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パート・タイム・バッド・レイディ(日帰り悪役令嬢)  作者: 焼ミートスパ
第二章 気が付いたら断罪が終わっていてお城の地下牢でした
17/39

17 10時 冒険者組合で絡まれる

「おい、ヒョロヒョロしたナヨッチイ奴が冒険者になれると思っているのか」


そう言って肩を掴まれた




冒険者組合で冒険者登録する際のテンプレが向こうからやって来た


おらワクワクしてきたぞ(笑)







いえね、王城と公爵邸を潰した後、冒険者組合に来たんだよ


もちろん冒険者になるためだ




念のために言っておくけどチマチマと魔物を狩ったり護衛したりする気はない


冒険者になると他国に行き放題なのだ


公爵令嬢としての立場を無くしたオレとしては必須の身分証明書になるはずだ





そのために潰れた公爵邸から男の使用人の服をガメてきて着て来たんだ


短い髪もあってどこから見ても男に見えることだろう(たぶん)




先ほどの声の掛けられ具合からして一応成功したと思ってもいいのだろう


さあどう料理してやろうか


受付嬢も他の冒険者も口も手も出さないということはってしまっても良いのだろう




壁までぶっ飛ばすか


みぞおちをワンパンしてゲロはかすか


短剣で切り刻むか


どれにしようか?


迷ってしまう



思わずニタニタしてしまった




そうしたら


「ヘラヘラ笑っているんじゃねえぞ!」


とか言いながら殴って来た





思わず避けた後、蹴り返してしまったよ


金的に、ね




どうやらこの身体の持ち主は日頃から護身術を鍛えているらしい


考えることなく避けたと思ったら足が動いて男の急所を蹴っていた


・・・同じ男としては心から謝りたいと思ったね





なにせ白目をむいた上に口から泡を出して倒れているのだ


これで済まないと思わな男はいない


たとえ相手が悪くても、だ




・・・冒険者組合の大部屋がシーンとなっていたがオレは悪く無いと大部屋せかいの中心で叫びたい気持ちで一杯だ

気絶すると口から泡を吐くのは事実です

初めて見た時、「あ、漫画と同じだ」と感心しました


・・・助けるのをそっちのけで思ったオレは悪くないはずだ

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― 新着の感想 ―
「ヒョロヒョロしたナヨッチイ奴」な見た目だからこそ反撃食らった冒険者様が間抜けになる最適解。 意識取り戻して文句言うほど株下がるやつですね。 > 気絶すると口から泡を吐くのは事実です まじなんだ・・…
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