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登場人物紹介
-リア・ヒュステ-
主人公。17歳。銀の髪を持つ非常に美しい少女。
突如『聖女』として異界に召喚され、『聖女』を崇拝する帝国軍に拘束される。
状況把握に長けており、肝が据わっている。
体中に清廉な魔力が満ちているのが『聖女』の何よりの証であり、反射魔法と回復魔法に秀でている。
人間嫌いの節があり、特に男に対しては嫌悪感すら抱いている。
必要とあれば人を殺すなど一部人間性が欠落しているが、子供を守ろうとしたり他者の怪我を労わったりするなど本質は慈悲深く優しい。
『聖女』の正体が救世主でもなんでもなく、ただ人間の欲望と妄想のはけ口としての偶像であり肉袋であることを見抜き、その運命に抗う。
自らの進む未来の先にいるのが穢された自分であっても足掻き続け気高く在り続ける姿が、ドラゴンと深く関わるきっかけを作った。
-ドラゴン-
悠久の時を生きる竜族の末裔。性別は雄。雄々しい二本の角、鋭い牙、大きな翼を持ち、白金の鬣と強靭な水晶の鱗を持つ、息を呑むほど美しいドラゴン。
口からは稲妻のように輝く炎を放つ。その炎は触れたものを一瞬で灰にする。
ドラゴンは全ての生命の頂点に立つ存在であるため、非常に聡明で誇り高い。他の種族の事をとるに足らないものと見做しており、特に人間の欲深さと愚かさを毛嫌いしている。
他の人間と違い、偏った人間性や年齢にそぐわぬ度胸、人間への嫌悪感を偽りも隠そうともしないリアに興味を抱く。
古風な話し方をする。