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Sちゃんの1日  作者: 望月叶奏
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散歩

 私の名前はSちゃん。とっても都会の東京に住んでいる。私は、一匹のわんちゃんを飼っている。今日は、河川敷を一緒に散歩しよっかなぁと思ってる。

るんるんるるん♪

 私のわんちゃんの名前は、「くれそん」と言います。ドーベルマンという品種ではなくて、しば犬だよ。とっても、大人しくて私とは大違い。私は、たくさんいる兄妹の中でも末っ子で、いっつもわがままばかり言っているSちゃんです。

 まずは、お母さんにくれそんと散歩に行く旨を伝えます。

「お母さん様!くれそんを散歩に連れて行ってくるね。」

「は〜い。いってらっしゃい。」

 そう言って、いつも玄関の扉を開けて、家を出ます。とっても気分が乗っていて、私は楽しいです。お猿さんよりも、愉快な気分になっている自信があります。くれそんとかけっこ。

「よーい!どん!」

 くれそんは走るのが早いから、私はとっても疲れちゃって、困ります。もう、汗だくで、嫌になっちゃう。

 河川敷に咲いているセイタカアワダチソウが、今日も綺麗です。私は、外来種だろうが、日本の固有種だろうが関係ないと思います。それが、地球のエコシステムに影響を与えているとしても私はみんなが幸せに生きていければそれでいいと思います。私は、平和主義者なんです。かわいいでしょ。

 河川敷をただ散歩するだけでは、つまんない。だから、私はスキップします。多分、いっつもこうです。スキップスキップるんるるるん。

 くれそんは、たまにお茶目な一面を私に見せてくれます。道端の草を食べてしまうのです。草を食べる犬、くれそん!なんです。私は、そんなくれそんが大好きです。だって、かわいいんだもの。

 河川敷の公園みたいな、砂場みたいな、広場みたいなところで私とくれそんはフリスビーを使って遊びました。私が、えいっ、とフリスビーを投げると、くれそんはわんっ!と追いかけていきます。私は、その様を見届けます。

 何度も投げてやります。私は、くれそんのパーソナルトレーナーでもあるからです!くれそんの筋肉は、私が鍛えるんだと宣言しちゃいました。全世界に向けて。だから、その責任からは絶対に逃れられないんだという呪文が私にかかっちゃったのです。ふふふ。


 疲れちゃって、家に帰ってきました。もう、ぐったり。今日はもう寝ようかな。お風呂に入るのめんどくさいな。部屋に入って、布団に潜り込みます。一応時計のアラームをセットして、もう一度潜り込む!

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