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パート・タイム・バッド・レイディ(日帰り悪役令嬢)  作者: 焼ミートスパ
第二章 気が付いたら断罪が終わっていてお城の地下牢でした
22/39

22 14時 薬草採取に行ったら魔物討伐になったのは間違っているだろうか

「一体なんでこうなった」


ごついおっさんが頭を抱えていた


いやそれはオレの台詞なんだけど





いえね冒険者組合で絡まれたところを助けてくれた恩人(自称)が


「依頼を受けるのは初めてか!」


と驚いた後に


「オレが手取り足取りおしえてやろう!」


とノリノリで言ってきた






「いやいいです」


と断ったんだが


「そうか一緒にやりたいか!」


と言う始末


そして


「やっぱり最初は薬草取りだよな、地形も判るし」


と勝手に依頼を受けやがった


こいつ、人の話聞いてね~(怒)





そして近くの山まで行くことになった訳だがチマチマ歩くというのでホバーで移動した


「わあああああっ」


肩に抱えて移動したんだがもう五月蠅い五月蠅い


山に着くまで大声で叫んでいやがった




着いた後だけど流石に先輩としてのプライドがあるのかフラフラになりながらも薬草の解説をしてくれた


・・・ちょっとだけ感謝してやっても良いかもしれんと思ったのは内緒だ






という訳で山に着いた後は薬草取りを始めた訳だが開始30分でなぜだがクマの魔物に襲われていた


・・・このおっさん疫病神なんじゃね?、そう思ったのも内緒だ




おっさんが倒すと次から次へと魔物が襲ってきた


クマ、オオカミ、トリ、サル、その他イロイロ


もう魔物のオンパレード


・・・おっさん絶対に疫病神だよな





おっさんはA級だそうで最初は


「見本を見せてやる」


とか言って偉そうに倒していた





ところが途中から魔物の数が多くなっていき ~オオカミやサルは集団で襲ってくるからな~ おっさん一人では手が足りなくなった



しかたがないで一緒に倒すことにした


・・・今日、冒険者になりたてのF級に何をやらせると言いたい





まあこの身体のスペックはチートと言ってもいいくらい最上位なのだ


なにせ王族の婚約者で、未来の王妃様(予定)だったのだ


そりゃ普通の冒険者の働きくらいは楽勝というもんだ




・・・だって戦争になったら王族が並んで進撃して敵を全滅させないといけないんだ


魔物に一匹や十匹や百匹くらい楽勝というもんだ





おっさんの手助けをし


おっさんがへばってからは一人で魔物を殺して殺して殺しまくった




そうして一通り殺しまくったらおっさんがドン引きしていた




いやオレもドン引きなんだけど


この身体のスペック凄すぎ


まさに陸の黒船といってもいいくらいのチートだった

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― 新着の感想 ―
なぁなぁで絆されずしっかり断罪されるおっさんが楽しみ。 新人に無茶振りするギルマスや高ランク冒険者って、婚約破棄する王族と同レベルだと思う。
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