6/39
[詩] あなたのいない世界 / 青について
一編だと短すぎて文字数制限(200字以下)に引っかかってしまったので、同時期に書いた詩を二つまとめて投稿します
作品同士の関連性は無いです
『あなたのいない世界』
早朝の駅前ですれ違う他人
電車で隣に座った他人
職場の入口を警備する他人
課長の肩書を持つ他人
客という他人
事務用品を納品する他人
夕刻の大通りを往来する他人
コンビニにたむろする他人
釣銭を投げてよこす他人
家賃を取り立てに来る他人
他人 他人 他人
『青について』
一口に青と言っても、その表情は様々です
遠い南国の透き通る海、砕けた孔雀石の欠片、青白磁の艶めく肌、瑠璃唐綿の五枚の花弁……
では憂鬱の青はどんな色なのでしょう?
それは春の朝の良く晴れた空の色です




