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パート・タイム・バッド・レイディ(日帰り悪役令嬢)  作者: 焼ミートスパ
第二章 気が付いたら断罪が終わっていてお城の地下牢でした
31/39

31 公爵邸が騒がしいです

公爵邸の応接室も騒がしいですが、外も何やら騒がしくなっていました




「大変です!、傘下の貴族が押しかけて来ています!」


執事が応接室に飛び込んで来ました





・・・公爵家は応接室に飛び込んでくるのがルールなのでしょうか




執事が言うには


『公爵邸で働いているメイドを無礼を理由に解雇した


もちろん紹介状も書くことはない


その旨ご理解ください』


との手紙が昨日の夜に公爵家の傘下の貴族に届いたそうだ




それを受けて無礼を働いたとされる家と親戚を雇っていた上位貴族が公爵家同様に問答無用に解雇したとか




・・・連座制というやつですね


問題がありそうな人間を好んで雇う物好きはいないってことですね


あとは公爵家に尻尾を振って忠誠を示すという理由もあるでしょう




もっとも解雇された下級貴族 ~男爵や子爵ですね~ としては死活問題です


後を継がない次男、三男、長女、次女の受け皿が公爵や侯爵や伯爵家の使用人ですからね


そこを首になったら生活できません


そりゃ公爵家に働いていて問題を起こした一族の人間の所に来るというものです





・・・昨日の夜のうちに


結婚衣装を脱がしたり、


湯あみを手伝ったり、


食事を運んできた際に


公爵様から見放された哀れな夫人として見下した上に雑に扱った不忠者


と糾弾する手紙を公爵家に関係がある上位貴族と国王陛下送ったとか言われても困ります


全然記憶にありませんから





というか本当に私がしたのでしょうか?


なにか担がれているようで気持ちが悪いです




それに両親、メイド達、伯爵様、執事と応接室にいる人間全員から恐ろしいものを見るような目で見られるとうのは納得できません



私は何もやっていないはずですよ?

やらかしたのは公爵夫人に憑依した主人公のなろう小説愛好者です


・・・そう言えばいまだに主人公の名前が出てきていません(笑)

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