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パート・タイム・バッド・レイディ(日帰り悪役令嬢)  作者: 焼ミートスパ
第二章 気が付いたら断罪が終わっていてお城の地下牢でした
33/39

33 王城では大変なことになっていました@国王陛下目線

「それではこちらの王女の輿入れはナシということで」


そう隣国の大使は嬉しそうに確認してきました




隣国との関係が悪いため、王女が嫁いでくるという婚姻外交で両国の関係を強化しようとしていました


先の戦争では隣国からの宣戦布告で始まっていることからの譲歩でした


これで安心して暮らせると思ったところで甥である公爵がやらかしてくれました




結婚する前から愛人を囲っていました


そして結婚相手に白い結婚を強要しました





それを聞いた隣国の大使は朝一で謁見を申し出てきて、王女との婚約を破棄するように言ってきました


結婚相手を蔑ろにするような一族に大事な王女を嫁がせることはできないというのが理由でした




・・・昨日結婚したばかりの公爵おいのやらかしがなぜ朝一で隣国の大使に伝わっているのだろうか?



疑問に思ったらさる筋からの情報だと教えてくれませんでした



でも判ります


公爵夫人ですよね




国王陛下じぶんにも昨日の夜に来ましたから


公爵夫人の従弟だという子爵令息が使者として届けにきました




・・・なんで子爵子息が配達人のようなことをやっているのかと聞いたら伯爵邸に空きがないので公爵邸の客間で泊まらせてもらっていたら夜に公爵夫人が訪ねて来た大量の手紙の配達を頼まれたそうだ



そのうちの1通が隣国の大使館だったのだろう


その時に聞いていたら止められたのに、と後悔したが後の祭りだった




王女との婚約が破棄された上に、


同格の相手として相互不可侵条約を結ばされた上に、


向こうからの輸入と輸出の関税だけが大幅に削減させられた上に、


一大事があればこちらが隣国に支援のための兵を自腹で送るとうかなり分が悪い条約を結ばされた




まさに踏んだり蹴ったりだった




この恨みというか、一連の騒動の鎮圧のため公爵おいを呼び寄せる手紙を出した

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