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パート・タイム・バッド・レイディ(日帰り悪役令嬢)  作者: 焼ミートスパ
第二章 気が付いたら断罪が終わっていてお城の地下牢でした
21/39

21 13時 冒険者組合でまたもや絡まれる

「お、見かけない顔だな、ちょっと面貸しな」


冒険者組合の建物の中で堂々とカツアゲされた


・・・完全に荒くれ者の集まりになっているな




周りの奴はというと皆がニヤニヤしていた


ちなみに受付嬢は私何も見ていませんって態度だった




キタキタキタキタ~ッ


ようやくお約束のイベントが来たよ


冒険者組合に行ったら絡まれる


定番のイベントだ




とりあえずオレの肩を汚い手でつかんでいる奴から血祭だ





やっておしまい!


某ドロンジョ様風に身体に向かって許可を出すと自動的に足が金的をするように動き出した


・・・この身体のスペック凄すぎ(笑)






「なにやっている!」


怒鳴り声と一緒にいきなり強い殺気が放たれたせいで身体の動きが止まった


そしてすかさず声が聞こえて来た方に向かって身体が自動的に身構える


・・・ほんとこの身体のスペック高すぎるぞ(呆)





「あ、ミスリルの旦那、いやこれはですね・・・」


絡んできた奴がなぜだか弁明を始めた


どうやら声を掛けて来たのは凄腕らしい





「いいからとっとと仕事に行ってこい!」


ミスリルとか言われていた奴がそう怒鳴ると周りにいた冒険者たちが一斉に外に出て行った


顔がごつい上に身体もムキムキなのだ


斧を背負ったら完全に野蛮人になるだろう


・・・ところで今出て行った真昼間から管撒いているバカどもに仕事があるとは見えないのは気のせいか?






「あんたもあんただ、騒ぎを起こすことはないだろう」


こちらに非難が飛んできた


どうやら金的を狙っていたのがバレているらしい





でも後悔も反省もしないぞ?


すべて正当防衛だからな





「あ~、構えを見れば大体誰が師匠かは判るし、あんたの実力も判る


格下相手にあまり無茶やってやるな(ボソッ)」


しっかりバレていた上に隣の国から逃げてきたことまで丸っと全部丸わかりだったようだった






もっとも小声で忠告してくれて、他人に聞こえないようにしている配慮してくれるのはありがたい


下心でもあるのだろうか?と勘繰るのはなろう小説の読みすぎだろうか?





「見た所、登録して間もないって感じか?


そして登録したのは隣(の国)だろう


登録してすぐにこちらに(逃げて)来たってところか」


見ただけなのにこちらの事情がしっかりとバレていた




首にぶら下げた冒険者証からそこまで判るとは見た目に似合わず意外と繊細なのかもしれん


一体このおっさんは何者なんだ!?

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