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パート・タイム・バッド・レイディ(日帰り悪役令嬢)  作者: 焼ミートスパ
第二章 気が付いたら断罪が終わっていてお城の地下牢でした
12/39

12 6時 気が付いたら断罪が終わっていて城の地下の牢屋だった

とりあえず毎週更新を目指します

本当は次の春休みのアップを目指していましたが

意外とポイントを入れてくれる人が多かったので、感謝のため当分は毎週1話づつ更新します

ありがとうございました

気が付いたらジメジメしたかび臭い牢屋にいた


この身体の持ち主の記憶によると3日ほど前に王宮での舞踏会の場で王子から婚約破棄をされそのまま地下の牢屋に直行したらしい





・・・今回はもうすでに婚約破棄が終わっていた


どうやら神様さくしゃはオレのことが嫌いらしい




この3日間、食事の差し入れはなかったらしい


魔法で水を出して飢えを凌いでいたらしい


どうりで身体が動かない訳だ


この分も含めて仕返ししてやろう





だって婚約破棄だって冤罪らしいからな


いつのまにか目撃者が何人も名乗り出て来て刑が決まっていた


・・・そいつらもまとめて仕返ししてやろう




動かない身体を無理やりに動かしてなんとかベットから立ち上がる


空腹でフラフラしたがそこは気力で何とかした


一歩一歩ゆっくり歩いて牢屋のドアに行く


幸いなことに木製のドアだった




外側から太い木の棒で閂をかけているタイプかね?


まあ燃やすんだから鍵を掛けるタイプでも問題がないんだけどな




「着火」


と呪文を唱えて火魔法で扉を燃やす





まあこの身体だと無詠唱でもできるらしいから


「ウ”オルザンベル」


とか言ってもいいんだけどな





あ、だったらレイルザイデン(大体なんでも切れる魔法)でもよかったかもしれんな(笑)


こちらだったら風魔法使うんだけど




とまあ牢屋の扉を燃やしたら看守が


「なにが起こったんだ?」


と緊張感なく近寄ってきた




緩みすぎだ


この国は大丈夫か?


いや大丈夫じゃないから冤罪で貴族の令嬢が貴族牢ではなくて地下の牢屋に囚われているんだけどさ





「ア・クリ」


しっかり覚えていなかったので適当に呪文を唱えて看守の頭を水で包む


看守は何か叫んでいるけど聞こえません


残念だったね


そのまま死にたまえ


そう思いながら30秒ほどそのまま水で頭を包んでやった




半ぐれのテロリストの父親が人を窒息させるには首を絞めてから30秒かかると娘に教えていたらしいというネタが役に立った瞬間だった




看守の力が抜けて床に倒れたのを確認した後、もう30秒ほどしてから水魔法を解除した


いわゆる残心というやつだ


・・・異世界にきてからオタクの知識が活用しまくりだな





衛兵の詰め所に行くと誰も居なかった


この世界はツーマンセルという言葉はないらしい




楽勝すぎてどこかに落とし穴(失敗)に嵌りそうで怖いね


そう思いながら詰め所にあったワインとドライフルーツを食べて一息ついた


空腹すぎてワインで深酔いしそうで怖いが他にないから仕方がない




生水はお腹を壊すから沸騰してからで飲めないという知識が頭の中で音声データとして自動的に再生されるオレは死に至るオタク

24風に進みます

あの番組好きなんですよ

考えた人は神ですよね

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