送っていこうか?」


その遠慮がちに差し出された手に、姫は内心動揺する。

(彼のことは信頼に値する人だと思うけれど、、私まだ男性に触れたこともないのに、、、)

「、、、、、、、」


その少し困っている姫を見て何を思ったか、アレクシスはフードを取った。

「これで少しは信用してくれるか?」


アレクシスからしてみれば、ただフードをとっただけだったのだが、ヒスイからすると信用云々の問題ではなくなっていた、

   一目惚れをしてしまったのだ。


ヒスイが黙ってしまったことを不思議に思って髪をかくそのすがたも様になっていて、

ヒスイは頭で考えるより先に、からだが勝手にアレクシスの手をとっていた。


それを見たアレクシスの笑顔をみて、少し濡れたのはこの後一生の秘密となるかもしれない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ