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パート・タイム・バッド・レイディ(日帰り悪役令嬢)  作者: 焼ミートスパ
第二章 気が付いたら断罪が終わっていてお城の地下牢でした
14/39

14 宝物庫に行こう!

食事が終わったらお城の宝物庫に行くことにした


こちらは公爵令嬢として何度も行っているので ~王子の仕事の肩代わりのせいだ~ 楽勝だった


わりと廊下でいろんな人に出会ったけど誰にも止められることはなかった


・・・これでいいのかセキュリティ、と言いたい





宝物庫にたどり着いたのだが誰もいなかった





そりゃそうだ


王族が管理している鍵がないと入れないのだ


それも2つの鍵を同時に回さないと開かないという仕組み


そりゃ誰も宝物庫を守る訳がないわな




でも婚約者であったこの身体の持ち主の公爵令嬢の知識に裏技があった


隣の物置の壁に穴が開いているのだ


その穴はタンスで隠されている上、ろくに掃除もされないので誰も近づかないし、気付かない


もしもの時のための非常用の出入り口である


・・・現代人としてはセキュリティがこれでいいのか?と心の底から思う




という訳で埃塗れになりながら宝物庫に入った


・・・婚約者とはいえこんな重要なことを教えていいのか?と心配になったぞ?





宝物庫にはいろいろなものが陳列されている


儀式用の王冠から宝剣、そして代々受け継がれている宝石


もちろん金貨だってある


宝物庫の一部は使わない金を保管する金庫も兼ねているんだそうだ


・・・貴重品はいくつかに分散させるべきだと現代人の常識が叫んでいるんだが(笑)




とりあえず金貨と宝石はごっそりと貰っておいた


当然のことながら収納魔法だ


・・・王族の婚約者は魔法を使えるのが条件だから使えて当然で、ご都合主義だとか非難される謂れはないのだよ




さあ宝物庫の中がさっぱりしたことだし退散しょうかね


意外と時間が掛かっているのでそろそろ脱獄がバレたことだろう



・・・いまだに騒ぎになっていないことからこの国のセキュリティはどうなってるのかと本当に心配になってきたぞ(笑)

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