1.提案、とは?-あとは任せてゆっくり休め-
全47話予定です
読んでくださって、本当にありがとうございます!
もしレイドライバー 1 から 13 をまだお読みになっていない方は、お手数ですがまずはそちらをお読みになってから今作をお読みくださいませ(今作は、前作からの続きものになります)
▼ヒューマンシリーズ、レイドライバーシリーズともに、過去作はすべて作者ページからご覧いただけます▼
https://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/2478453/
実は、レイドライバーシリーズの前日譚の話として、ヒューマンシリーズを寄稿しています(全て完結済みです)
ヒューマンシリーズ全3作を経て、事件が解決して時間が戻ったあとの世界で主人公が成長し、研究に手を染めのてレイドライバーシリーズへと繋がります
※もちろん、レイドライバーシリーズから読んで頂いても話は繋がりますのでご安心を※
もしよければこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!
ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n2996hx/
ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-
https://ncode.syosetu.com/n8320hy/
【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので読みやすいと思います)
https://novel18.syosetu.com/n2786ia/
また、ツイッターでも数日に一度、更新をポストしています(ポストしていない時も、事前告知がなければ毎日投稿です)
https://twitter.com/JohnD_72
■今回から元の投稿ペースに戻ります■
曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップする予定です(例外あり)
※特に告知していなければ毎日投稿です※
1話が大体1500文字前後ですので、少々読み足りないかもしれませんが、スキマ時間にでも読んでくださるととても嬉しいです!
もちろん、毎日定時のご愛読は大歓迎ですし、何より創作の励みになります!
(^^♪)
「提案、とは?」
ジャクソンがそう尋ねると、
「イージスシステムは確かに優柔です。ですが、今のミサイル艦にもそれに準じたシステムが搭載されています。ならば、このイージス艦を囮にして他の艦隊を退避させてみてはどうでしょう。艦隊は一度距離を取って相手の出方を見る、どうでしょう?」
「なぁ艦長、自分が何を言ってるのか分かってるのか?」
ジャクソンは静かに問う。
イージス艦の艦長が言っている囮役、魚雷で中破した速力の出ないこの艦で対多数戦闘をすればどうなるか。それはつまり自身の死を意味する。
「セオリーに無かったとはいえ、雷撃でこのイージス艦を被弾させたのは私です。乗員には極力脱出させます。その上で囮になれば、敵の一時的な足止めくらいはできるか、と。現在、乗員には急ピッチで離艦命令を出しています」
ジャクソンはそれ以上の言葉が続かなかった。
ただ、
「いいのか?」
と問う。
それに対しての回答は、
「ええ、貴方と一緒に仕事が出来て良かったです。妻に、子供によろしくと伝えてください」
と返って来た。
「わかった。残存する艦艇は収容急げ、終了し次第面舵いっぱいで右側外洋に出る形をとれ。どう動いてもいいようにフリゲート艦は雷撃戦用ー意。ミサイル艦は防御システムに注意して動け」
ジャクソンがそう言って返す。
イージス艦からの退艦はスムーズに行われた。全システムを自動で行えるように設定して艦長に委任したそのオペレーターが最後に艦を離れた時には、イージス艦は敵方向に向けてゆっくりと船を向けていく。
そこにSSM(艦対艦ミサイル)が飛んでくる。それをSAM(艦対空ミサイル)で撃ち落とすもまた一発喰らってしまう。操艦から攻撃、防御に至るまで一人でやっているのだ、漏れが出ておかしくない。それでも反撃のSSMとハープーンを発射し、相手のミサイル艦に直撃させた。
続けざまにSSMとハープーンを撃つ。それはまるで[この艦にミサイルを残しておいても無駄になるだけ、だったら一発でも敵に撃った方がいい]と言わんばかりに発射される。その発射回数は通常の応戦よりはるかに多い、同時発射だ。
それが功を奏したのかも知れない。相手空母の甲板に直撃弾を与える事に成功したのだ。さっきのとは別のミサイル艦にも直撃弾を与えた。
しかし、応戦はそこまでだった。
気が付けばミサイルの飽和攻撃を受け、防戦むなしくイージス艦に次々に着弾する。向こうはフリゲート艦から魚雷をまた撃って来た。元々速力が低下しているのと、一人で操艦しているので回避が間に合わない。四発の魚雷を受けてイージス艦は沈みかけていた。
船が沈むとき、周りに小型艇がいると波の衝撃で一緒に飲み込んでしまう。艦長は船と共に沈んでいった。
「あとは任せてゆっくり休め」
ジャクソンはそう呟いた。
全47話予定です
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ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-
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【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので読みやすいと思います)
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1話が大体1500文字前後ですので、少々読み足りないかもしれませんが、スキマ時間にでも読んでくださるととても嬉しいです!
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