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[詩] 水の味 / 愛 / 優

一編だと短すぎて文字数制限(200字以下)に引っかかってしまったので、詩を二つまとめて投稿します


作品同士の関連性は無いです

『水の味』


ミネラルウォーターを飲み比べても

僕の舌じゃ銘柄の違いは分からない

けれど鋭敏な味覚を持つ人には

この水じゃなきゃダメだとか

拘りがあったりする


君は自分のことを平凡だなんて嘆くけど

個性は水の味と同じで

簡単に感じたりは出来ないものなのかもしれない


でもね

無理にフレーバーなんか足さなくたって

僕は最初から

君じゃなきゃダメなんだよ



『愛』


君はいつも不安だった

自分は本当に愛されているのか


君はいつも僕を傷つける

容姿や趣味を貶したり

暴力だって振るうし

挙句他の男と寝たりもする


君はいつも目蓋を腫らして謝罪する

けれど口には出さない本心は

「愛があるなら赦されるよね?」


君はいつもそうやって

僕の愛情を確かめたがる



『優』


「人は傷ついた分だけ優しくなれる」なんて

一体誰が言い出したのか


或る人は

優しさを求めるあまり

誰彼構わず牙を剥いた

また或る人は

優しい人になりたいと

泣きながら自傷を繰り返した


そうやって血に塗れ

誰もが痛みを知った世界で

我々は以前にも増して

啀み合いながら生きている

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